ロボットを使用したプログラミング思考を身につける授業① | 学法石川イノベーション探究コースの日常(公益財団法人福島県学術教育振興財団助成金事業の報告)

学法石川イノベーション探究コースの日常(公益財団法人福島県学術教育振興財団助成金事業の報告)

これからの時代を生き抜く生徒たちに必要な資質・能力を身につけるために最先端の取組にどんどんチャレンジ。公益財団法人福島県学術教育振興財団助成金事業「高等学校における学びの個別最適化と学びのSTEAM化を活かした学習プログラム」の報告。

いよいよ始まりました、Living Robotさんの「あるくメカトロウィーゴ」を使用したプログラミング思考を身につける授業。

 



一人一台のロボットを学校から貸与され、これからプログラミングの基礎とそれを使用した表現についてまなんでいきます。

 

1時間目はとにかくまずは触ってみよう、ということで、自由にどんな機能があるのかなどを体験してもらいました。

 



一つ一つの動きがかわいらしく、生徒達も楽しそうに操作をしていました。

 

そして2時間目からいよいよ教材を使用してプログラミングを実践します。

 



使用するのはScratchですが、小中で体験したことのある生徒は1/4程度でした。

 

予想よりも体験率は低く、改めて導入した意義が感じられました。

 

プログラミング言語ではなく、プログラミングを通してどのようなことができるのか。

 

また複雑な動きを指令する際に、どのような考えのもと指示を出せばよいのか。

 

そして、自分自身で新たな動きを創り出すにはどのような操作が必要か。

 



新学習指導要領が始まり、大学入学共通テストにおいても情報が課せられる可能性の高い今の1年生。

 

具体から学び、それを抽象へと落とし込むことで情報の授業とも関連付けたい。

 

また、STEAM教育の重要性が世界的にスタンダードとなりつつあります。

 

ただ教科を教科のために学ぶのではなく、実世界にある様々な社会的課題に学びをどう活かし、どのように創造をしていくのか。

 

教科を超えて、生徒たちがこれからの社会を生き抜くための力を身につけて行ってもらいたいと思います。

 



今日は「場面によって動きが変わるリモコンボタンを作ろう」「複雑な動きを1つのブロックにまとめよう」という2つの教材を学びました。

 

リビングロボットさんの「うごくメカトロウィーゴ」には生徒が各自の端末で操作をしながらプログラミングの仕組みを学べる教材が販売されています。

 



生徒達は自分のiPadで教材を学びながらロボットを動かすことで、実際に動かしながら学ぶという最高の学習体験をすることができました。

 

取材に来てくださっていた新聞記者の方も「今の高校生はいいよなぁ~」とおっしゃっていました。

 

私からみてもこれを高校生のうちに体験できるのは非常に羨ましいです。

 

イノベーション探究コースでは本物を体験する学びを大切に今後もしていきたいと思います。