花火の音のこと
親戚を見送ったあと、昨晩はバンドの練習だった。
いつもと違った道で行こうと思い、道を間違えつつスタジオへ向かった。
いきなり目の前で大きな花火が上がり始め、驚く。
ちょうどそのとき車の中で、
サディスティック・ミカ・バンドのお祭りな曲「どんたく」を聴いていて、
最高の組み合わせ。
かなり大きな音で聴いていて、花火の音は聴こえない。
ただ、夜空に花火がポンポンと花開いていた。
無音花火の音はこんな感じだ。
色々な意味で彩度が高いこと
昨晩、親類が遠い世界へ老齢のため旅立ってしまったので、
今日は送る準備のお手伝い。
こういうときにしか出会うことのない親類縁者が集まる。
家に帰ってきたら、裏の神社では祭りの宵宮。
ざわめきが聴こえてくる。
明日は年に一回の裏の神社のお祭りだ。
狂気乱舞のアナザーワールド。
なぐりなぐられ、流血べっとり、
神様を担いで、変わりつつある町を駆け抜ける。
夏は盆踊りがある。
盆踊りは、みんなで地面を揺らして死者をよみがえらせる踊りだ。
たぶん、盆おどりで死者を起こして、
それで死者はこっちの世界に返る時期を知るのだろう。
セミはガンガンうるさいし、
祭り囃子はおそらく明日に最高潮、
僕は葬式で人を見送り、
日焼けの皮がむけはじめ、
雲と空の境界線がやけにはっきりしている。
夏はいろいろな意味で彩度が高い。
なにせ赤い陶器、水。
拘束されたタヌキのゆるキャラ。
竹林にて何を思う。
目にあいた黒い穴。
なぞの空間。
水をやること
今朝、部屋にある観葉植物を見たらいきなり枯れていた。
2、3日前までいきいきしてたのに・・・
雷に驚いたのだろうか。
夏には朝の日課が増える。
それは畑の水やりだ。
すでに暑い朝、野菜に水をまく。
あまりに暑いのでホースの蛇口を空に向けて、
冷たい霧状の水を体に浴び、仕事場の前に打ち水をしておく。
で、
コーヒーを飲みつつ空を見上げ、
今日も暑いなあ、と思いつつ仕事にかかる。
セミの声のこと
ヒグラシの声はとても風情があって好きだ。
昨晩は、なにを間違えたかニイニイゼミが夜中に鳴きはじめたので、
いつも暑い夜がさらに暑く感じられた。
明け方にふと目が覚めたら、
ほんのり明るい外。
ヒグラシの鳴き声。
一日の熱がようやく冷めかけてきた夕方に、
ヒグラシの鳴き声。
虫たちの鳴き声は楽しい演出を一日にたくさんしてくれる。
この暑さで頭はボケている。
考えることさえ億劫になり、
キーボードをタイプする速度はいつもの半分だ。
デイヴィッド・ダーリンを昼間に聴いたらあまりにも場違いだった。
なにせCDのジャケットでフード付の分厚そうな服着ている。
サンタナを聴いたら、この暑さにぴったりだった。
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はじまりとおわりのこと
すべてのものにはサイクルがあり、
太陽が昇って落ちて、
月が満ちて欠けて、
一日が始まり終わり、
夏も始まって終わる。
夏のおわりの寂しさはなんとも言えない。
心がきゅっと締め付けられるような、感じ。
夏はこれからだけれど。
最近、ようやくデジタルカメラでのモノクローム写真への葛藤がなくなった。
銀塩・フィルムカメラでのモノクロ写真にはどっぷりはまり、
今は亡き赤外線フィルム(青が黒く写り、緑は白く写る)で写す自然は非現実的であった。
モノクロプリント環境がなくなり、カラーネガのアグファウルトラに移行するも、これまたすぐさま生産中止。
暗室でやっていたことを、別の方法論で楽しむのがデジタル環境だ。
だから、今、写真をモノクロするのが楽しい。
夏のおわりの寂しさを考え、ちょっと悲しげな音楽を聴くと一ヶ月先の未来を先取りしている気分になる。
ハーフの甚平子供。
炎天下。
夕方、人気のないダムの公園でワンコインカーを乗り回す友達。
おもしろいけど、なんともいえない寂しさがただよう。
雨乞いの儀式。
日が落ちて山の影がだんだんと広がってくる。
こういうものはいったい誰がデザインするのだろう??
遠くに沈む日。
この雲はどこからきたのか。
赤外線フィルムのころの名残か、
コントラストがかなり高いほうが好きだ。
この前、ひさしぶりにマイケル・ケンナの写真集を見た。
ケンナの写真はとても詩的で非現実的で美しい。
夏ははじまったばかり、
まだまだ遊び足りません。









