2011/11に訪ねた地中海沿岸の旅を綴っています。
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昨夜、キプロスのラルナカに到着、朝食をたらふく食べましたので、ビーチ沿いを散歩しながら首都ラルナカの中心部まで歩いて行ってみたいと思います。
とりあえず小銭とクレジットカードとカメラだけ持って海沿いをトボトボと歩き始めたのですが、
舗装された道が途中で終わり、浜もなくなってしまいました。
下の写真の人物の右上、微かに見えるガントリークレーンの辺りがラルナカの中心部です。道も砂浜もなくなったので、海の中を歩きます。笑
靴と靴下を脱いで若干冷たい海の中を歩いていくと、再び歩道が現れました。結構歩いた気がするけど、この写真の左の方、ガントリークレーンが近づいている気がしない。泣
と、そこでレストランに入って行こうとしてる親子が何か話しかけてきました。私が迷っているように見えたのか?「どこへ行くの?」と言われたので、「シティセントラルへ」と伝えると、
「エライ遠いから歩いて行くには大変だよ。」
「海沿い歩いてればいつかは着くけどね。笑」
「あっちの国道をバスが走ってるから、それを捕まえた方がいい。」
「一時間に一本バスはある。」
そうか。とりあえずバス停を見つけよう。海から離れ海岸線と平行に走る国道へ向かうと、3分も行かないうちにバス停発見。
しかもお爺さんが一人立ってるじゃないですか!すかさず、
「あなたはバスを待っていますか?」
「YES」
「このバスはシティセントラルまで行きますか?」
「Yes, あと5分くらいでバスがくるはずだ」
そしてすぐにバス(というか乗り合いバン)は来て、
無事、中心部まで辿り着けました。
着いたあともこのお爺さんが誘導してくれ、
「いいかい?ホテルに戻るには同じこの場所から430か431のバスに乗るんだよ。」
「ホテルに行くか必ず運転手に聞かなくてはならない。」
「行かない場合もあるからね。」
「バスは一時間に一本しかないが、時間どおりに来ることは稀だ。」
「気長に待つんだよ。」
「楽しい1日を!」
久々親切な人に会ったよこの旅で。そういえばこのお爺さん、私が日本人だと告げると地震や原発のことにも触れてくれ、大変だったねと労いの言葉もくれました。
この年、東日本大震災以降トルコ、レバノン、ヨルダンと出向きましたが、いずれの国でも必ずその話を聞いてくれて励ましてくれました。
スペインでは誰もそんなこと言わなかったけど。爆
さてラルナカの街を散策します。