はじまりとおわりのこと
すべてのものにはサイクルがあり、
太陽が昇って落ちて、
月が満ちて欠けて、
一日が始まり終わり、
夏も始まって終わる。
夏のおわりの寂しさはなんとも言えない。
心がきゅっと締め付けられるような、感じ。
夏はこれからだけれど。
最近、ようやくデジタルカメラでのモノクローム写真への葛藤がなくなった。
銀塩・フィルムカメラでのモノクロ写真にはどっぷりはまり、
今は亡き赤外線フィルム(青が黒く写り、緑は白く写る)で写す自然は非現実的であった。
モノクロプリント環境がなくなり、カラーネガのアグファウルトラに移行するも、これまたすぐさま生産中止。
暗室でやっていたことを、別の方法論で楽しむのがデジタル環境だ。
だから、今、写真をモノクロするのが楽しい。
夏のおわりの寂しさを考え、ちょっと悲しげな音楽を聴くと一ヶ月先の未来を先取りしている気分になる。
ハーフの甚平子供。
炎天下。
夕方、人気のないダムの公園でワンコインカーを乗り回す友達。
おもしろいけど、なんともいえない寂しさがただよう。
雨乞いの儀式。
日が落ちて山の影がだんだんと広がってくる。
こういうものはいったい誰がデザインするのだろう??
遠くに沈む日。
この雲はどこからきたのか。
赤外線フィルムのころの名残か、
コントラストがかなり高いほうが好きだ。
この前、ひさしぶりにマイケル・ケンナの写真集を見た。
ケンナの写真はとても詩的で非現実的で美しい。
夏ははじまったばかり、
まだまだ遊び足りません。




