空港からホテルまでの移動は少しでも危険性を回避する為に、メーター加算タイプのタクシーではなく、少し割高だが行く先を告げてのハイヤーを選択する。
事前清算で渋滞にはまろうが道に迷って時間が掛かろうが追加料金はなく、気分的にも随分と安心出来る。
今回のブラジル・サンパウロ滞在はわずか4泊というタイトなスケジュールだが、今回も以前ブラジル全土を襲った大停電の時に宿泊した時と同じホテルで、慣れている分、勝手が分かりこちらも気分的に楽である。
ホテル近辺の地理にも詳しくなり、地図を片手に散策することもお手のもの、しかし、やはり夜のひとり歩きには緊張が伴う。
そして言葉の不自由はいかんともしがたく、まったく英語が通じないと身振り手振りで説明しても中途半端なまま諦めないといけないことも発生してしまう。
ポルトガル語のメニューは一体それが何なのかさっぱり分からず、近くのテーブルの人たちの料理を見て、マナー的にはしてはいけない指差しオーダースタイルに頼らざるを得ない情けない自分が存在するが、旅の恥はかき捨てとばかり、あまり気にならなくなってしまっている。
某日、立ち寄った人気のハンバーガーショップ

某日、午後7時半頃、サンパウロの大通り、交通量も多く、ひとの往来も多いが、徒歩で20分ほど掛けてアポイントを入れていたショールームに向かう途中、一本脇道に入ると一気に雰囲気は変わり、前後を意識しながらの早歩きとなる。
未だ慣れぬ南米、常に不安と隣り合わせで緊張の連続。
シュールームで出してもらったレッドワイン、本当は晩ご飯にとハンバーガーもご馳走になったが、その包み紙が某ハイエンドブランドを真似たロゴが入った超高級ハンバーガー?で、当然その写真をアップするわけにもいかず、ここはやむを得ず我慢?

そして、気がつけば帰国日、フライトは午後9時10分発のシカゴ行き、夕方5時までチェックアウト時間を延長してもらい、スタッフにお礼を言って、チップをあげて、タクシーに乗り込み、夕方の渋滞気味のサンパウロ市内を抜け、空港まで50分ほどで到着。
ここまで運良く大きな問題も起こらず、搭乗カウンターが開くまで、静かに待つ。
そして搭乗券を受け取り、手荷物検査、税関出国手続きを終えて、ラウンジでひとりいつものごとく時間をつぶす。
ナイトフライトで晩ご飯の後は記憶が定かではなく、シカゴに午前6時頃無事に到着。
そして、成田行きのANA便に乗り換える為、ターミナル移動、再びアメリカ式の手荷物検査。
ベルトも外し、靴も脱がされ、大嫌いな厳重警戒の検査場を通過して、やっとの思いで、ラウンジで搭乗までの4時間ほどを過ごす。

指定席となっているクワイエット・ルームのいつもの窓際のソファーに腰掛ける。

窓から見える景色も前回とほぼ同じ?

疲労度も半端ではないが眠たくても眠れない、退屈で仕方ないが信じられないくらいゆっくりとした時間経過。

こんな行程も完璧に飽きてしまい、飛行機に搭乗するのも当分出来ればお断りしたくなるほどだが、最後の成田行きの13時間を耐えれば、それも叶う。
何もかもに飽きてしまい、機内ではシャンパンとワインを飲んで、ふて寝?
こうして、大げさに書き綴った9回目のブラジル出張も無事に幕を閉じた。
cheers


























