2022年GWに訪ねたイラクの旅を綴っています。
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184ヶ国目、とうとうイラクに入国しました。子供の頃から夢見たメソポタミアの地。これまで訪ねた183ヶ国はもはや布石、プレ旅のようなものです。それくらい、私にとって意味のある地です。
さあ、荷物を受け取ってワクワクウルウルしながら空港の建物を出ます。
あれ?タクシーがいない。
あらま。
こういった若干治安の不安定な国は、空港区域に入れるタクシーが限られていたりします。然るべき機関から「空港タクシー」の認証を受けている車&ドライバーのみ入域可能で、流しのタクシーは入れない。認証タクシーもしっかり管理されていて、スタッフのいるブースで予約して支払いし、その際に乗車するタクシーまで特定します。
あ!そうだ、両替せな!興奮気味で先走ってた。どうやってお金払うつもりだったの?笑
※タクシー内でのクレカ払いは不可。
空港施設の中へ戻りキョロキョロするも、両替所は簡易なボックス一つのみ。国際クレカの使えるATMは見当たらず。
いくら両替しようかな。ガイドブックなどなく、イラクを単独で個人旅行した日本人のブログも見付けられず、物価や相場がどんなもんか全然分からない。
念のためレートを聞くと、昨日確認した為替からそう遠くはないので、とりあえず「500$をお願いします」とスタッフの兄さんに言いました。すると、大きな電卓をはじいて相当するイラク・ディナールの数字を見せてくれました。
そこで兄さんが、「600$あるなら○○ディナールにできるよ。」と英語で私に言いました。
?
その数字がレートを悪くしたように思え(暗算二段で計算は早い方なんす)、念のため、
「レートがよくなるの?」
と聞くと、
「いいえ」
「キリがいい。」
へ?笑
何のキリ?笑
あなたのイラク・デイナールも私のUS$も全然キリ良いように見えないけど?
イラク・ディナールではキリがいいのか?
海外と日本はちょっとお金(お札)のキリが違いますよね。例えば少し前に日本も2,000円札が出来ましたが、日本人には馴染まなかったのですかね?沖縄以外でほとんど流通しなかった。
少し経ってから気付きましたが、イラクは250や25,000ディナール紙幣がありますので、彼的にはキリが良かったのかも知れません。
(何故2,500ディナールがないのかは謎)
物事を知らないと、なかなかに疑問が多いものです。私は彼に騙されてるのかと思い結局500$を両替しましたが、道中キャッシュが足りなくなり、両替所を探すのに苦労しました。あの時、600$を替えておけば良かったと思いましたよ。
さて、現地通貨(イラク・ディナール)をゲットして今度はタクシーブースへ。
少し前にイラクを個人旅行したイギリス人のブログに、「空港タクシーは高い!」「空港からちょっと行った先にローカルのバス・ターミナルがあるので、そこまで歩くかタクシーで行き、ローカルタクシーに乗り換えた方がいい!メチャクチャ安い!」
と書いてあり、入国できたら当初はそうしようと思っていたものの、着いたら興奮気味で一分一秒が勿体ない。
時は金なり、Time is moneyと言いますが、旅に関してだけ言うと私はそのようには思わなくて、そういった寄り道の中にも出会いや情報、発見はあると思っています。
が、迷わずダイレクトにホテルへ。笑
日本円で3,500円くらいだったかな。バグダッド中心部までおよそ30分。この辺りにしては確かに少し高い。イランなどはめちゃくちゃ安いのでね。為替も円安に進んでいたので更に高く感じるけど、もうそれどころじゃない!笑
オンボロタクシーに乗り込み、ホテルへ向かいます。
少し走ると、うわわ!これティグリス川じゃない?
ゾオーッ。鳥肌立ったわ。子供の時に勉強したチグリス・ユーフラテスか!何て静かで雄大な川なんだ!
こういった高い建物も結構あるのね。
街モスクだ。ドームがコンモリしてカワイイ!
何か、見るものすべてに興奮する。爆 そして、若干ボロいけど静かな街の雰囲気になってきました。この中に私の泊まるホテルはあります。
ホテル到着。朝8時。事前に早朝に着く旨は伝えており、フリーでアーリーチェックインOKと連絡を頂いています。さらにレセプションが「よかったら朝食ブッフェもどうぞ」と言ってくれたので有り難くいただきました。
部屋もまぁまぁ。
当初、イラクに入国できるか分からなかったので、ホテル予約はバグダッドのこのホテル一泊しか取ってきていませんでした。
なので、「バグダッドはとりあえず3泊にしよう!」レセプションへ行き、更に2泊の追加をお願いします。空室を確認し予約OK!
そしてその足で早速行動開始します!