2011/11に訪ねた地中海沿岸の旅を綴っています。

 

 

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首都ラルナカの街を散策します。

 


 

 

先ずは街の中心部にある聖ラゾロ教会。この建物の歴史は9世紀に遡ります。名前のとおりラザロの縁ある教会。元々は彼の遺骨が納められていたそうです。今はなき。

 ※ラザロはキリストと極めて仲良かった友人です。

 

 

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この教会の墓に眠っていたラザロは、ビサンチン皇帝によってコンスタンティノープルへ移送され、その後は十字軍によってマルセイユに運ばれたとされています。今となっては行方不明。ラザロはキプロスで亡くなりここに埋葬されましたが、その後、キリストが復活させたという逸話もあります。



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上掲のように外装はシンプルなものの、内部のイコンは凄い!

 


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外でパッと見た感じから、この内装は想像できませんでしたねー。でも正教会と考えると通常モード。笑

 


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ここの地下にラザロの石棺と遺物があるようです。私の訪ねたときはアチコチ修繕中で地下へも降りれませんでした。

 


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ラルナカは、この正教会だけが際立っています。街中は「ここが首都なのか?」というくらいノンビリホノボノな田舎ですので、



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ラルナカへ来る観光客はほとんどがここを訪ね、ともするとラルナカはラザロ教会の印象しかないのでは。笑

 


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何故なら、教会を一歩でたらこんな感じ。笑

 

 

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ボロイながらも味があっていいけどね。

 

 

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これが首都か。。笑

 


 

 

多少、小綺麗にしているところもあり、

 

 

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街中でもだいぶこう、差がある。

 

 

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おっとミナレット!イスラムモスクだ。分断前からあるのでしょうか?こちらはギリシャ側なので正教会が主。のはず。

 

 

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朝はしっかり食べましたけど、今回の旅、初っ端スペインですっかり食べ癖がついたのか、やたら食べます。

 

 

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ギリシャ料理のムサカ。

 


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その後もラルナカの街をブラブラ。

 


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街自体は小さいので何度も同じとこに出ちゃう。

 


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売ってるものも極めて素朴。

 


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玉葱ほど大きいマッシュルーム(笑)

 

 

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砦や城跡を見学していると、地元の若者に声をかけられ、しばし歓談。人も街も何しろ素朴。

 

 

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この素朴さを求めて移住する日本人もいるそうです。分かる気もする。

 

 

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彼らと話しが終わった後、ホテルへ戻ることにしました。このとき、ラルナカより先の街に石器時代の遺跡があるなど知る由もありませんでした。キプロスは、目立たないながら長らく地中海の要衝とされ、実は深い歴史が刻まれている島なのです。未だにその遺跡を訪ねなかったことを後悔しています。

 


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しばらくバス停で待っていました。日本の混雑した道路でバスが時間通りに来るのは奇跡と思えます。こんなガラガラな道でも、バスの運行は運転手の気分次第。笑

 

 

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ホテル近くのバス停で降り、近所の小さな店でビールを買ってきました。右のKEOは地元国産ビールです。

 


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スペインとは違って穏やかな波。しばらく海を眺めていると、

 

 

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おなかが空き(え?)私の泊まってるホテルの近くのレストランへ。

 





そこで仲良くなったウェートレスの女性が、「ホリデーシーズンになる来月、イタリアに出稼ぎに行かなくてはならない。」と言っていたのが印象的でした。

 

 

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「この島にはなにもない。景気が悪くて住むに耐えない。」

「ここで働いていても一日5ドルにしかならない。」

「出稼ぎに行かないと両親を養えない。」

「自分だけでなく、この国では多くの若者が出稼ぎに行かないと生きていけない。」

のだと。






日本は、この長い長い歴史の中で、国民が他国へ出稼ぎに行かないと仕事がない、お金がない。という状況になったことがありません。今現在(2024)、行き過ぎた円安により海外出稼ぎ組がいるそうですが、これは国内に仕事がないからということではありません。ここにきて常に日本は人手不足です。つまり、仕事がなくて食うに困る状況ではないということ。

 

 

 




たまたま日本に日本人として生まれただけで、どんなに恵まれていることかと、キプロスに限らず世界のアチコチで思い知らされます。

 

 

 

 

 

ゆっくりと地中海に陽が沈みます。

 

 

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明日はビーチでのんびりします。