「月の欠損」他占星術の研究をすすめています。
「月の欠損」とは、月星座のある星座は7歳までの能力しかなく、本人はそれをひたすら追い求め、人生を無駄にしてしまう。
という提案です。
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月は全く使えないのか?
というと、これがそうでもないんじゃないかと思っています。
結論から言うと、人のためになら使えそうです。
マドモアゼル愛先生は
「みんなが幸せになるように願いをかける」とおっしゃっています。
これの意味が分からなかったのですが、最近わかってきました。
月のハウス、月の星座に関して私たちは気が付くと月星座、月ハウスのことばかり考えています。
どうしたら「月」を叶えることが出来るのだろうか。
「月の欠損」を知った後でも、まだ気が付くと考えています。
私の月は双子座8室。
8室は「愛、セックス、配偶者、自分と深い関係にある人、実家」。
私は気が付くとこのことばかり考えています。
どうしたら夫婦はうまくいくのかばかり考えていると言ってよいです。
うまくいっている夫婦がどのような関係を作っているかと言う事には非常に興味があります。
それなのに夫とは不仲だし、実家にはほとんど行かない親不孝者。
だから私はうまくいかないんだとわかっているのに改善の態度がどうしてもできません。
星座は双子座なので、
「ITで発信するのが成功の道」「資格を取るのが成功の道」は心の底からわかります。
でも自分でサイトを構築したり資格試験に合格することが本当に難しい。
「月で出来ることなど月並みなことしかない」と愛先生がおっしゃってるように、どんなに頑張っても「月並み」までです。
理想の姿はまるで映像のように現実感がありません。
でも考えているんです。
どうしたらうまくいくんだろうって。
だから方法はわかります。
でも自分では実践できないんですよ。
ロックがかかったような状態で、口から出る言葉や態度は破壊するようなことばかりだし、資格の本を開いても全く頭に入ってこない。
口では偉そうなことを言ってるのに、肝心な時に正解の言葉が出ない、出来ない。
そして、これが強烈なコンプレックスになっています。
月の特徴は
それについて考え続けているので、
「どうしたらうまくいくのかはわかるのに自分では実践できない」のです。
6室やおとめ座に月があるなら「どうやったら片づけたり、ものを管理するかは知っているのに、なぜか片づけられない、片づけることに非常に神経を使う」でしょうし、
10室や山羊座にあるなら「どうやったら出世し、認められるかは知っているのに、なぜか仕事が出来ない、続かない」などということになるでしょう。
知ってはいるんです。
太陽より知ってるくらいです。
知ってるだけで自分では実践できない。
やる気が起きない、恥ずかしくて口に出すことが出来ない。細心の注意を払っているのに失敗する。
どれも思い返すと「月」に関することばかりです。
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そんなもの、どう使えばいいんだ。と言う事になりますが、それが
「世界がこうでありますように」と願いをかけること。
「願う」というとわかりにくいですが具体的には「応援する」と言うこと。
応援と言えば応援団、サポーター、マネージャー。
この人たちがいないと選手はパフォーマンスを充分発揮できません。
マネージャーは選手のお世話だけでなくデータ分析なども行います。
知識だけは充分にあります。
でも選手にはなれないですよね。
だから「こうするとうまくできますよ」という発信は間違っていません。
実際、牡羊座月のマドモアゼル愛先生は「どうしたら自分らしく、最大のパワーを発揮して生きられるのか」を追及して「月の欠損」を発見されたのではないでしょうか。
そのように考えると月は重要な気付きを外部から教えてくれると思います。
使える人は無意識にわかるし、気にも留めないことを大真面目に考え続けることでそれを具体的なパターンとして世界に提示できるはず。
太陽は右脳、月は左脳と考えるとわかりやすいと思います。
右脳は直感脳で、果てしない可能性を秘めているという右脳ブームがありました。
成功者は右脳を使っていると言われます。
左脳は現実の計算力、言語能力などを司っていると言われ、ほとんどの人は右脳を活かせていないと言われています。
これが月と太陽の個性に非常に似通っていると思うんですよね。
左脳が月だとしたら言葉にする能力は月が持っていると言う事になります。
どうしたら成功するんだろうと悩み続け、左脳的な理解をしたことなので言葉にはできます。
右脳的な人は考えなくても出来てしまうので「できて当たり前でしょ」と思っているけど、実際には誰にも出来ません。
ところが左脳の人はこの能力を使いこなしていくために言語と数字に一旦変換します。
これを「月」ならできるとしたら。
「こうしたらうまくいくんだよ」と発信することも「応援」ではないでしょうか。
散々月で生きてきたなら「自分には全くこの能力がない」と封印する必要はないと思うんです。
発信して世に広めてもいい。
実際に月星座の情報発信している人は多いです。
山羊座月の人が「俺の仕事術」とか、蟹座月の人が「料理本」とか。
月星座の言う事は確かに的を得ています。
ところが本人は全くそうでないので本人を前にすると説得力に欠けるんですよね。
例えば月天秤座でおしゃれにうるさい方がいましたが、どうみても野暮ったかったんです。
でもこの方の「服装は大事」という視点が私にはなかったので大変学びになりました。
月の発信では「私は出来ないけど」の前置きをするか、自分自身は姿を見せないほうが良いかもしれません。
むしろナチュラルに出来る太陽は自分がどうして成功できるのかを言語に変換できません。
藤井名人や大谷選手が自分なりの成功方法をいくら語っても、誰も真似できないようなものです。
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それから身近な人が頑張る時応援は出来ます。
自分のために使おうとしなくなった時、月は使えるようになります。
殊に太陽のサポートに回ったら非常に強力なパートナーになりえるでしょう。
身の回りのお世話をし、心の底から励ますことが出来ます。
自分が月側なら太陽の人を褒めてください。
「なんてあなたは素晴らしいんだ、絶対私が出来ないことをいとも簡単にやってのける!」と。
太陽の素晴らしさは、実は月が一番知っているんです。
そしたら太陽は月に自信をもらい、いくらでも協力してくれるし、お願いしたことを何でもやってくれます。
太陽は無限に与える惑星。
月は太陽から貰う惑星。
太陽の成功を後押ししたら、その成果を分けてもらう。
太陽のエネルギーは無尽蔵なので遠慮しないでいいと思う。
だから月でも成功はありえます。
それは「○○さんの奥さん」「○○ちゃんのお母さん」「○○さんのマネージャー」「○○社の部長さん」という成功になりますが。
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「自分にはない」という認識を持てるなら月を封印する必要はない。
でも無視できるなら無視したほうが良いかも。
作品にしたり、言語化していく作業は古傷をえぐり返すような、せっかく乾いたかさぶたをはがして血を流すような辛さがあります。