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学法石川イノベーション探究コースの日常(公益財団法人福島県学術教育振興財団助成金事業の報告)

これからの時代を生き抜く生徒たちに必要な資質・能力を身につけるために最先端の取組にどんどんチャレンジ。公益財団法人福島県学術教育振興財団助成金事業「高等学校における学びの個別最適化と学びのSTEAM化を活かした学習プログラム」の報告。

校外学習全体を通しての生徒の感想です

  • 今回の校外学習を通して、津波の怖さを実感するとともに、被災地の復興の様子を見ることが出来てとても良い経験になりました。日々の生活がいつ失われるかわからないからこそ1日1日を大切にしていこうと思いました。
  • 相馬市に実際に行ってみて、復興の様子を自分の目で見て知ることが出来てよかった。また、現地の方々から、津波の話などを聞くことができて、貴重な経験になった。
  • 見学時間より移動時間の方が長かったような気がします(笑)
  • 震災によって失ってしまったものは大きかったが、復興をしていく上で新しい取り組みをしている相馬市の姿を見て、人々の諦めない気持ちを感じることができた。今回の移動中に何にも建物も何もないところがたくさんあったので、もっと人が戻ってきたらいいなと思った。
  • 実際には当時は自分は相馬にはいなかったけど津波が来たと考えると亡くなった方々は津波に流されて辛かったし、痛かっただろうなと思いました。相馬は前向きになってるということに感動しました。
  • 震災の被害が大きかった場所に行くのは生まれて初めてで、経験した話を直接本人から聞くことも初めてで貴重な経験になった。やっぱり、実際目で見て感じるものがあってたくさん考えた1日になった。悲しい話、辛い話が多くて聞いてるだけでも苦しいのに、これを実際に経験した人の苦しみは計り知れないな改めて感じた。この経験がどこかで活かせるようにしたい。
  • 同じ福島県でも、震災の記憶の受け継がれ方がこんなに違うのだなと思いました。石川の方では津波の心配はありませんが、相馬市では津波の恐ろしさを経験したからこそ2度と同じことがないように語り継がれるのだと思います。今回相馬市に行って、地元の方の力強さを知りました。震災のことを語り継ぎながら進んでいくことはすごく辛いと思います。忘れたい辛い経験を力にし、復興している相馬市は本当にすごいと思いました。
  • この校外学習を経て、私の考えがアップデートされました。どんな状況になっても立ち上がろうとする人々、逆にそれを好機と考え生かそうとする人々、そこには言葉では言い表せない人間の強さがあると感じました。井島さんが話していた「今日さよならを言った友達と明日会えなくなるかもしれない。」この言葉を胸にしまって、一日いちにちを価値あるものにしていきたいです。
  • 地震がいつくるかわからないので避難するのも大事だけど周りの小さい子どもや、老人にも声をかけながら助け合いながら避難しないと死亡者が増えてしまうと思いました。いつでも地震が来てもすぐに避難できる準備を心がけたいです。
  • 移動が長かったが見学やお話を聞くことでエネルギーや震災についての情報を十分に得ることができた。浜沿いはなかなか行かないため今回行くことができて良い経験になった。こういった環境に良いエネルギー源はSDGsに関わる大切なものであるためもっと扱われるようになって欲しいと思った。
  • 東日本大震災による津波の影響は物凄い事が改めて感じた。この事を肝に銘じてこれからも生きていきたい。
  • 相馬はとてもいいところでした。東日本大地震を乗り越えて相馬らしさが増えたのだと思います。みんなが笑顔でその過去を受け入れて2度とあのような被害を出さないためにも未来に繋げていくべきだ思いました。とても良い経験になりました。
  • 学校で勉強するのもいいが校外学習などで学べることも多いと思った。
  • 新たなエネルギー供給としてこれから大切なものだと思うので、東日本大震災のような被害を出さないためにも自分達にできることを考えていきたいです。
  • 同じ福島県に住んでいるのに自分から興味を持って知ろうとしてなかったから相馬市がこんなに被害があって、いろんな活動をしていることが知らなかったです。自分から興味持ってもう少し知ろうと思わないといけないと思いました。

レトナス相馬ソーラーパネルを見学しての生徒の感想

  • 津波で流されてしまった場所を利用して、ソーラーパネルを設置し、私たちの生活を支えていることに被災者の方々の努力をすごく感じました。また、海での神社から見ていた人達の話を聞いて、私たちの身近ではありえないようなことが本当に起きたんだなぁと思いました。
  • わたなべさんが「自分もその時家にいたら、津波が絶対家まで来ないと思って、逃げないまま、流されてしまっていたかもしれない。」と言っていたのを聞いて、災害への物的な備えだけでなく、津波警報が出たらすぐ逃げる、などという心理的な備えをしておく事も命を守るために重要だと感じた。
  • 持続可能な社会で生きていくために重要な資源である太陽光発電ですが、やはり、今日のような雨の日は発電が難しくなってしまうということがわかりました。外に出てソーラーパネルを見れなかったのが残念でした。海での話では、自分の判断で行動するのではなく、最悪の場合を考えて行動しなければならないことを学びました。
  • 元々、住宅が建っていたところ一面にソーラーパネルを設置するなんて大胆な発想だなと思った。余ってしまった土地を有効活用するのはいい考えだとも思った。
  • 海から遠く離れても津波が来たと思うと津波って怖いなと思ったし、家が建てられない分発電をするということは初めて知りました。
  • ソーラーパネルがあった場所にたくさんの家があったという話が特に印象に残っている。ここにあるはずだった暮らしが津波で無くなったことがすごく悲しいと思った。津波の怖さをものすごく感じた。
  • 人間、経験が大切だと改めて思いました。この堤防を超える津波は来ないと信じ、逃げ遅れた人が亡くなったのを聞いて悲しくなりました。たくさんの方が亡くなったからこそ、津波の怖さは受け継がれるべきだと思いました。
  • 海で家屋が流され、更地になったところを逆に有効活用して発電する場所にすることで、どんなに辛いことがあっても立ち止まってはならないと気付かされました。
  • 海は本当に怖いなと思いました。津波で避難し遅れた人や、避難する前にもう津波が来た人などと、津波はとても恐ろしいと思いました。ソーラーパネルはすごくたくさんあってびっくりしました。
  • ソーラーパネルの枚数がすごかった。発電量は天候に左右されるけれどしっかり発電できるため、自分が家を持つときには取り付けたいと思った。プリントを見ると五月の発電量が多く、夏に多いと思っていたため少し驚いた。多分梅雨の影響だと思う。
  • 海ではこの高さまで津波が来たと実際に海の近くで聞くとかなりの高さでここまで来るのかと驚いた。避難警告などが出ていたら、ここは大丈夫という慢心をしないよう注意したい。
  • 波に全て拐われてしまってもそこから頑張っている姿が凄いと思った。
  • 実際に流されてしまったところやもともとは人が住んでいたところが平らになっていてすごく悲惨な気持ちになりました。普通の日でもあんなに波が強いのに津波なんか来たらと思うと怖くなりました。あの津波があったからこそ次に津波が来た時にどれだけ必死でにがなければならないのか身に染みました。
  • 海沿いに住む人たちが津波に流されてしまったことを聞いて、いつも津波が来ないからという軽い気持ちが死に繋がるんだと思った。自分が住んでいるところは、海から離れているが、地震が来たときのもしものために備えておきたい
  • 地震があったら油断せずすぐに避難し自分のできる最善を尽くしたいと思った。
  • 津波の被害のことソーラーパネルがあったところは昔家が建てられていたことにびっくりした。原子力発電所がダメになってしまい、新たな電力供給のために広大な敷地に太陽光発電というという発想が凄いなと思った。
  • 津波があんな高さまでくるとは想像もつかないです。実際に被害を受けたとこで話聞くことができてよかったです。

JAPEXを見学しての生徒の感想です

  • LGNのタンクの頑丈さに驚きました。難しい内容ではありましたが、相馬市で作られている天然ガスが被災地の復興に役立てられていたり、私たちの快適な生活に繋がっていることを知り、本当にすごい工場なのだなぁと思いました。
  • LNGの仕組みは難しかったけれど、環境に配慮しながら生産し、供給しているのがすごいと思った。
  • 複雑な仕組みで少し難しかったけれど、たくさんの従業員の方々が携わって24時間ガスの管理をしているのだなと思いました。津波が来ることを想定して作られた建物などにも感動しました。
  • 震災の被害にも負けず人々がより良い生活をするためのエネルギーについて研究しいてすごなと思った。ところで管理室を見る時に壁が透けたのはなんだったのだろうか?
  • 液体ガスがどのように気体に変わって運搬されるのかを知れて良かったです。
  • あんなに大きくて細かい機会みたいなものが置いてある施設を近くで見たのは初めてだったから、ひたすらすごいなと思った。天然ガスがいろんなところに送られていてパイプラインの凄さを感じた。相馬で日本一の施設があることに驚いた。
  • パイプラインやガスタンクなど、津波がきたら全て無くなるのかと思ったら、しっかり耐えられるようになっていてすごいと思いました。天然ガスは授業で習いましたが、あまりイメージできませんでした。福島でそのような会社があることを初めて知りました。
  • 今後の環境問題に対して私達は慎重に接していかねばなりません。自分もできることから環境に優しくしていきたいです。
  • パイプラインのすごさや、ドーム型のやつなどの説明を受けて初めて知るものばかりで興味深かったです。屋上に出た時とてもいい眺めですごい迷路みたいになっていて面白かったです。
  • 津波のことも考慮した設計になっており、安全な場所で仕事ができていいなと思った。LNGについてほとんど知らず、今回ガスと言っても環境に良いものと知り、こういった環境を考慮したエネルギー源が増えたらいいなと思った。
  • 福島にも結構重要な会社があることを知って驚いた。
  • 相馬市にあんな大きな研究所があるのを初めて知りました。郡山市に私は住んでいるのでもしかしたらそこのガスや石油を使っているかもしれないので身近に感じました。画像で見ると小さいタンクが実際見るとすごく大きくてびっくりしました。福島から世界が石油を通してつながっていると思うととても不思議でした。
  • 津波に備えるために、タンクの壁がとても強くなっていたり、海側に窓をつけていなかったり被害を抑えるために工夫がされていてすごかった。
  • 地元で働く大切さがわっかった。企業のおかげで地元が潤う事があるのだという事が分かった。
  • 東日本大震災があり、とても悲惨な状態になってしまったがJAPEXでは災害を教訓に設計・設備を万全に整えており、凄いなと思った。
  • ガスとかよく分かんなかったけど色々なお話聞けたり、外にある機械みたいな物を説明して見れたりいい経験になりました。

バス内での観光協会の方のお話を聞いた生徒の感想です

  • 井島さんの「また明日ねって言ってまだ会えてない人達がたくさんいる。」という言葉がすごく印象に残りました。被災地に行って津波によって流されてしまった場所を見たり、経験した人の話を聞いて、改めて津波や災害の怖さを実感しました。
  • 津波の被害が大きく、家が流されたり、家族が行方不明になってしまった人が多い中、被害を受けた人たちが前向きに復興に取り組んだから今の相馬市が出来てるんだなと感じ、相馬の人たちの強さを感じた。
  • 地震が起きた当時、避難区域に住んでいた人たちがどれだけ大変な暮らしをしていたかが分かりました。生きていることは奇跡なのだと思いました。
  • 海岸にあるもの一つ一つに震災の出来事が影響していて壮絶さを物語っているなと思った。震災被害を受けた場所を見るのはテレビ越しに見るよりも実際に見る方が心に残るのでいいなと思った。
  • 家があったけどなんもなくなった土地を見てお話を聞いて大変だったんだなと感じました。
  • 初めて東日本大地震をものすごく近くで経験した方の話を聞いて、その時の恐ろしさとか辛さとかがよくわかった。失ったものが多すぎたけど前向きに頑張っている相馬の姿を教えてくれてすごく勉強になった。風評被害という言葉が度々出ていてすごく悲しい気持ちになった。相馬の良さが他県にも伝わればいいなと心から思った。
  • 井島さんのお話は、地元の方だからこその話がたくさん聞けました。相馬市の復興についてたくさん聞けました。
  • ピンチをチャンスに変える精神は、これからの人生にとても必要な考え方だと思います。被害にあっても、日本中から支援されていたことには驚きました。熱く語っている姿から、ほんとに相馬が好きなのだと感じさせられます。
  • 相馬で起きた色々なことが聞けました。未だ行方不明になっている方がいるなどと聞きすごく悲しくなりました。津波のことなども聞けて良かったです。
  • 石川は津波の被害を受けなかったため、実際に被害を受けた人の話を聞くと想像以上の津波の恐ろしさを知ることができ、こういった被害が少しでもなくなればいいなと思った。
    実際の被害の状況を聞いて胸が痛くなった。
  • あれだけ被害のあった相馬市が今はあんなにも姿を変えて復興しているのが驚きでした。当時の様子や海の近くは家が少ないことを教えてくださって流されてまだ見つかっていない人もいるんだなと感じました。そんな相馬市が今はその過去を受け入れて必死に頑張っている姿を見て感動しました。
  • 東日本大地震がきたときに、自分の家族や周りの人たちは亡くなったり、行方不明になったりしなかったので、井島さんの話を聞いて、自分が井島さんの立場だったら耐えられなくて死んでしまいそうになると思った。なので、そんな苦しい環境を耐え抜いた井島さんはとてもすごいと思った
  • 映像でしか見たことのない津波のことなど災害時の事を教えてもらって、よりあの災害の怖さを知った。井島さんは東日本大震災を経験していて、悲しい思いもあったと思いますが、後世に伝えるために活動をしていてすごいなと思った。災害のことを話すということは、災害のことを思い出さなくてはならないから辛いと思うが、活動していて凄いなと思った。
  • 震災とかで沢山の被害があったり、今も行方不明者がいたり驚きました。でも一生懸命相馬市を姿はとてもかっこよかったです。

公益財団法人福島県学術教育振興財団の事業の一部で福島県相馬市を訪問して視察を行いました

エネルギー問題と震災後の復興について実際に生の現場を見て、今後の地域課題解決に活かすことが目的です

 

まず初めにJAPEX石油資源開発(株)相馬工場の施設を見学しました

 

どのようなエネルギーをどのように活用しているかのお話を聞いたのち、実際に施設全体を見渡せる屋上でさらにお話を伺いました

実際のガス管を触りその丈夫さを確認します

3月11日の二日後ということもあり、津波が来た場合などに関する質問も多く出ておりました

 

海と共に生きる町としての取組についてお聞きすることができました

その後バスで移動をしながら昼食場所の尾浜こども公園へ

バスの移動中に相馬観光協会の方から津波の時の状況や津波がどこまで訪れたかなどの説明がありました

 

その後レトナス相馬ソーラーパークへ

元々この地区全体にあった家がすべて流され、現在は市が買い上げた土地と地権者の方々から借りた状態で運営されているとのこと

 

ガイドの方のご自宅があった場所も家は流されてしまったというお話を聞き、このような高いところまで津波がきたことに生徒は驚いておりました

最後に雨が降る中実際に海をバックにお話を伺います

「この地域には津波などは来ないと誰もが思っていた。津波警報が鳴る中、殆どの住民は避難をしない選択をした。自分はたまたまほかの場所にいて助かったが、おそらくその時自宅にいたなら避難はしなかったと思う。でも、絶対来ないと思っていた津波がやってきた。」

 

後ろに写る白い家の高さまで津波は訪れたとのこと

 

たまたま地形的にその家は流されなかったそうです

育った町が流され、その後どのような生活を経て現在のソーラーパークになったかをお聞きし、生徒たちも自分自身の地域でどのように生きていくかを考える多くのヒントをいただくことができました

最後に道の駅相馬でお土産やスイーツを購入し帰路につきました

 

 

日常的に過ごす自分の地域を客観視する機会はそんなに多くありません

 

だからこそ、今回のような他地域を訪問することで気がつかされることが多くあります

 

また、県内のどの地域もが抱える少子化や人口減少の問題についても何度もお話を聞くことができました

 

生徒一人一人の未来に多くの種を今回はいただいたように思います

 

これからの教育活動でそれらの種が一つでも芽生えるように指導を続けたいと思います

 

大学や専門学校の先生が来校して、上級学校での学びを体験させてくださいました

 

それぞれ興味のある分野について直接聞けることが特徴です

イギリス人による講義はすべて英語で実施されましたが生徒たちも頑張って話をしたり書いたりしておりました

大学での学びは小中高までと異なり、自分自身が何をどう学びたいかが大切になります

 

すべて与えられた中でこなしていく小中高までの学びとは大きく異なる点を生徒は感じたようです

90分の授業でしたが、あっという間に進んでいくのは知的好奇心が刺激されるからでしょうか

 

生徒が参加をしながら専門性の高い話を聞く貴重な機会となりました

 

公益財団法人福島県学術教育振興財団の事業の一部として地域人材による講演会を実施しました

 

地域で働く方からその経緯や目的をお聞きすることが目的です

第1回の今回は一般財団法人ひとときと代表の飯塚智崇さんです

 

飯塚さんは神奈川県出身、岩手大学進学後に矢吹町地域おこし協力隊として赴任しました

学生時代のお話から始め、福島県に移住をすることになった経緯や今取り組んでいる事業についてお話をいただきました

 

特に大学時代のお話が生徒たちには非常に身近なことで興味をもっているようでした

飯塚さんは現在福島県矢吹町で幼児から社会人まで幅広い方々の居場所づくりに取り組んでいらっしゃいます

 

飯塚さんの福島県での取り組みの意図や考えを通して、子どもたちも福島県で働くことについて考えているようでした

最後に、これから働くことになる高校生に対してメッセージをいただきました

 

 

生徒の感想です

  • 伝えたい人になりたいという思いから事業を作ることは凄いなと思いました。くま研🐻‍❄️めっちゃ勧めてくるの面白かったです。今日はありがとうございました😊実際にしおりばに行ってみたいなと思いました
  • 自分だけでなく他の世代のために自分の出来ることをするのはすごく難しいことだと思いました。自分もまだはっきり何をしたいかわかりませんでした。でも、お話を聞けて参考にすることに出来ました。ありがとうございました。
  • 無理に答えを出そうとせず、間違った迷いながら進んでいけばいいという言葉がとても印象に残った。今日聞いたことを忘れず、これからの人生を楽しんでいきたい。
  • 自分は人に染まりやすくて、自分のことがよく分からないままなんですけど今日の話を聞いて、自分の好きなこととか楽しいこととかやって自分らしくなりたいと思いました。いっぱい悩んで、間違って進みまくろうと思います
  • 仕事の話で「好きなことを仕事にしないと豊かになれない時代が来る」がとても印象に残った。大学進学を考える上で参考になった。貴重な話をしてくださりありがとうございました。
  • 高校生活のことや、大学に入ってからのことをたくさん聞けてよかったです。 自分一人で色々なイベントを立ち上げたり、施設を作ったりしていることがすごいと思いました。大学時代のお話を聞いて、みんなと無理に合わせずに変人のままでいいのかなって思いました(笑)
  • 飯塚さんの「無駄な努力をした方がいい」という言葉が印象に残りました。高校生のまだ時間があるうちに、色々な経験をして、自分の興味があることを見つけていきたいなと思いました。また、お話を聞いて、とても大学が楽しみになりました。とても貴重なお話を聞けてとても良かったです。ありがとうございました。
  • これからは選択肢がたくさん与えられるからこそ、選択するのが大変に成るのだなと思いました。また、選択に伴う責任も重く感じました。しかし、たくさんの仕事があるので自分の好きなことを仕事にしたいと思いました。今日はありがとうございました。やぶこぎキャンプのような体験の場があれば、自然に触れることができ、リフレッシュすることができるなと思いました。私は今までたくさんのキャンプに参加してきたので、今度は手伝う側で参加したいと思いました。
  • 今日は飯塚さんの人生について色々教えてもらうことができてとても為になったと思う。熊の話だったり普段触れることのないような分野について触れられてとても面白かった。色んな人がいると勉強になった。これからも頑張ってください!矢吹町での活動期待しています!

話題提供者

日本経済新聞の編集委員の木村恭子さんと教育ジャーナリストの後藤健夫さんからの話題提供していただきました

 

本日の話題提供は大学について

 

まずは総合大学と単科大学、それぞれどういう視点で大学を考えるべきかをまずは提案していただきました

 

主催の岡山大学の小村さんからは、ご自分の娘さんの大学選びの体験をお話しいただいたのが印象的でした

 

大学選びの際、教授がどの大学や大学院を出ているか(別大学出身かどうかという意味で)やこの数年書いた論文の内容などを見た上で決めたそうです

 

世の中では予備校が定めた偏差値という指標とキャンパスの場所などで選んでしまいがちですが、新たな大学選定基準に生徒も新鮮に思っていたようです

 

また、最近元気のある大学として

  • 都会から離れている
  • 寮があって自宅外から通っている学生が多い
  • 博士号を取る学生を多く排出している
などが紹介されました
 
 
 

大学院を出ること

これまで日本では学部卒で社会に出るケースが非常に多く、大学院まで進むケースは決してマジョリティではなかったかもしれませんが、国際化が当たり前になる今後は修士や博士の大切さが大きくなることが紹介されていました
 
実際の社会の現場感覚なども紹介してくださり、これからの社会がどういう人材を求めるかについても言及がありました
 
その上でこれからは「地方」がどんどん大切になっていくだろうということが紹介され、福島県の高校生にとっても非常に勇気が湧く話題でした
 
 
 

生徒からの感想

  • 大学、進路は学年問わず考えなければいけない内容で、また自分自身も進路関係で悩んでいたため、今回の話し合いで進学先について考えを改めることができたから良かったです。
  • 海外の大学なども考えてる人がたくさんいて、視野が広がりました。
  • 大学は将来仕事に就くまでの過程にあるものだと思っていたけれど、自分の好きなこと、物を自由に学ぶところという考え方もあり、学びたいことから仕事に繋げることもあると思った。
  • 大学院 やりたいことを仕事にするのが当たり前だと思う時代になってきている。
 

ALTの先生主催の授業

ALTの先生主催の授業で英語でCMを作るという企画を進めております

 

自分たちが紹介したい商品、サービス、組織などを自由に選び、生徒自身でCMを作ります

 

発表形態は動画作成でもプレゼンテーションでも劇でもなんでもOKとしております

 

 

 

海外のCMを視聴する

初めに海外のCMをいくつか視聴し、CMでどのように表現しているかを学びました

 

こちらのVOLVOのCMを通して、いかに安定感がある運転ができるかを表現していることを学びました

 

また、デンマークのCMを通してコマーシャルに含まれるユーモアなどについても学びました

 

 

 

シナリオ作り

シナリオをグループ内で作るにあたり、Google DocumentというWordのGoogle版を使用します

 

Google Documentの特徴としては同時に一つのファイルを共同編集ができる点です

 

それぞれ役割を分担して、同時進行で原稿を書き加えたり書き換えたりすることができます

 

また、ALTの先生もそのファイルを開くことで進捗具合を確認したり助言をすることができます

 

なお、内容面については2学期に扱ってきた5つの疑問詞What, Where, When, Why, Whoに対する答えが含まれているようにという指導を行っています

 

誰が、どこで、いつ、なぜ、どの商品やサービスを使うかを込めるという条件です

 

 

 

実際の作品

発表型で行うグループもあれば、劇のような形で行うグループなど様々な発表が見られました

 

一度発表を行い、今後それをどうブラッシュアップしていくかを指導したうえでもう一度発表をする予定です

 

教師が一切指導を行いませんでした、生徒だけでこのクオリティで作成してくれました

 

構成や構図を自ら考え、自分たちで出演、撮影、編集を行いました

 

BGMはフリー素材を使用し、途中のナレーションもWebサービスを使用したとのこと

 

素晴らしいクオリティに驚きしかありませんでした

 

 

 

表現する力

これからの時代は誰もがいつでも発信ができる時代です

 

だからこそ発信の質は非常に大切になります

 

また、様々なツールを使用して自分たちが発信したい形へと創り上げる力も非常に大切な力となるでしょう

 

英語の授業内で使用された英語自体は限られましたが、それ以上の学びが生徒たちにはあったに違いないと思います

STEAMライブラリー×プログラミング思考×創造力

夏休み前に一人一台のロボットを使ってプログラミングをして捜査をするという学びを行いました

 

その後夏休み中にロボットにダンスをプログラミングしてみるという課題を出して、各々でダンスを作成しました

 

そして、新しいアイデアを生み出す体験を先週のNEC Future Programでしました

 

あったらいいなという未来を自由に発想し、NECの方々から助言をいただくというプログラムでした

 

本日はそれらの授業の集大成としてこの教材に取り組みます

 

 

 

防災×テクノロジーで課題解決策を提案

 

防災というテーマで始まったこの授業

 

作成時期から話題になりましたが案の定イマイチ生徒たちは乗り気にはなっていないようでした

 

しかしながら2月6日に発生したトルコの地震の被害が連日報道されている事例などを紹介しながら、2019年に阿武隈川が氾濫した事例なども紹介し少しずつ自分事として考えられるように進行していきました

 

教材付属の動画では兵庫県で実際にどのように災害対策本部を設定したかの事例が紹介されます

 

SNS上の情報をいかに災害対策に活用するか、など生徒にとっても身近なことが災害に役立っていることが紹介されます

 

災害時には迅速な対応と優先順位が非常に大切になります

 

それぞれが目の前で起こっていることを発信することが、災害対策本部にとって役立つことが生徒たちにとっては新鮮だったようです

 

 

 

事例を通して考える

実際に福岡県朝倉町で起きた洪水による被害の事例を通して官民連携しながら様々な対応に迫られたことを紹介します

 

その上で、生徒自身が「どういう課題」に対して「誰に、何に」「何をしてもらうか」を考えてもらいました

その上で各グループで考えたことを発表します

 

他グループが考えたことが自分たちには思いつかない内容であったりすることで、考えの共有が大切な活動となります

 

この後、今後想定される災害の事例として南海トラフ地震についてや富士山の噴火について紹介しました

 

考えたくない未来の災害ですが、しっかりと現実を直視し、どう準備をするか考えることが大切だと思います

 

 

 

 

テクノロジーの進化

生徒の多くがテクノロジーに関して注目をして提案をしていました

 

この教材を作成したのが2020年秋から2021年春にかけてでした

 

その時からまだたったの2年ですが、作成の会議時に考えていたテクノロジーがその後どう進化をしたか、に非常に驚きました

 

当時は最先端と思っていたものも、この2年でさらに発展をしています

 

子どもたちもそのテクノロジーをどう生かすか、という視点で考えているようです

 

なお、ここからはオリジナルの展開として、災害という起こるかどうかわからないことにどう資金を分配するかについて考えてもらいました

 

災害はいつ起こるか分かりませんが、起こらない確率の方が高いのも事実です

 

起こるかどうかわからないものにどれくらいお金をかけるべきと考えるか、について少し考えてもらいました

 

 

 

生徒の感想

最後に生徒の振り返りを紹介します

  • 災害に限らずなにか大きな問題に直面したら順序をつけて解決することが大事ということを学びました
  • 人の力では難しかったこともテクノロジーを用いることで可能にし、私たちのために様々な面で役立てられていた。自分たちの生活のためにもこれから利用できるようにしたい。
  • 今は昔より救助するにも生存者の確認をするにしても機会が導入されてきていて、楽にはなっているけどまだ見つかる課題も多かった。これからの世界は人間と機械がお互いの良いところを活かして苦手なところを補って生きていくようになるんだなと思った。
  • テクノロジーが発展して、便利にはなるけど逆に発展したからパスワードの管理やどこからテクノロジーにお金をつぎ込むかなど考えなければいけないと思った。
  • 想定外な災害もあるから昔起きた災害のことを糧にあらゆる状況を考えより良いものを作っていく必要がある。