Ready Steady Go! -26ページ目

Ready Steady Go!

Season Concept
   ~ London Eye ~

不順な天候続きのせいか、気分は正直あまり宜しくない今日この頃。

数日の夏休みさえ一切取れないまま猛暑の今夏を過ごしてきたが、数日前から随分と涼しくなり、喜ぶべきはずが、季節の変わり目、仕事ざんまいによる疲れか?、火に油を注ぐスタッフのお陰か? 疲労度はかなりのはずで、少しはのんびりしたい願望とは裏腹に、30日からパリコレにあわせて再度パリに向かわなくてはならないが、あまり気分は乗ってこない。

とんでもないくらい古い話に逆戻りだが、7月にロンドンからベルリンに飛び、4泊して猛暑のべルリンのふたつの展示会を動き回り、てんてこ舞いの毎日だったが、8日の夜仕事が終わった後、イギリス人に誘われ、ドイツ人が大勢押し寄せるリバーサイドのレストランでワールドカップ準決勝ドイツ対スペイン戦を観戦することになる。



Ready Steady Go!


会場に到着した時にはすでに遅し、砂浜をイメージしたデッキチェアに空きはなく、地元の大勢のドイツ人で埋め尽くされていた。


Ready Steady Go!


午後8時を過ぎているというのに、この雰囲気はたまりません。


Ready Steady Go!


当然、日本人は誰もいない、蓄積された仕事の疲れを忘れさせてくれる私好みの空間に、これから数時間、酔いしれます。


Ready Steady Go!


そしてビッグスクリーン前のお金持ちのドイツ人オーナーの総勢30名ほどのテーブルにお招きされ、特等席で試合観戦まで、まずはドイツビールで乾杯。


Ready Steady Go!


ピッチに選手入場だが、まだ少し余裕がある。


Ready Steady Go!


スクリーン前の長椅子もほぼドイツ人で埋まり、試合開始のレフリーのホイッスルを待つ。


Ready Steady Go!


キャプテンがコインによる場所決めの瞬間?


Ready Steady Go!


そして、前半戦が静かな雰囲気で始まった。


Ready Steady Go!


0対0で前半戦が終了してハーフタイム中、マイカメラは自然と前を歩く女性にピントを合わせる。


Ready Steady Go!


すっかり日が落ち暗くなった頃、後半戦が始まる。


Ready Steady Go!


スペインCBブジュルのヘディングシュートでスペインが先制して、ご存知のように1対0のまま、試合は終了して、ドイツ人で満席だった会場も敗戦後は一瞬にして、ひとがまばらになる。


Ready Steady Go!


試合を振り返るダイジェストをむなしく眺めるドイツ人若者が数名。


Ready Steady Go!


どこか寂しげなカップルがスクリーン前を横切る。


Ready Steady Go!


おそらくドイツの勝利を予定して準備していた花火が、闇夜の空にむなしく打ち上げられる。


Ready Steady Go!


会場のまわりの雰囲気とご馳走になっている手前、スペインを応援するわけにもいかず、中立の立場で、4時間以上をビールとワインとフットボール観戦に酔いしれる。


Ready Steady Go!


明日は展示会最終日だが、一段と気温が上がり35度を超すらしい。


Ready Steady Go!


午前1時前の地下鉄になんとか間に合い、30分かけてホテルに戻り、余韻など感じないまま夢の中へと、、、、、、、、、、、


cheers





またまた2ヶ月ほど前の Back to the future ? 古いお話に逆戻り。


ロンドン滞在中の7月5日の朝、宿泊ホテル近くの公園に散歩に出かける。


Ready Steady Go!


人もまばらなこれぞ英国式緑濃き芝生の上に根っ転がり、限られた時間だが可能な限りのんびりと過ごす。


Ready Steady Go!


蒼い草の匂いと澄んだ空気が心地いい。


Ready Steady Go!


先日ご紹介したゲイ・パレードのプライド・ロンドンも独特なイギリス文化が感じられる象徴的なイベントだが、ガーデニングを始め、自然とふれあうこともイギリスの伝統的な文化で、対極的だがどちらもまさに 『 THIS IS ENGLAND 』でお気に入り。


Ready Steady Go!


つかの間の僅かな息抜きのあと、部屋に戻り、次の目的地ドイツのベルリン行きの準備に取りかかる。

6泊のロンドンステイもあっという間に終了して、部屋を片付け、荷物をスーツケースに詰め込み、チェックアウト。

そして予約していたミニキャブに乗り込み、ヒースロー空港に向かう。

もうこんな行動も何十回、いや百回以上繰り返しているかもしれないが、事情が解り慣れたロンドンが一番落ち着くし、問題なく進行して行く。

ターミナル1のスターアライアンス加盟のイギリスで2番目に大きな航空会社 bmi のチェックインカウンターで搭乗手続きを終え、午後2時40分のフライトまでラウンジでくつろぐ。

ずっとひとりであまり日本語を話してはいないが、ホームシックというよりかは、成田を出発してから11日目を迎え、本音でこっそり伝えるとそろそろフードシック気味で美味しい日本食が恋しくなってきた。

ラウンジの食べ物も機内食の味も美味いというにはほど遠く、気温の影響もあり、あっさりとした和食味を欲しがっている。

ヨーロッパは朝夕になると気温が下がり、湿度も低く涼しい風が心地よく感じられ過ごしやすくはなるが、日中はやはり気温が高く、冷房無しではちょっぴり苦労する。

外国人に囲まれた機内で退屈な時間を過ごすが、1時間半でベルリンに到着。

機内アナウンスではここベルリンも30度を超す気温らしく、移動移動の連続に汗びっしょりとなり、今回の行程も後半戦で、最終滞在都市ベルリンではさすがに体力的にもキツく感じ始めた。

ベルリンの予約もアパートメント式のホテルで、チェックイン後は道を挟んだ向かいにあるスーパーマーケットで晩ご飯の買い出しに散歩も兼ねて出かける。

まったくドイツ語が読めないから、食材内容選びにも苦労するが、パッケージを参考にほとんど感が勝負といったところ。

前回の1月の氷つきそうな真冬と違って、日没が遅いヨーロッパ特有の初夏の開放的な雰囲気は、幾分疲れ気味の心身ケアにはもってこい。

されど今晩も日本語で会話する相手もなく、ひとり部屋で黄昏れながらの時間を過ごす。

まずは明日の午後から、ブレッド&バターに出展する LAシューブランドの GOURMET/グルメの各国から集まったエージェントと一緒にセールスミーテイングが始まる。

忙しい4日間が始まるため、今晩は早めのご就寝とさせていただきます。

cheers



民主党政権が誕生してから1年が過ぎたが、なぜあの時、国民はこの政党に期待し支持したのか。

確かに長年続いた一党支配により、政治に対する国民の不信、不満は限界に来ていた気はするが、今の民主党政治の低落ぶりを見れば、果たしてあの選択が正しかったのか、大いに疑問が残る。

振り返れば、自民党の安倍政権、福田政権、麻生政権時、国会で質問する彼らの姿が勇ましく見えたのかもしれないが、残念ながらキャリアもなければ、政治家としての資質がないのひと言につきる。

野党時代、国会中継では批判することばかりが際立ち、政治家としての器がいかに小さいかが露呈していた。

そしていざ与党となり政権を担うと、人材のなさはもちろん、ビーナスに行ったことがあると言っていた、世間では美しい?と言われていたらしい無責任にメディアがあおる情報を真に受けた一般大衆評価の美貌をぶら下げ、夫人のセンスのカケラも感じられない悪趣味なネクタイ選びを、さも誇らしげに結んでいる容姿は、どうみても日本国のトップとしての貫禄はおろか、一般レベルでも疑問だ。

さらに夫人に付き合い太陽をパクパクと食べていた?わりには、一国の首相として友愛という言葉ばかりを強調、乱発して、きれいごとばかりでは情けなさすぎる。

東大卒という学歴と資産家というだけで、総理が務まるほど甘くはないということであろう。

秘書の問題は政治家の責任と野党時代やたらとまくしたてて辞任要求をしていたはずだが、いざ本人の多額の政治資金収支報告書の虚偽記載問題が発覚すると言い訳のオンパレードで、選挙目的できれいごとを並べた公約のマニフェストや沖縄の基地移設問題からも分かる通り、誰からにも嫌われたくない風見鶏で八方美人のこの人の言うことはまったく信用出来ないという結論だ。

もし、マニフェスト通り実行すれば、国の財政が破綻するのは目に見えている。

指導力、統率力、判断力、決断力のない無能さに加え、自分自身が言ったことも二転三転してはっきりしない姿勢では、世界一無能な首相と陰口を叩かれたかもしれない。

今回の代表選を見ても、最初は菅支持を表明しておきながら、意味不明な理由で小沢支持に寝返り、軽井沢でアニマル浜口の専売特許の気合いだで気勢を上げている姿は、支離滅裂で信念というものがまったく感じられず呆れてしまう。

数は力なりかもしれないが、小沢支持の1年生議員の姿は、国政を担うにはどうかと思ってしまうのは私だけだろうか?

どう見ても、幼稚園のお迎えに来ていそうな母親の姿とあい重なるのはどうしてなのだろうかと、、、、、、、、、、、

以前、国会で自民党議員に倒されて怪我をしたと大騒ぎして、その後、大根役者でもやらないような松葉杖姿で国会に出席していた女性議員がいたが、そんなことでしか利用価値がないなんて、寂しすぎます。

見たくはなかったがお怪我をされた?おみ足は、確かにリッパな巨大大根ではありましたが、、、、、、、

今回の第二次菅内閣の顔ぶれを見ても、それほど期待感は持てそうもなく、保守中道、右派、左派と政策や主義主張が異なる大所帯で挙党一致をうたっても、カリスマ性のあるリーダー不在の今の現実では、やむを得ないかもしれません。

お得意の一兵卒という肩書きの小沢一郎という政治家にはキャリアがあり人を束ねる力があるようにも思うが、如何せん若手議員が多数を占め、他議員に比べればカリスマ性も存在し期待感もなきにしもあらずだが、個人的な理由で申し訳ないが、彼のルックスも含めたかもし出す雰囲気が男として魅力が乏しいし、好みではない。

菅首相も民主党の中では大物議員と言われようと、歴代の首相と比較するとあまりに小粒で権威も貫禄もなさすぎる。

田中角栄、福田赳夫、大平正芳、中曽根康弘、三木武夫の時代は、首相だけにとどまらず、個性ある実力者が勢揃いしていたように思う。

いつ頃から、このように政治家の質とレベルが著しく劣り始めたのだろうか?

民主主義のもと、やはり国民の選択とはいえ、衆議院絶対安定多数の308議席が今の政治の迷走の原因ではないのだろうか。

財政再建、年金問題、外交問題、官僚主導型政治、少子化問題、沖縄基地問題など山積しているが、当分迷走は続きそうな気がする。

9月19日は、警察庁長官、中曽根内閣の官房長官、宮沢内閣の副総理、法務大臣などを歴任された後藤田正晴氏の命日で、平成5年の政治改革後、自民党が分裂して過半数を割り、八党派によって細川連立政権が誕生したが、もしあの時、後藤田氏を総理に推す声で総理になっていれば、今の日本の政治は明らかに変わっていただろうという有識者は実に多い。

残念ながら、80歳というご高齢と体調面から辞退されたそうだが、本人も以前からおっしゃられていたが、あと10年早く政界に進出していれば、間違いなく総理大臣の地位に就けた実力者であったはずだ。

中曽根元総理のことを、最近みられるような間に合わせの総理になるひとたちとは違っていた。と、、、、、

奥歯にものがはさまったような言い方をするのは好きではないし、そういう言い方をする人も好きではない。曖昧さを嫌い、とにかくはっきり言う,明確に決断する、決断したら実行する。

その明瞭さをモットーにして、相手にもそれを要求する。

わけのわからない、ぐるぐる回っているようなひとは嫌いだ。

要するに、いいにしろ悪いにしろ、はっきりしないひとは嫌いだとおっしゃっていました。

最近目につくChicken heartの意味は、臆病者、弱虫、弱気、腰抜け、小心者、卑劣、分別のない、尻込みをする、あきらめる、怖じ気づくなど、、、、、

人間だれでも、ひとりだと弱いもので、どこかで誤摩化したり、自分に都合良く言い訳もしますが、姑息でずるいのはいけません。

曖昧であやふやな、根拠のない若さゆえの自信にいつまでもしがみついているのはみっともないし、貧しい自尊心は男としての成長の妨げです。

行動力のある人は自信があり、自信のあるひとは言い訳の前に行動して結果を出します。

負けそうな気持ちになると自分自身を叱咤激励、そして戒める時に後藤田先生の信念の言葉を思い出し、自分に言い聞かせます。

合掌




7月3日の土曜日、ロンドンでの話となるが、ワクワク感とともに興味をそそられる方も、そうでない方も、レインボーカラーが象徴のウルウルとした表情の数々をお愉しみいただければと思います。


Ready Steady Go!


この世界を知ったといっても、あくまでも第三者的な立場としてですが、過去どの国に出かけてもその筋のお方にお声をかけられ、お誘いを受けたことは数知れずある歴史が存在しますが、かたくなにお断りして現在に至っているわけです。


Ready Steady Go!


イギリス、フランス、イタリア、スペイン、ブラジルの知人&友人にはカミングアウトというか、何の戸惑いもなく公言しているのが普通で、それゆえにそれほど驚くほどのこともなく、過去一歩間違えばと思ったケースもないとは言えないが、かたくなにお誘いを断り続け、過去も今も外から鑑賞させていただいているわけです。


Ready Steady Go!



美に関わる仕事の関係者には、その筋のお方の存在率が高いのも事実。


Ready Steady Go!



そして今回、毎年恒例のゲイ・パレード ( プライド・ロンドン ) このイベントに偶然遭遇して、アンダーグランド的でどちらかというと閉鎖社会の日本と違い、同性婚姻まで認知しているこの国のパワーあるひとつの文化が垣間みれた気がする。


Ready Steady Go!



礼にはじまり、礼に終わる精神にも匹敵しそうな、ゲイにはじまり、ゲイに終わるパワフルな1日だったのではないかと想像する。


Ready Steady Go!

錆び付いた記憶を思い返せば、過去ロンドンのパプでスーツ姿のビジネスマンに口説かれ、


Ready Steady Go!


深夜、パリの地下鉄で迷子になり、紳士的な安心出来そうな人に助けを求めると、ホテルに誘われ、


Ready Steady Go!


19歳という弾けるような若かりし頃、夜遊び後、終電を見逃し、サウナで時間をつぶしていた時、その筋のお店のひとにスカウトされそうになり、


Ready Steady Go!


ゲイバーに遊びに行けば、お客として来ていた本物のその筋のふたりに両脇に座られ、ボディータッチされそうになり、


Ready Steady Go!


それでもかたくなにお断りして今に至っておりますが、今回の偶然のストリートパレード鑑賞&観賞は、久しぶりに私なりにこの世界を楽しませていただきました。


Ready Steady Go!



cheers




初めてロンドンの土を踏んでから30年目を迎えた。

足繁く通い続けている大英帝国はかつては栄華を極めていたが、保守的で強硬な性格から鉄の女と呼ばれたサッチャー首相時代の80年代、町には失業者があふれ、ピーク時は300万人もいたと言われている。

そんな厳しい不況下の中、若者のフラストレーションのはけ口から、様々なストリートカルチャーが誕生していった。

ロンドンのストリートカルチャーの象徴とも呼ばれる70年代のパンクムーブメントは、世界の常識、価値観を覆すほど強烈で、セックス・ピストルズを代表するパンクスたちの魂が芽吹き、根付いて行った。

世界中の国から人が集まり生活しているロンドンに、1980年初めて訪れて3ヶ月間過ごしたわけだが、強烈なカルチャーショックを浴びせられた記憶は未だに鮮明に残っている。

確かに驚くほど不味かったロンドンの食事も、違った意味で記憶に残ってはいるが、他の都市には存在しない独特の魅力がそこにはあった気がする。

今ほど情報もなく、足で得た情報だけを頼りにロンドンの町をひと味、ひと味、噛み締めて行った気がするが、第一印象が良くなければ、今の私は存在しなかったかもしれない。

象徴的なこの魅力がと断言出来るほどの何かがあったわけではないが、ひと言肌が合ったというか、通えば通うほど、又来たくなる不思議な雰囲気があった。

個々の個性を重視する国民性だからこそ、数々のムーブメントが誕生したわけだが、日本人にはないオリジナリティーには感服させられる。

長年の歳月の中で学んだことは数知れずあるが、やはり意思表示を明確にする点は、東京で生活していてもとても重要なことだと認識している。

日本文化の象徴的な奥歯にものがはさまった言い方は、海外ではまったく通用しない。

曖昧な言い方は不信感以外のなにものでもなく、表情乏しい日本人は何を考えているのか、読み取れないとも言われる。

世界でもダントツに勤勉でまじめで親切な日本人も、残念ながら一歩世界の広さに直面すると個性に欠けたはっきりしない国民性となってしまう。

そんな気持ちが常に交錯しながらの今回のロンドン滞在。

昨晩の夜景をほぼ同じアングルで、翌朝もシャッターを切ってみる。


Ready Steady Go!


清々しい朝日に照らされたカラフルなショップとイギリスの象徴真っ赤なダブルデッカー


Ready Steady Go!


そして、バスに揺られセントラルロンドン・ソーホーに出かけて市場調査ですが、途中同年代で80年代あこがれのひとりであったビスポーク・テーラーのMARK POWELL/ マーク・パウエルの Marshall Street に3月にオープンしていたショップに立ち寄る。


Ready Steady Go!


世界のセレブリティが、彼の仕立てたスーツに袖を通す顧客とある。

George Clooney, Harrison Ford, Mick and Bianca Jagger, David Bowie, George Michael, Bryan Ferry, Naomi Campbell, Usher, Frank Lampard, Darren Clarke, Scary Spice, Daniel Radcliffe, Take That, Kevin Rowland, Morrissey, Goldie, Ian Wright, The Pet Shop Boys, Keith Flint from The Prodigy


Ready Steady Go!


3年前の2007年10月6日のブログにもアップした、見る人の迷惑も顧みず、図々しくも滅多にない自分の写真を登場させたオフ・カーナビーストリートのガントンストリートでのマークとの記念すべきツーショット


Ready Steady Go!


中途半端なファッションが横行する昨今、かたくなに己のスタイルを貫く真摯的な姿勢に感動と刺激をもらい、本来のファッションのプロとは、の心意気を再度気づかせてもらった。


cheers


ユーロスター乗車後、シャンパンとワインを片手にランチタイムとなり、車窓からの景色をおかずにお気に入りの時間を満喫する。

セント・パンクラス駅に到着後、タクシーに乗り予約していたホテルに向かう。

地下鉄キルバーン・パーク駅にほど近いこのホテルは、ローカル色豊かで日本人に出会うことはなさそうだ。

そしてチェックイン後、隣のパブでワールドカップ日本対パラグアイ戦を観戦するが、周りのイギリス人の応援もむなしく、ご存知のようにPK戦で破れた試合結果に意気消沈で、気分はイギリスパブの泡無しの生温いビールのようだ。

パリに引き続き、ここロンドンも初夏の日差しが強烈で気温は30度を超している為か、敗戦で一気に疲れが押し寄せる。

気分転換も兼ねて、キッチン付きの部屋なので、散歩がてら近所のスーパー・センズベリーまで食材の買い出しに出かけ、晩ご飯の用意に取りかかる。

最上階の部屋のテラスから、伝統を重んじる英国文化と国民性の象徴とも言えるビクトリア時代からのレンガ造りの低層住宅建物と緑に囲まれたロンドンの町の景色は、古きを重んじる歴史が感じられ、ただぼんやり眺めているだけで癒される。


Ready Steady Go!


何もかもが簡単に手に入る東京生活のせかせかとした歩みが、ここロンドンでは贅沢ではなく多少不便であっても人間らしく生活出来る気がする。


Ready Steady Go!


ロンドンも日没が遅く、22時頃まで明るさが残るが、すでに大通りの人もまばらで、灯りがともり始め遠くの雲と空の色が夜景に変わる瞬間である。


Ready Steady Go!


ワイングラス片手に心地よい酔いでご機嫌となり、ロンドンの初日が終わろうとしている。

明日は早朝からアポイントと展示会で、また忙しい1日が始まる。

cheers




6月も後半、初夏のパリは驚くほどの強烈な陽射しで、まぶしいくらいの青空に驚かされる。

気温は30度を超し、海外特有の体臭が車内にこもる冷房無しの地下鉄に乗車するも正直気がひける。

毎回パリでの展示会は週末を挟む日程がほとんどなので、今回も2週間休み無しとなる有り難くない強行軍に、分かっていてもついつい愚痴が出そうだ。

限られた3日間で4カ所の展示会場とショールームを駆け足で回るが、空調なしのまるでそこはサウナ状態の会場には閉口させられ、長居はごめん被りたい心境となる。

ひとりで全てこなすには、要領の良さはもちろん、感性の必要性は当然不可欠となり、一瞬で判断する眼力は齢に関係なく、今回も現役中の現役で間違いなく通用していた。

3日間はあっという間で、29日の午後ユーロスターでロンドンに向かうが、今回の宿泊したホテルが、かの有名らしい? コンセプトショップ / Merci /メルシーの近くだったので、興味はなかったが、散歩がてら訪れてみた。

1年前にオープンしたらしく、パリで会う日本人にやたらと勧められ、まだ行っていないと言うと結構呆れられたが、今回行ってみて、予想通り拍子抜け。

まったく興味がわくものがなく、仕方なく各フロアーを一周して、10分ほどで退散する羽目に?

帰り道、ウインドウに貼られていたフォトグラファーPierre Hybreのフレンチ・ロック・シーンを撮り続けたROCKEN&ROLLの1枚のポスター


Ready Steady Go!

French Kicks

Ready Steady Go!

Ready Steady Go!


そしてお隣のウインドウの中を覗くと、結構年季の入った店構えの楽器屋というよりヴァイオリンの専門店。

Ready Steady Go!


入り口ドアには、こんなシャレたヴァイオリンの型を取ったステッカーが貼られていた。


Ready Steady Go!

そして地下鉄に乗ってガード・ノードへ行き、午後1時過ぎのユーロスターでロンドンに向かう。

乗車して、手に取った雑誌 METROMOLITAN

Ready Steady Go!

ぺらぺらとめくっているとどこかで見た人の記事が載っていて、南仏マルセイユを拠点に20年以上活躍しているブランドSESSUN / セッスーンのフランス人デザイナーEmma / エマが紹介されていた。

Ready Steady Go!

彼女との出会いも古く、20年以上前にロンドンの40°という展示会からで、一時期お休みもしていたが、また再開してここ5年くらいお店で取り扱っている。

約2時間半、ロンドンのセント・パンクラスまで列車の旅が続きます。

cheers



最近、ブログアップが思いのほかスロー&スローで今さらといわれそうだが、6月の古い話におつきあいあれ。

今年に入りヨーロッパだけに限らずブラジル、ベトナムなど欧米以外の出張が続いていたが、パリコレ・メンズの日程にあわせて6月25日から今年6回目となる海外出張で、パリに向けていつものようにANA205便で飛び立った。

日本は梅雨真っただ中、多湿で不快指数も高いじめじめとした現実から逃れられるだけでも大いに意義があるわけで、搭乗した時から気分は悪くない。

機内での12時間はいつも通り退屈極まりなく過ごしていたが、まあそこは慣れたもん、3月以来の3ヶ月半ぶりのパリ シャルル・ド・ゴール空港に到着、イミグレーションに向かうといつもは簡単に入国スタンプを押してくれるのに、今回は珍しく英語は話せるかと質問される。

何を言われるかと思いきや、担当したポリスは昨晩のワールドカップのデンマーク戦、3対1での日本の勝利に対する賞賛の言葉が耳に聞こえて来た。

本田、遠藤のフリーキックはヨーロッパ人にも感動を与えたようだ。

1分ほどのたわいもない会話だったが、彼のお褒めの言葉でちょっぴり気分が良くなった。

預けていたラゲージも早めにピックアップ出来て、気温30度を超す初夏の西日をまぶしく感じる中、タクシーに乗り、予約しているホテルに向かう。

若干、高速道路は渋滞していたが、今回のドライバーは問題なく、1時間ほどで到着。

5階 / 日本でいう6階の部屋のカードキーをもらい、チェックイン。

長旅の疲れをまずはシャワーを浴びて気分転換、近所のスーパーに食料の買い出しに行き、部屋の窓を全開にしてビールを片手に物思いにふける。

錯覚してしまいそうなくらい外は明るく、狭いテラスから身を乗り出し、シャッターを切る。


Ready Steady Go!


ひとりの気軽さはあるが、会話もない独りぼっちの晩ご飯は、夏の終わりに人影もまばらな浜辺で感じたうら寂しさにどこか似ているような気がする。


Ready Steady Go!


忙しい東京生活の日常から一瞬離れられ、つかの間の海外の空気間は気分転換とリフレッシュしてスイッチを入れ直すには、まさにうってつけかもしれない。


Ready Steady Go!



日本では体験出来ない、午後21時28分でこの明るさは、時差ボケも含めて体内時計の調整に苦労しそうだ。


Ready Steady Go!


こうして毎回無事に海外にやって来れることも、感謝すべき有り難いことである。

4泊5日の短いパリ滞在を、今回もやはり自分の流儀にこだわって過ごしたい。


合掌

ブラジル滞在中に感じたことは、年々経済活況を呈しているように思う。

世界的にも中国、インドに続き、G20の中でも将来が期待出来る新興国のひとつであろう。

南米大陸で最大の国土面積を持ち、今でも信じられないが実際にヨーロッパ全土より広い。

そしてなりよりの強みは、石油産出国で9割ほどは自給出来ている。

私もまだ訪れたことがないアマゾン川流域には、自然の宝庫で天然資源が眠っていると言われている。

そして滞在中に見るガソリンスタンドのバイオエタノールのタンクは、ブラジルでは次世代のエネルギーとして注目されている。

更に今後、国際的スポーツの祭典が続くのも強みである。

2014年にはフットボールワールドカップが開催予定だし、2016年には南米初のリオでオリンピックが開催予定と、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いと言っても過言でないくらいだ。

もちろん課題がない訳ではなく、インフラ整備や治安面、交通機関など滞在中の町の様子からでも不安な面も感じる。

ちょうど日本の真裏の位置となる南米ブラジルに頻繁に通うことになったのも、ファッションという仕事を通じてで、毎回の滞在中に出逢う貴重な経験は自分だけの宝物箱の中で満足そうに眠っている。

日頃から口を酸っぱくして連発するファッションに対する意識と立ち位置は、この先も、きっと永遠に不変であり続けるであろう。

フライト時間が30時間を超す遠いブラジルだが、想像以上の魅力が存在するのも事実で、今回も仕事の合間に撮ったブラジルギャルの写真のように、ローカルな人たちとのふれあいが一番のお気に入り。


Ready Steady Go!


日本には存在しない色が感性をくすぐり、一瞬ロングフライトの体力的なキツさを忘れさせてくれる。


Ready Steady Go!


cheers





無理やりほぼ錆び付いた記憶を思い起こすと、今からさかのぼること10数年前の12月、まだビザが必要だった東洋のプチパリと呼ばれていたベトナム / ホーチミンに初めて仕事で出掛けていた。


Ready Steady Go!


羽田空港から関西空港に行き、乗り換えてベトナム航空のホーチミン行きのフライトに搭乗。


Ready Steady Go!


クルーのユニフォームがベトナムの民族衣装アオザイだったことは、鮮明に記憶している。


Ready Steady Go!


3泊4日の短い滞在だったが、建物やカフェなど町並みはフランス統治時代のなごりが残っていた。


Ready Steady Go!


毎朝、ホテル近くの生パスタもある小じゃれたフレンチテイストのカフェの雰囲気とミルクコーヒーの味も懐かしく思い出される。


Ready Steady Go!


バイク社会のベトナムだが、昔の希少なベスパやランブレッタなどをストリートのバイク屋で見かけ、販売していたアメリカ人?に声掛けした記憶が残っている。


Ready Steady Go!


今回もやはり通りには驚くほどのバイク、バイク、バイク、バイク、バイク、、、、、、、、、、、で
車は彼らの後ろから低速で申し訳なさそうに走行せざるを得ない。


Ready Steady Go!


信号機の設置も十分ではなく、左右、前後どちらに優先順位があるのかは知らないが、彼らはその情況がさも当たり前かのように衝突することもなく、皆平然とした顔で走行している。


Ready Steady Go!


車窓から見ていると、本当にそのテクニックに感心して見とれてしまう。


Ready Steady Go!


子供を真ん中に乗せた3人乗りの夫婦や、荷台にやたら大きい荷物を目一杯積んで、でもハンドルを取られることなく、まっしぐらにバイクを走らせる中年おじさんなどの光景は、純粋に生きるという人間の本来の姿のようにも感じた。


Ready Steady Go!


たまに、ちょっぴりベトナム流?のオシャレを意識した出立ちの若い女性のライダーも見かける。


Ready Steady Go!


日本のホンダ&ヤマハのバイクだらけで、日本で言えば70年代、80年代の暴走族が走行している姿にも似てはいるが、永遠に切れ目なく走り続けているバイクの群衆には圧倒される。


Ready Steady Go!


日本で見られない珍しい光景なので、新鮮でずっと見ていても飽きて来ない。


Ready Steady Go!

そして、今回2回目のホーチミンに上陸。

Ready Steady Go!

成田からANAの直行便を利用して、約6時間の空の旅はロングフライト慣れしている私にはあっという間で、ホーチミンのタンソンニャット国際空港に到着。

午後11時過ぎ、ホテルにチェックインして、Have a good sleep.

cheers