学法石川イノベーション探究コースの日常(公益財団法人福島県学術教育振興財団助成金事業の報告)

学法石川イノベーション探究コースの日常(公益財団法人福島県学術教育振興財団助成金事業の報告)

これからの時代を生き抜く生徒たちに必要な資質・能力を身につけるために最先端の取組にどんどんチャレンジ。公益財団法人福島県学術教育振興財団助成金事業「高等学校における学びの個別最適化と学びのSTEAM化を活かした学習プログラム」の報告。

営業日の昼食と夕食はレストラン松月というところでいただきました

 

ご飯は食べ放題なので、福島県の美味しいお米を堪能しておりました

 

 

 

自分達で準備するのも給食を思い出していいですね

 

 

全体的に運動をする子たちでもおなかが空かないようにガッツリでした

 

味はかなり生徒達からも評判が良かったです

 

朝食はお弁当になります

 

 

 

 

また、火曜日が休館日のため、火曜日に宿泊をすると3食お弁当になります

 

美味しいお食事をありがとうございました

今年からの取り組みとして12月26日~28日に勉強合宿を挙行いたしました。

 

県内有数の進学校を視察する

担任の川前の母校でもある県立安積高等学校を見学させていただきました
 
この日は共通テスト前の模擬試験を実施しており、どれだけたくさんのライバルが県内だけでもいるかを実際に肌で感じてもらいました
 
ご対応くださった先生からアドバイスをもらいました

 

宿泊場所

あづま総合運動公園の宿泊施設を利用させていただきました

 

 

 

 

 

 

とても充実した施設で生徒たちも大満足でした

 

ひたすら自習

会議室を利用してとにかく自習をします

 

私も仕事が捗ります

 

夕食

初日は休館日だったのでお弁当での対応となりました

とても豪華なお弁当で生徒も喜んでおりました

 

夕食後も勉強

21時まで会議室で勉強をしてその後は宿泊場所のフリースペースで自習を続けました

 

寝る前に担任からのお話

まるで部活動のミーティングのようです

 

1つのチームになって頑張っていこう!

 

 

朝5時起床

朝は5時に起床して学習を開始します

とにかく長時間学習することを体験することが目的です

 

 

2日目は全員12時間以上の勉強を体験しました

 

本気の自習室を体験

3日目も朝5時に起きて自習
 
昼食後には福島駅前の福島県福島市アクティブシニアセンター・アオウゼ(AOZ)で自習をしました

個々でもどれだけ多くの受験生がいるか、そして彼らがどれだけ頑張っているかを身をもって体験しました

 

合格祈願をさせていただきました

 

 

生徒の感想

  • 受験生としての意識をより持てるようになりました。長時間勉強への抵抗感がなくなりました
  • 共に勉強できる仲間がいたことでモチベーションがあがりました。周りに 人がいた方が集中出来るし、モチベーションも上がるということを知り、 町の公共施設に通って勉強するようになりました。
  • 自分の一個上があんなに一生懸命やってて、この人たちに追いつかないと いけないって思えるようになった
  • 合宿前はめんどくさいし、絶対集中できないと思っていましたが、実際に 参加して集中して勉強が出来ました。場所を変えて勉強した方が集中しや すいのかなと思いました。

公益財団法人福島県学術教育振興財団の助成事業の一環で東日本大審査・原子力災害伝承館を1年2組の生徒が訪問させていただきました。

 

今の生徒たちは震災時はまだ3歳ということで、震災は既に歴史的な出来事として認識しております。

 

我々からするとつい先日の出来事ですが、もうあれから13年になろうとしているのですね。

 

災害前の原子力発電所がどういう施設として地元に受けとめられていたかを初めて知ったようです。

 

 

 

避難所の様子が伝わる資料が多く展示されておりました。

 

また、当時の学校の黒板がそのまま残されており、現在も学校に通う生徒からするととても身近な出来事に感じられたようです。

 

 

 

何よりも災害後の復興の道のりがこれまであまり考えたことがなかったようです。

 

 

フィールドワークへ

その後、奇跡的に残った、そして建物と校内にいた児童全員が避難をした請戸小学校を見ながらお話を伺いました。

請戸小学校とは

 

当時校内にいた児童たちの避難経路や、なぜ全員が助かったのか、そして被害にあわれた方々の数を知り、驚きを隠せないようでした。

 

 

浪江町の復興がまだ進行中であることを町並みから学びます。

 

 

 

語り部さんからのお話

昼食時間を挟み、語り部さんからのお話を聞きました。

語り部さんは大熊町から郡山へ避難された方。

 

当時の、そして現在の大熊町についてお話をしていただきました。

 

 

ワークショップ

最後にワークショップを通して今日の学びを振り返ります。

 

生徒の感想(感想)

  • 当時のものがそのままあったことで、言葉にできないけれど実際に感じられるものがあった。 このような伝承館があることは、震災について詳しく知るきっかけになると思うから、復興の1つとして良いものだと思う。
  • ・地震や津波の悲惨な状況が、ボロボロのランドセルやぬいぐるみから伝わってきた。 ・津波の高さが思っていたよりも高くて驚くと同時に怖くも感じた。
  • 実際に津波に流されたものや壊れた物が展示してあり、震災の様子がそのまま見れるようになっていて、驚いた。そのときの、映像の一部や津波の高さなどが知れて、改めて震災の恐怖を思い知った。子供の、学校で使われていた用具が置いてあったが、その本人は今どうなっていいるのか気になった

フィールドワーク

  • 復興はほとんど完了しているイメージがあったが、実際にみてみるとまだまだ復興を進めている途中だと言うことに驚いた。大平山霊園では、請戸小の助かった要因が知れて、考えが深まった。また、お墓には新しくて綺麗な花がいくつも供えられていたところから、今も家族の不幸で苦しむ人達がいることに気づいた。
  • 日常生活の中でも避難経路の確認や助け合いが大切になってくると思った。 一瞬の判断が生死を分けていて驚いた。
  • 誰も住んでいない家や津波や地震の被害を受けた家などを実際に見てすごく静かな町に感じました。亡くなった方の名前を見てたくさんの方が被害にあったことを改めて感じました。 町全体が東日本大震災をあらわすようなものになっていてこれからもっと復興が進んでたくさんの人が戻って賑やかな町になって欲しいと感じました。
  • 2年くらい前に行った時より建物が増えていた気がしました。でも工場などがほとんどで家が少なかったのでまだ復興には時間がかかりそうだと感じました。

語り部さんのお話を聞いて

  • 自然災害は今の様々な技術で軽減することができる。だから人の行動次第で命を守ることも出来ること。 まずは自分がしっかりして、次に周りとのコミュニティをもつこと。
  • 原発事故によって何十年も避難生活を送ると、その街に戻る、戻れる人は少なくなってしまうという事実が悲しいなと思いました。
  • 「遠くの親戚より近くの他人」という言葉を聞いて近所の人とコミュニケーションを取ろうと思いました。

今後の人生にどう活かすか

  • 震災の記憶を後世に伝えて同じことが起きた時にすぐ行動できるようにしたいと思いました
  • 震災はないに越したことはないないけれど、東日本大震災があったからこそ、できる防災があると思います。人と震災について話したり、ハザードマップより自分が助かる道を事前に見つけておきたいです。そして、後悔しないようにします。 今回のこの校外学習で学んだり感じたことが、沢山あったのでまたの機会で伝承館や請戸小にきたい。 私は将来医療従事者になって、多くの人の命を助けたいと改めて感じることができました。
  • フィールドワークや語り部の話を聞いて、自分から早急に判断、行動すること、共助、近助、公助が大切だとわかった。そのようなことができるためには、避難の準備、地域の人とのコミュニケーションが必要なため、自分でそれをやってみようと思った。自分の未来では、震災の影響を受けた人の助けを少しでもできたらいいなと思った。
  • 自分は大丈夫と思わないで避難は早くして周りの人と協力することが大事だと感じました。 また、伝承館で聞いて初めて知ったことなどがたくさんあったので覚えてることを後の世代に繋がるのも大事だと感じました。
とても貴重な体験をさせていただきました。
ありがとうございました。

 

大都会の中にある学校

5校合同授業でずっとご一緒させていただいている上野学園中学校・高等学校を訪問しました

都会のど真ん中にあるビル型の校舎です

 

すぐ隣には大木案シアターがありました

 

大学も併設されておりますが、今年が最後の年とのこと

校舎内に入るには通行証が必要です

安全対策バッチリです

 

授業も色々と見させていただきました

 

ホールなどには必ずピアノがありました

 

最上階のホールからの景色

 

探究の情業や各講習会などで使える大き目の会議室が多くあり施設が充実しております

 

藤井亮太郎先生と対面

毎週のようにオンラインでは対話をさせていただいておりましたが、3年越しの初対面

 

訪問の一番の理由が生徒の学習意欲や探究的な学びをデータをもとに上手に引き出す藤井先生からお話を聞くため

 

6年間の総合的な探究の時間のカリキュラム、進路指導におけるデータの利活用、教員集団のまとめ方、非認知力の客観視の方法等、充実したお話を伺うことができました

 

藤井先生、上野学園中学校・高等学校の皆様、ありがとうございました

キャリア教育の一環、総合的な探究の時間の授業の一環、そしてSDGsについて学ぶキャリアチャレンジデイを開催しました

 

事前学習

今回4つの企業がご協力くださいました
 
事前学習として各企業の取り組みを学んでおります

実際の社会人の方々に質問をする時間もあるので、質問についても考えます

 

参加してくださった企業は

・シオノギヘルスケア株式会社

・野村ホールディングス株式会社

・株式会社ニッスイ

・日本郵船株式会社

の4社です。

 

どの企業さんも大手で聞いたことがあるところばかりですが、実際にどのような取組を行っているかを知るのは初めてで興味深く調べておりました

 

 

Meet upする

当日は3校合同での授業です
 
大阪にある早稲田摂陵高等学校さんは私立の男子校、そして鹿児島にある鹿児島県立垂水高校は県立高校とそれぞれ環境が異なる高校生同士がオンラインで話すことで様々なシナジーが生まれます

 

 

オンラインでのやり取りもだいぶ慣れたものです

生徒は画面分割を使用して、オンラインで対話をしながらメモを取っております

 

 

感想についてはフィードバックをいただき次第ご報告させていただきます

初めての飛行機

海外旅行は初めてという生徒も多く、初めて飛行機に乗った生徒も多かったようです

 

離陸の瞬間がとても怖かったという感想が多かったです

 

食事は五香粉など日本ではなじみのないものが多かったり、若干油を使用した料理が多く、困った点もあったよう
 
しかしながら普段味わえない本場の料理に満足している生徒が多かったです

 

火鍋

豚チャーハンがまさかの一枚の豚肉で驚いたとのこと

初めての北京ダック

頑張って巻きました

小籠包をこんなにたくさん食べるのは初めて

かき氷も大きい

町並み

町並みも観光してきました

 

気候の違いにも驚いたようです

 

 

中高一貫課程の修学旅行

こちら学法石川の中高一貫課程の修学旅行です
 
石川義塾中学校から上がった生徒たちが通う中高一貫課程の修学旅行は今年はオーストラリアでした
 
イノベーション探究コース主任の岩瀬が引率で行くことになりましたのでこちらでご報告させていただきます

飛行機で10時間のフライト

 

なかなかの長時間ですが、みんな寝ておりました

 

食事は量が多い、フィッシュアンドチップスです

一皿3000円ほどで、物価の高さを痛感しました

 

受け入れてくださったウィンザーハイスクールです

 

町には馬や羊などのどかな雰囲気

 

それぞれにバディがつき、学校生活はバディと一緒に過ごします

 

学校終了後は各自ホームステイ先で過ごします

 

高校説明会があるため、2泊で帰ることになりました

 

もっとゆっくりしたかったです

 

 

 

 

 

1年生の最後の頃から始めた個人探究

 

1人1人が自分自身の興味関心に合わせて個人探究を行いました

 

今回はイノベーション探究コースの1年生と2年生の前で披露しました

 

探究にしっかりとなっている生徒から若干まだまだ調べ学習のようになっている生徒もいましたが、それぞれ自分の中にある「?」に対して「!」を発表してくれました

 

一番驚いたのが発表の能力です

 

クラスメート以外がいる中であっても堂々と発表を行う姿が非常に印象的でした

 

今回の探究で新たに発生した」?」についてまたもう一度探究を開始していく予定です

株式会社ガイアックス様から講師の吉川様をお呼びして本日から8回にわたり起業ゼミが開始します

 

実際の社会の「お困りごと」に目を向けて、それに対して新しいサービスを検討するプログラムです

 

これがまさに社会における課題発見能力、課題解決能力につながっていきます

 

実際に企業を検討している生徒はいないでしょうが、このプログラムを通して、少しでも会社について知り、起業の方法などを学んでもらえたらと思います

 

第1回を終えた生徒の感想です

 

・自分が気になっていくことに対してどう解決すれば良いか考えることは楽しいと思いました。

・自分の興味のあることに対して起業を考えることはすごくやりたいと思うことなんだなと思いました。

・一人一人違う意見があって面白いと思った。

公益財団法人福島県学術教育振興財団の事業の一部として地域人材による講演会を実施しました

 

 

 

今回は地域広報誌を発行しているエリア・マークス株式会社の方々にお話をしていただきました

 

広告会社の方々ですが、発行している内容から地域への想いや地域を活性化するという視点で依頼をさせていただきました

 

広告という生徒が日々目にすることがあるものについて考え、自分達が活動する際にも参考になること満載の時間となりました

 

 

 

 

そもそも広告とは何か?

 

広告とはその字の通り広く告げるもの

 

そこで具体的ないくつかの印象的な広告を紹介したうえで

 

「広告には世の中を変えるチカラがある」ことを紹介してくださいました

 

実際、ホワイトデーや恵方巻という我々世代にとってはその広がりを目のあたりにした行事は広告会社が仕掛けたものでした

 

ウナギは本来夏はあまり油がのっておらず、当時はあまり売れなかったために土用丑の日という行事を生み出したこと

 

サンタクロースはコカ・コーラのCMで今の印象になったことは有名ですよね

 

このように、広告が同世の中を変えたのか

 

そして歴史的にプロパガンダとして使用された例も紹介してくださいました

 

 

 

 

 

 

その上で地域での広告、「すかっと」や「こみっと」を企画され、その後どういう困難にぶつかりどう解決をしたか

 

すかっとのビジネスモデルも紹介してくださり、生徒にとっては日常的に見ていたフリーペーパーがどういう形で運営されているかを包み隠さず紹介してくださいました

 

その結果、地域の飲食店やその他店舗が活性化し、地域自体が盛り上がっていったこと

 

そして現在は結婚式場とタイアップしてプロポーズ大作戦の企画を行った事例などもご紹介いただきました

 

最後にワークです

 

 

 

 

実はすかっとの読者で最も少ないのが10代の子たち

 

そのまさに10代の子たちが読みたくなる紙面企画を提案させていただきました

 

グループで話し合い、実際に提案を次々と行ってもらい、プロの広告会社社長さんにもお褒めいただきました

 

 

 

 

これからも社会とつながりながら、ビジネスについて知り、その上で地域も盛り上げるような企画を生徒がどんどん進められるよう連携をしていきたいと思います