今回の旅の本命。191ヶ国目はリビアです。







アスマラ→アディスアベバ→カイロ→トリポリと乗り継いできました。リビアはこの3月末にe-Visaを解禁し、早速取って来ましたよ。








以前サウジのツーリストビザ解禁に驚いたのをはじめ、イラク、そしてついにリビアまでもツーリストビザ、しかもオンラインで発行してくれるなんて夢のようです。








リビアのトリポリはネット予約できるホテルが超高額のRaddisonしかなく、e-Visaで入国できるかどうかもイマイチ不透明だったため、ホテルを予約して来ませんでした。







リビアの首都トリポリの国際空港へ到着し、入国審査に早めに並ぶも、窓口は一つしか開いておらずe-Visaの私は窓口隣に立って別の人が別の端末で操作。慣れていないのか相当時間かかり、ついには若いのを呼び出して何とか入力終わり、晴れて入国!






この時に思ったのですけれども、やはり私はサハラ砂漠以南のアフリカは苦手なんだなということを再認識しました。なぜならリビア、つまりアラブ諸国に入国したことで心底ホッとしたのです。






「やっとホームに戻ってこれた」






という安堵感ときたらありませんでした。笑







さぁ、タクシーを拾って、当たりを付けていたホテルへ予約なし訪問。空いてなかったら別のホテルを紹介してもらおう。くらいの緩い感じで向かいレセプションへ向かうと、英語を話す紳士なオジサマが「部屋は空いてます。シングルでいいですか?一度ご覧になりますか?」と案内してくれ、一瞬で気に入ってここに泊まることにしました。笑 Raddisonの1/8くらいの値段の地元のホテルです。









さて、早速旧市街へ向かいます。





リビアは97%がイスラム教徒の国ですが、ホテルの斜向かいにはキリスト教会が。




新しいのかな?




教会の建物は極めて近代的ですのに、フロントにはめちゃくちゃ古そうな塔。




更に歩くと、




ロケットのようなモスクのミナレット。




なかなかに珍しいデザインですね。





更に歩くと国立博物館。




この日は休館でした。





因みに開館時も午前中しか開いていないそう。





フェニキアやロマンの遺跡が多く展示されているそうですが、メーデーや休館が続いて私は最後までタイミング悪く、訪ねることができませんでした。




建物も美しいですよね。




更に歩きます。




こちらはモスク。




宮殿かと思った。




ラウンドアバウトを挟んでその先にある建物も素敵でした。




更に歩くと城塞。そしてその手前はMartyr's Squareという広場です。




この城壁は旧市街を囲っています。




立派な砦ですね。




今の時期、日差しはとても強いですが、




地中海から吹く乾いた風が冷たく、日陰に入ると肌寒いくらいですよ。




ただ、日が当たっていると異常に暑いです。地中海性気候、ホント最高。




湿度がないので爽やかです。




古そうな門が見えてきました。




Arc of Marcus Aurelius。ローマ時代の凱旋門です。




西暦165年のもの。





およそ2000年の時を経て、ここまで遺ってるのは奇跡ですね。




このマルクス アウレリウスの凱旋門は旧市街にちょこんとあり、




誰でも訪れることのできる場所。




特に警備もおらず、ある意味放置状態でここまで綺麗に遺っているとは。




凱旋門の周りにも、この道路を彩っていたであろう列柱やスタチューは並べられており、




それらのレリーフもあまり風化することもなく遺ってる。




古代のトリポリを象徴する物で溢れています。




古代、今から3000年以上も前にフェニキア人がここを都市化し、3000年経って私がここに立っていると考えただけで感動していますよ。





散策は続きます。