横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道 -48ページ目

横浜の香り教室 平安の香りと親しむ平安朝香道

東急電鉄日吉駅3分にある平安の香りを創り楽しむ教室です。平安時代、貴族や「源氏物語」の主人公光源氏がたしなんだ香り創りや楽しみ方をご紹介。(by平安朝香道 朝倉涼香)

●忘れていた

夏の香り のお茶を淹れました

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

忘れていたことがございます。

 

「源氏合わせ」の日

 

2種類のお茶を淹れて差し上げました

 

 

あの夏の暑い8月

京都から届いた蓮のツボミから

蓮花茶をつくりました。

 

 

 

 

 

 

蓮の花の香りを移せたのは

8本中の2本

 

当時

香りが移せたお茶を頂きましたが

蓮の香りが

  ほんのりむらさき音符

感じられたのです

 

 

コロナカ禍の中

お稽古は中止しておりましたので

再開できた折には

お稽古者の皆様に

召し上がって頂こうと

冷蔵庫に保管しておりました。

 

 

10月の「源氏合わせ」の日

皆様に古代のお菓子と共に

召し上がって頂きました。

 

 

 

 

残念ながら蓮の花の香りは

残っていなかったようです。

 

開きかけた蓮の花が一番

と言われますので

まだ固い蕾では

香りが移るはずもありません。

 

その上2カ月近く保管して・・・

 

私は微かに感じ取れたのですが

それでは

 

   ダメ!

 

なのです。

 

来年は麗しい香りの蓮花茶を

召し上がれるようにいたしましょう。

 

期待外れを予想しておりましたので

代わりのお茶をお出しいたしました。

 

 

徳川家康に献上した

と伝えられている蔵出し茶です。

 

 

 

 

初夏に摘まれたお茶の葉を

茶壺に詰め

標高千メートルを超える

井川・大日峠の「お茶屋敷」で

夏を超し

秋に駿府に運び

家康公に献上した

と伝えられているお茶。

 

その「蔵出し茶」を再現したお茶です

 

一夏を越して

後塾しコクと深みを増した煎茶

 

だそうでございます。

 

蓮花茶の代わり

となりましたでしょうか?

 

蓮花茶は

またのお愉しみといたしましょう。

 

 

 

 

お稽古場

 

お稽古場(教室)は

慶応大学日吉校がある東急線日吉駅から徒歩約3分のところにあり、お問い合わせ、お申し込みの際は場所をご案内します)

神奈川県横浜市港北区日吉本町1-×-× 

 

 

詳しくはお問い合わせ下さい。

 

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●十二単で「香を聞く」は無理ですので・・・笑い泣き

 美味しく、楽しくお稽古をいたしました。part3

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

薫物合わせが終わり

美味しく頂いた後は

 

平安装束に手を通して頂きました

最初に雅楽で使用した

小袿(こうちき)

 

 

 

 

その次にお召し頂いたのは

女房装束(十二単)一具の中の

比翼仕立ての五衣上着

(ひよくじたてのいつつぎぬのうわぎ)

をお召し頂きました。

 

この装束は、重量軽減のため

令和の即位礼で皇后陛下や皇族方が

着用されたそうです。

 

大正時代から定められた

現代の十二単の呼び方は

五衣唐衣裳(いつつぎぬからぎぬも)

と申すそうでございます。

 

装束については

詳しい本がたくさんございます。

中でも絵と文字で解説してある

 

「日本の装束 解剖図鑑」(八條忠基)

 

見た目楽しく分かりやすく学べました。

 

時代によって少しずつ

お召し物や着方が

違ってくるのですね。

 

 

それでも

 

もう重くて重くて

二人係りの重労働となりました。

 

 

こんなに重いもの?

これで過ごすのは無理よね~

 

 

座ったり立ったり

方向転換も容易ではありません

 

 

これで薫物を焚く行為は無理

無理、無理

だそうでございます

 

 

 

 

 

 

 

猫を振り返って見ている感じで

お願いいたします

 

リクエストにお答えして

 

  ハイ ポーズ

 

表着だけで

長袴(ながばかま)も裳(も)

も身につける元気もなく

クタクタとなりました。

 

 

この衣装は中国の纏足(てんそく)

と同じかも知れませんね。

 

 

とのお言葉

表現は違いますが

私もそのように感じました。

 

 

美しい憧れの装束も

着用してみないと分からないものです。

 

違う意味も見えてくるかもしれません。

 

縛られるのがお嫌な方には

お勧めできません。

 

 

平安朝香道の

香筵(こうえん・香席)では

切袴と白衣ですのでご心配なく。

(薫物合わせは袴と白衣でした。

余裕が出来ましたら復活いたします)

 

でも楽しくお過ごしくださって

とっても嬉しく思います。

 

またいつか機会がございましたら

お召し頂きましょう。

 

 

次回は単(ひとえ)に

長袴(ながばかま)

裳も着けて頂いて唐衣(からぎぬ)も

お召し頂きましょうねラブラブキラキラ

 

 

ラブラブ平安装束お召し頂きましたルンルン 

  美味しく、楽しくお稽古をいたしました。part2

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

 

昨日の続きです

 

年3回行なわれる

「源氏合わせ」は

土曜日に行ないました

 

今回は「源氏物語」の

第十二帖「須磨」

 

 

「源氏合わせ」

平安朝香道では

毎年季節ごとに(年3回)「源氏合わせ」

と呼ばれる「薫物合わせ」を行っております。

 

「源氏合わせ」は「薫物合わせ」で

「物合わせ」の一つです。

日本で、また世界でも平安朝香道だけで

行われている香道の遊びです。

 

平安時代に行われていた「物合わせ」には

「絵合わせ」「歌合わせ」「物語合わせ」

「前栽合わせ」「貝合わせ」「薫物合わせ」

などがあり

その優劣を判者(審判)が判定します。

 

 

 

 

 

「源氏合わせ」の後は

お菓子を頂き

 

 

 

 

お腹が満たされ

その後は?

 

 

       

皆様、幼い日に返り

 

   姫君ごっことなりました。

 

恥ずかしいのですが照れ

     ラブラブ姫君になってみたいキラキラ

 

 

揃って昔女のコ

お顔は平常?

いえいえ

皆様かなりほころんでいらっしゃいました。

 

心ではしゃぎながら

ポーズを付けて下さいました。

 

雅楽で使用する

小袿(こうちき)を羽織って頂いて

いいえ  お召し頂きましたルンルン

 

「ハイ!       

    ポーズ OK」      

 

 

 

 

 

  「猫も一緒に」

 

のご希望で

 

   「ハイ ポーズニコニコ

 

何故足元に猫なんぞが?

 

そうお思いでしょ?

 

なぜなら

16年10カ月、私と過ごしたニャン子に

似ておりましたので

留守のお教室を守ってもらおうと

置くことにしたのです。

(本物はアメリカンショートヘアー

の雑種で模様が違いますが)

 

 

 

 

 

以前は鎌倉で見守って

もらっておりましたが

こちらへお引っ越ししてきたのです。

 

 

そのようなわけでお稽古場には

もう1ニャン、合計2ニャン常駐しております。

 

 

今年2ニャンの猫を見送られたお一人は

この茶とら猫が

その1ニャンに良く似ている

とのことでした。

 

そのようなわけで茶トラニャン子

と一緒に撮ることをご希望になりました。

 

 

私と同じ思いの方が

ここにもいらっしゃったのだと

嬉しいような・・・

 

彼女はまだ深い哀しみの最中ですので

嬉しいとも申せません

 

 

やはり

 

ペットを供養する

薫物を創らなければ

 

と思うのでした。

                まだ続きがございます。

                        つづく

●お腹も満たして、心も満たして

 美味しく、楽しくお稽古をいたしました。part1

 

 

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

お天気もよく

土曜日とあって町中は

とても混んでおりました。

 

大きく広~~い部屋では

ございませんが

静かなお部屋で「薫物合わせ」

をして参りました。

 

お稽古を始められて

1年ほどの方

コロナでお稽古も休止

なかなか香を合わせる機会を

お持ちになれませんでした。

 

その方の合わされた

「菊花」を聞き

 

 

 

 

年に3回行なわれる

「薫物合わせ」を行ないました。

 

「源氏物語」の一帖ごとを薫物で表現し

それぞれの薫物を

評価し合う「源氏合わせ」です。

 

今回は「須磨」でした。

 

 

 

 

 

 

お一人お一人が創られた

とても麗しい香りを

楽しく聞かせて頂き

心休まる時を過ごして参りました。

 

奏香をして頂き

薫物を聞き

その後、お茶にいたしました。

 

 

 

 

 

 

今回は2種類

 

 

京都の老舗

亀屋清永の清浄歓喜団

 

 

 

こしあんに7種類のお香を練りこみ

米粉・小麦粉で作られた生地で包み

胡麻油で揚げたお菓子です。

 

 

奈良時代に遣唐使が仏教と共に

日本へ伝えた唐菓子の一つです

 

 

本来は

神仏へのお供え物として

貴族たちの饗宴に食されたり

儀式性の高い菓子でした。

 

伝来当時は

栗、柿、あんず等の木の実を

甘草などの薬草で味付けしたと言うこと。

小豆餡を用いるようになったのは

徳川中期後と伝えられています。

その秘法を比叡山の阿闍梨(あじゃり)より習い

今に至るとのことです。

 

 

もう一つは

 

きんつばの

「吟角」

 

 

 

この2種類を

お取り寄せいたしました

 

 

「清浄歓喜団」は

昨年も頂きましたので

お味は皆様ご存じ

 

 

香料の香り~

とっても良い香りルンルン

薫物を頂いているようなのだけど

漢方でもなく

 

何だかあり難い感じ

心身が洗われるような・・・

 

だそうでございます。

 

「吟角」は

 

きんつばだけど

そうじゃない

今までいただいたことがないわびっくり

 

イチゴの香りがするいちご

 

だそうでございます。

 

ご馳走様でございます

大変美味しゅうございました。

 

 

来年もお楽しみに

 

このあとまだ続く

お楽しみがございました

 

         つづく

●忘れ物は無いかしら?

 お稽古の日が近づいてまいりました

 

 

ご訪問ありがとうございます

平安朝香道の朝倉涼香です

 

 

とっても寒くなりました

早朝は北風が吹いていましたね。

 

北の方では紅葉の見頃情報も

聞かれるようになりましたもみじ

 

 

 

 

 

 

今月はお稽古が

再開出来るようになりました

なんと嬉しいことラブラブ音符

 

 

久しぶりのお稽古ですので

10月に入ってから

いつもよりも速く

時が過ぎていくように思えます。

 

香道に使用する調度(道具)は

お稽古当日持って参りますので

大丈夫ウインク

 

 

今月は「源氏合わせ」ですので

少し趣向を凝らしたお稽古を

と思い

先月よりあれやこれやと

考えておりました

 

その準備には

かなり時間を要したのです。

 

京都の老舗「亀屋清永」の

「清浄歓喜団」と他にも一品

 

去年もお出ししたものですが

今年も皆様と頂きます。

 

 

 

 

 

そして平安の装束も出してみました

 

 

 

 

これは雅楽用として

持っているもので

準正装としての

小袿(こうちき)と呼ばれる

装束です

 

袿(うちき・中に何枚も重ねる)よりも

丈が短かく作られております。

 

女房装束(十二単)の点検などしている内に

刻々と時は過ぎていくのでした。

 

とても重いものですから

すっかり疲れ果ててしまいました。

 

明後日は、肝心な薫物を

忘れないようにしなければ・・・

 

久しぶりのお稽古ですから

身を引き締めて参りましょう。