Brazil | Ready Steady Go!

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Season Concept
   ~ London Eye ~


今回もやはり言葉では簡単に言い表せないブラジルの魅力が存在する。


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ファッションの仕事で滞在しているわけだが、あんまり本音で伝えていくと行きたくなる人が増えてしまうから、極力ファッションには触れないずるい考えを先行させる。


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これまで数多くのイギリスはじめ、ヨーロッパブランドを先駆けて日本に紹介して来たが、未だ私の手元で懐いてくれているブランドは残念ながら皆無に近い。


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皆、大手が鼻先にぶら下げる美味しいそうなご馳走を目の前に、お金では決して語ることが出来ない私が主張するこだわりでは、明らかに勝負にならなかった現実が存在する。


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この結果も宿命とはいえ、やはり悔しさと空しさが交錯し、ひとり涙したことも数知れずある。


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ブラジルに出会い、恋してから5年の歳月が流れるが、広大な土地に豊かな自然、開放的で素朴な国民性の魅力があり、これからもっともっと進化していく可能性が高い。


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2014年のワールドカップ、2016年の夏期オリンピック開催決定と、遠い南米ブラジルがこのふたつのビッグイベントにより、世界の檜舞台に立つ事になるはずだ。

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ワールドカップ開催中は、おそらく国民のほとんどが本国の試合を優先させ、仕事は二の次となる現実に最初は驚き、戸惑いもあったが、今ではそれも仕方ないと受け入れられるキャパが出来上がった。


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他国との貿易には、想像もつかない葛藤がこれまでも存在したが、私も長年の経験から少なからず成長したようで、諦めた訳ではないが固執しても、どうにもならないことはならないと教えられた。

経済成長とともにアートやファッションだけでなく多方面で更に輝き始めているのも事実だが、ワールドカップ開催中の現在、分かっているとは言え、やはりブラジル本国の試合観戦優先で仕事は二の次となっていることも又事実、羨ましいような? 呆れるような? 正直複雑な心境が交差する。

この国との付き合いはいいにつけわるいにつけ驚きの連続で、魅力以上に神経をすり減らす。


cheers