いつの間にかすっかり秋めいてしまいました。
騒がしかった海辺にも秋の気配が・・・。
伊豆で遅い夏休みを過ごしました。
奥石廊崎まで車で行くと、ほのかにとても芳しい香りが漂ってきます。
思わず皆で香りの発信源を探してしまいました。
その香りは、葛の花でした。
この芳香に、たくさんの蝶や蜂が集っていました。
すぐに思ったことは
「葛のはちみつ」ってあるんだろうか? です。
何の香り?
ジャスミンのあの強い香りでもない、ブドウ?
表現の仕様のないいい香りなんです。
きっときっと美味しいはちみつができるに違いないと思いました。
でも、「葛のはちみつ」を売っているところはなさそうです。
葛は秋の七草の一つ、昔からず~っとこの香りを放ち続けてきたんでしょう。
根は葛粉や葛根湯の原料に。
葛の根は、今では貴重な物になっていますが、こんなにたくさんあるなんて驚きでした。
木々に絡みついて、崖を這い登るように繁殖しています。
このツルは嫌われ者。
ひょっとして、このツルのために植えようと思う者が減ってしまったのかもしれませんね。
葛のはちみつはきっといい香りがして美味しいに違いないと勝手に思ったのでした。