油絵を描いています、けどマンガも始めました -74ページ目

ちょっと失敗

ご訪問ありがとうございます。


以前アップした「暗色の花」を見てもらおうと考えていた人に

見ていただきました。


「ねらい」としては、血流の増加と浄化だったんですけど・・・


「暗い絵で好みではない」

と言われちゃいました。。(´д`lll)


まあ、そうなんだけどね・・・。

気持は分からなくないですよ。


「色彩生命論」に赤とインディコの効果がそう載っていて、

そうなのかな・・・?って思ったんだけど、

ちょっと効果の以前に、嫌われちゃいました。


まず、

「え?これは何?何かあるの?」

って聞かれました。


あまり絵を見慣れていない人で、その割に見せた絵は一面暗色の

変わった絵なので、ちょっと不思議そうな顔をしていました。


べつに、インパクトをねらった絵のつもりはなかったので、

やっぱり分かりやすい絵のほうが、

ねらいが伝わりやすいんだろうなと思いました。


普段、私がよく絵を見せている人には、すんなり入ったんですけどね・・・。


で、次に

「この花は何の花?」

って花の種類を聞かれ、

「葉の感じはいい」

って、少し明暗バランスを調整するために入れた、

ちょっと明度の高い「葉」の部分に目がいったようでした。


何が描いてあるのかをまず理解しようとし、

次に絵の中の特色を見つけ出そうとしたんだなと思いました。


要するに、絵に意味を見つけようとしたんだなと。

好き・嫌いでまず選別して、

違和感を感じたら、その中でも何か妥協点を見つけたいと思ったんだなと。

それで、自分の幅を広げたいとか思ったりもしているんだろうなと。


おそらく、普段「絵」に関して、まるで意識なんてせず、

ただ漠然と絵から受けるイメージを楽しんでいるんですね。

すごく分かります。

あー、そういえば私もそうだ、って思ったりしました。


ただ、私は以前の「黄色」の反応のように、

なんとなく体がその色を心地よく感じさせて、

「暗いけど、なんか落ち着く」

とかって言うのかな・・・?

と期待でドキドキしていたので、

拍子ぬけしてしまいました。



前の「黄色」は、体調もともかく、色が明るかったので、

その辺も入りやすかったのかなと思ったりしました。


で、本来の血流の増加と浄化に関しては、それ以前に大きな違和感を

感じさせてしまったので、本当に効果があるかどうかは分からずじまいです。

もしかしたら効果はないのかもしれません。

ただ、その人はいつも暗色で寒色の服を着ていることが多いので、

きっと、そういう色に落ち着きを感じているんじゃないかな?と思ったりします。


私はとりあえず試しによく見えるところに置いて見ていますが、

ぶどうっぽい色だな・・・とかそれなりに楽しんだりしています。

寝る前に見ると、安らぎ感を感じたりします。





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クロッキー会に行ってきました

ご訪問ありがとうございます。


今日は以前から行こう、行こうと思っていた、

裸婦のクロッキー会に行ってきました。



油絵を描いています


油絵を描いています

鉛筆画なんで、線が見えますかね?


時間がワンポーズ10分だったので、短くて、おおざっぱな形しかとれなくて、

ああ、写真に撮っておきたい!

とか思いました。


今は花を描いているんですけど、

いずれ、人物も描いてみないとな・・・と思っています。


やっぱり、何だかんだ言って、人物の入った絵って

興味深いですよね。


花+女性のモチーフで。王道です。


ミュシャが頭の片隅にある、っていうのもあります。


モデルさんがスタイル良かったっていうのもあって、

結構考えていたよりきれいだな、と思ったりしました。


人物の裸体を描くって、どんな気持ちなんだろう・・・って

思っていたんですけど、

意外と淡々と描いてしまいました。

花とか、りんごなんかとさほど変わらない感じでした。

不思議なものです。


描くより、見る方がドキドキしたりするのかもしれないですね。


・・・こうやって描いたものを見ると、女性が描いた絵だなって

感じがするものですね。

あと、なんだかマンガみたいだなって感じもします。


着色すると、また違うんですよね・・・。




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今週の「かぶく者」

ご訪問、ありがとうございます。



今日は以前お話した、週刊モーニングに連載されているマンガ、

「かぶく者」の掲載日でした。


主人公の新九郎は、今までその歌舞伎の才能で、比較的トントン拍子で、

活躍の場を広げてきましたが、ここにきて、梨園の壁に阻まれています。


伝統の名の下にがんじがらめになった舞台に、

自由な才能が売りの新九郎はしばられて、息苦しさを感じています。


こういうところは、現実に様々な場面で見受けられると思います。

若者共通の悩みの一つだと思います。


さすがの新九郎も、今回は入院する程、憔悴しきっています。


今日は、新九郎のご先祖、生島新五郎とご対面してました。

恋四郎に会いに行くのかな、と思っていたんですが、

新五郎でした。


やっぱり新五郎は半端ないです。

名役者だけあって、厳しいです。


これからもすっごく楽しみです。

今日も絵が冴え渡っていました。

一コマ一コマが、切り取ってそのまま飾れるくらいの素晴らしさです。


きっと、新九郎はこの難局を乗り越えると思います。

どう乗り越えるのか、楽しみです。


「ガラスの仮面」のように、中途になったまま何年も経過してしまう

ようにならないで欲しいです。


かぶく者 2 (モーニングKC)/たなか 亜希夫
¥550
Amazon.co.jp


女形の恋四郎が表紙になった本を掲載してみます。

きれいですよねキラキラ。上手ですよね。クラッカー


これ、ちょいノンフィクションなんじゃないの?とか思わされます。


木曜日の楽しみです。

絵の見応え

ご訪問ありがとうございます。


1枚描き終えて、次は何を描こうかな~・・・と考えているところです。


今日は描いた絵の「効果」に関するお話で、

「絵の見応え」について考えたことです。


というのも、私はこうやって手描きで油絵を描いていますが、

こういうネット上に載せるには、ペースがトロいな~と感じたりするからです。


ネット上の情報ってホント早いですよね。

っていうか、逆に早さが大きな価値なんでしょうね。


それから、何枚か絵を写真に撮って、掲載していますが、

こういうPC画面にはやっぱりCG作品のように、つるりとした画面の方が

向いている感じかな・・・とか思います。


でも、逆に言うと、早い媒体に合っている作品というのは、

長い時間、ゆっくり見るのには適さないかな?

とか思ったりします。


手描きの油絵って、手編みのセーターに感覚が近いような気がしました。

ちょっと間違うと重いっていうか。


でも、上手いことバランスがとれると、長く見てて飽きないっていうか。



前に読んだ村上隆氏の本の中で、


「作品がセカンダリーマーケットに耐えられるかどうか。

作品はマーケットに出た時には、最初の価格の何十倍にもなっていく、

その責任に耐えられるかどうか。」


と、作品の価値基準について語っていましたが、

なるほど~と思いました。


どれだけ長い間楽しめるかってことですよね。


ある意味、分かりやすい基準だなと思いました。


責任ですよ。うん、うん。(・・・大きく出てます。)



私自身で描いた絵の中で、我ながら「飽きる絵」と「飽きない絵」があります。


やっぱり、気を入れてきっちり描いた絵は、見飽きないことが多いです。


でもだからと言って、独りよがりの思い入れが強い物は、

見飽きる以前に重くて、見るのが辛かったりします。


前述の重い手編みのセーターのような。


だから、良い“気”が画面に乗るように心掛けつつ、ある種客観性を持って

その上できっちり描くと、比較的長持ちするような気がします。


“マーケット”云々は理想としても、長い間楽しむには、

やはり少しは気合の入った絵の方が、見応えがあるようです。



それから、人間はアナログな存在なのか、いくらデジタルが便利といっても、

“生気”のようなものも欲するのかな、なんて感じることがあります。


ハートっていうか、温かみっていうか・・・。




手描きはトロいですが、手描きだからこそ伝わる想いがあったりして、


そのあたりが人間の価値を、伝え得る部分なんだろうな、


と思ったりしてます・・・。




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役に立つ絵


ご訪問ありがとうございます。


今日は絵がもたらす「効果」についてのお話で、

ちょっと本を紹介させていただこうかと思います。


前に書いた「ある実験」の記事の中で、

“色が体調に影響を及ぼすらしい”

といったことを書きましたが、下に紹介した本の一節も、

私の頭の片隅にあって、はなれません。

日野原重明 アートでいきいき/日野原 重明
¥1,680
Amazon.co.jp

この中で、東山魁夷氏が入院していた時のエピソードが書かれてあるんですけど、


東山魁夷氏が、病室にある女性からもらった絵を壁に貼って、毎日その絵に励まされた、


と書いてあるんです。


自身がお描きになった絵ではないそうです。



あの、巨匠ですよ。東山魁夷大先生ですよ。


その方にいったいどんな絵を贈るというのでしょう?


なんと勇気のある方でしょう!


そして、どんな絵だったというのでしょう!!



・・・済みません。ちょっと茶化してしまいました。


でも、実際、結構、かなり、これくらいはびっくりしました。


その絵は、著作権があるかもしれないので、ここでは載せませんが、

本を見るか、ネットで調べてみてください。

(ネットで掲載されてたけど、いいのかな・・・?)



シンプルなクマさんの絵です。


その絵を見て、入院中の東山氏は、ほんわりと、ほっと癒されたそうです。


で、そのクマさんの色です。



・・・ブルーなんです。


ブルーだったんですよ!


白い画面に、ブルーのシンプルな線で、クマがさらりと描かれています。


クマはキャラクターっぽい感じで、ブルーの線がメインで描かれていて、

色は塗られていません。白です。

画面は青と白のみです。


この絵で癒されるなんて、数々の画家の皆さんの努力って何なんだろう・・・。

って感じもちょっと受けちゃったりしますよ・・・。




ま、ま、とにかく、

青は鎮静力があり、リラックスさせる色だそうです。

熱を冷やしたり、血圧を降下させる作用があるそうです。


ということは、


その病気の質にもよると思うんですけど、病気の時はおそらく

高い効果を期待でき得る色ですよね。


東山氏はその絵にいつも励まされる感じがした、と書いてあるんですね。


偶然だったのかもしれないけど、すごいことだな~と思いました。

色がもたらす治癒力っていうか、効果っていうか。

いつも好んで眺めていたっていうんですから。

きっと、体に合っていたと思います。


病気の時って、確かに見て、具合の良くなる絵と、悪くなる絵ってあるような

気がします。

いや~具合の悪い時には見たくないな~っていう絵。ありますよね?

だから、きっとそれは、偶然ではないんじゃないかなって思うんです。


このことで、色に関して、無自覚に描くのはどうなんだろうと、

決定的に思わされました。


絵が、実際の話、娯楽としての側面ではなく、気持ちの支えになるということ。

生命力を活性化させるツールとなること。


ちょっとすごいなと思うんです。


で、どこまで、効果があるのか、できる範囲ですけど、試してみていたりしてます。



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暗色の花の「ねらい」

ご訪問ありがとうございます。


昨日、アップしました絵の説明をしたいと思います。




油絵を描いています


「暗色の花」

   SM キャンバス 油彩


「幸せな絵」をテーマにする私の絵としては、暗い絵です。

これは、ある意図があって描いたものです。


まず第一に、ちょっと体の調子を悪くしている知り合いの方に、

見ていただこうかなと思っています。


あと、暗色の絵がどういう印象をもたらすか、自分で確かめる意図もあります。


全体をインディコの調子にしようと思いました。

インディコは濃い青と紫の混色です。

インディコの作用は、血流の浄化、呼吸の鎮静が期待できるそうです。


あと、赤を入れたのは、赤には血流を促す作用が期待できるそうなので。


その方は、血流を良くしたいと思っている方なので。



この間アップした赤は彩度が高かったので、

白を混ぜてピンクにして、マイルドにしました。


ぱっと見、キツさは和らいだかなって感じです。


メインの花が寒色なので、冷たい感じがするかなと思って、

それは避けたかったので、赤(暖色)を入れました。

赤は血流も促すし。


それから、全体の印象をインディコにしようと思っているので、

近くで見ると形が分かるけど、

遠くから見ると何が描いてあるか分からない位になってます。


明るい絵に暗部が必要なように、

暗い絵もやっぱり明るい部分がないと、表現できないものだなと思いました。


「幸せ」な絵を描く時、明度が高い絵だと、伝わりやすいと思うんですが、

明度の低い絵でもそれが表現できるか、という研究でもあります。


「暗い色」の醸し出す「幸福感」・・・。

ちょっと矛盾した要素のような気がしたんですけど、挑戦です。


明度の低い暖色は「豪華さ」を演出できます。

明度の高い絵ではカジュアルさは出ても、豪華さは中々でません。

(と、デザインの本に書いてあります。)


ということは、人間は暗色部分に、どっしりとした落ち着きを感じるのだと思います。

明色では、軽さが出て、不安定な感じを受けるのだと思います。

だから、「豪華さ」には暗部が欠かせません。


「豪華さ」は「幸せ感」を表わす一つの要素だと思います。

「豪華さ」は人に対して、憧れを感じさせる要素かなと思います。

人生の目標の一つといったような。

“自分の頑張ったご褒美に、ちょっと良い時計を買おうかな”的な。

その時の気持ちに応えられる要素が「豪華」ということ。


ということは、暗色だって「幸せ感」を表わし得ると思ったんです。

で、“絵”だってそういう憧れの要素を、持たなくてはならない訳ですからね。


人間は暗色に関して、安定感や安心感を感じるのだと思います。

敬遠しがちなネガティブな要素に対して、逆に安心感を覚えるのは、

人間の無意識の知覚かもしれません。

結局こうやって、描きあげてみて、「暗い絵のもたらす幸福感」っていうのも、

無いわけでもないかな・・・と思いました。



ただ、描いて思ったのは、このモチーフについてなんですけど、

トルコキキョウとカンパニュラなんですが、

二つとも実際にこういう色の物があります。


だから、見る人は違和感を感じないかな?と思って選んだんですが、

ヒラヒラ、フワフワして、若干意図とそぐわなくなったかな?

ってちょっと感じました。

もう少し硬質な花を選んだ方が、よりしっくりきたかな・・・と思ったりしました。



もう一つのねらい、“体に関する作用”は、その人に見ていただいて、

またちょっと検証してみたいと思っています。



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暗色の花



ご訪問ありがとうございます。


この間、途中経過を紹介した絵が、とりあえず落ち着いたので、再度紹介します。




油絵を描いています


「暗色の花」


  SM キャンバス 油彩


今日は絵を紹介するだけで、説明はまた後にさせていただきたいと思います。



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お笑いの「陰と陽」

ご訪問ありがとうございます。


今日はタイムリーだなと思ったことをお話します。


今日、青芝フック師の講演会の記録を読んだんですけど、

お笑いの考え方が書かれてありました。


青芝フック師は「漫画トリオ」というお笑いトリオの一人で、

横山ノック氏や上岡龍太郎氏と組んでいたお笑い芸人の方です。


で、お笑いについて解説していたんですけど、



「笑いの本質は「緊張と緩和」だといわれていますが
 緊張がはじけた瞬間に笑いが起きるのです。」


「笑わせ方で非常に重要なのは「陰と陽」の考え方です。」



なんだそうです。


うわ、昨日そんなことを書いたところで、

なんてタイミングのいい話なのかしら!と思いました。


いわゆるボケが陽で、ツッコミが陰だそうです。


ボケとツッコミの、外し方の大きさのバランスを取ることで、

「緊張と緩和」が生まれ、大きな笑いが生み出されるのだそうです。


どちらかが大き過ぎても、小さ過ぎても、面白さを感じなくなるそうです。




・・・しかし、芸事というのは、何でも通じるものがあるのかな~と感心してしまいました。


ベテランお笑い芸人さんは、お笑いのネタをそうやって分析して構成して

舞台に立っているんですね~。



人間の感情を揺さぶるということに関して、「陰と陽」の振れ幅というのは、

大きなファクターなんでしょうね。


絵で言うと明暗とか色相とか主題かな。



「陰と陽」は様々な状況の中で見られますが、

お笑いの舞台もそうなんだな、と思いました。


お笑いは全く見る側で、ただ楽しませてもらってますが、

やっぱり芸事、普遍的な法則みたいなものが、根底に流れているんだなと思いました。





それにしてもちょっと今日は、あまりにタイミングが良かったんで、驚いてしまいました。





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「癒し」と「活力」

ご訪問ありがとうございます。


今日は絵を見せることの「効果」に関することです。



以前に記事の中で東洋思想の「陰」と「陽」について書きました。


世の中は二律背反で成立していると。


一面だけで成立するものは、この世には存在しないと。




・・・でも、そうは分かっていても、幸運な状態、幸せな状態だけを望んでしまいます。


いつも元気な状態でいたいです。


でも、いつも元気だと疲れちゃいます。それがかえって自然の姿です。


じゃあ、落ち込んだ時とか疲れた時っていうのは、そんなに不愉快な状態か?


というと、確かに不愉快なんですけど、最近ちょっと違うかもと思った事があります。



よく、“プラス思考”とかいいますが、


あれは人間の体にとって「交感神経優位」の状態なんだと思います。


世の中は“プラス思考”優位で動きがちです。


“がんばるぞー!!” “おー!!” みたいな、アゲアゲ状態です。



でも、“マイナス思考”の時もある訳です。


あんまり気分のいい状態ではありません。


世の中では、ちょっと肩身の狭いような状況です。



でも、ところが、その状態は「副交感神経優位」の状況とも言える訳です。


「副交感神経優位」の時というのは、なんと!!


内臓の動きが活発になるそうです。


「交感神経優位」の時というのは、内臓の動きがストップしちゃうそうです。


だから、いつもいつもアゲアゲの戦闘状態だと、かえって体に悪いんです。


だら~~ん、のら~~んってしている状況が、人間には必要なんです。


必要なんです!!



字を大きくしてしまいましたが、意外と現代社会の中ではできないもんです。


それに、日本人は苦手な人が多いんじゃないかと思います。


私も緊張感が抜けない時が多いです。


“なまけてるって思われる!!”とか“こんなんじゃダメだ!!”とか思ったりして。


昨年“おバカタレント”が、とても、もてはやされたりしましたが、

きっと、緊張感の多い日常を多くの人が過ごしているために、

彼らのようなタイプを、必要としたのだと思います。


だから、「陰」と「陽」というと、言葉では

「陰」=悪い

「陽」=良い

って感じがしますが、大きく見ると、同等なんだと思います。

どちらもその状況によって、良し悪しなんだと思います。



あんまり絵と関係ないような感じがするかもしれませんが、


どういう絵を描くかという時に、大事な判断になるように思っています。


「癒し」の絵と、「活力」の絵。


絵はこの2つのパワーを表現する力があります。


この二つは、その時々の人の気分によって、必要な要素です。


だから、描き手は「陰」も「陽」も二つの要素の良さ、悪さを

知っておく必要があると思います。


描く方はそういうことをきっちり意識して描かないと、


見る人に届かないんじゃないかな~と思っています。



「交感神経優位」になっている時にはクールダウンを、

「副交感神経優位」になっている時にはウォームアップを、


それが結局、「幸せ感」を感じてもらうこと、につながるんじゃないかなと。



作家は、自分の絵に飲み込まれずに、客観的に、

自分の絵をコントロールする部分を持って、

そうして初めて仕事になっていくような気がします。


自分の感情のコントロールを、要求されることが多い、

現代の人の気持ちを動かすには、

やはり自分の作品もコントロールしないと、共感は得られないように思います。


そこは、表現していく以上、ぼんやりできないところのように思います。




で、私はそうやって描いた「癒しの絵」を、ぼんやり眺めて癒されたいです。(^∇^)




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2か月経ちました

ご訪問ありがとうございます。


ブログを始めて2か月経ちました。


作品だけだと、よく分かってもらえないかな?と思い、自己紹介をして、

その後、つらつらと、自分の思ったことや考えたこと、作品を紹介してみたのですが、

読み返してみると、何だかあちこち飛んで、脈略が見えにくい感じだな・・・と思いました。


これから書いていこうと思うことを、ざっくり紹介してみたいと思います。


まず、私は花をテーマに油彩で描いているのですが、

5月の自己紹介では芸術観や絵画観など、

私の考えている、おおまかな枠についてお話しました。


これからは、絵に対しての具体的な取り組み方について

お話していこうかなと思っています。


6月中にお話したのはその断片です。


私が絵を描く時に迷うのは色々あるのですが、


「色」、「形」、「主題」、「効果」などでしょうか。


 「色」については、「色彩生命論」を基に考えていることが多いです。


 「形」については、生け花の作品を作ったりしてみて、構成を考えたりしています。


 「主題」については、花を通して「幸福な美」を提供したいと考えている訳ですが、

 「幸福な美」の枠を自分の中ではっきりとした形にするために、

 様々な思想や考えを深めようと心掛けています。

 で、芸術上では、ここが一番のキモかなと思います。


 「効果」については、作品を頭の中から表に出したとき、どうそれを伝えるか、

 作品と見る人のコミュニケーションについて考えています。

 効果に関しては、「主題」の次に重要かなと思っています。


だいたいこの4つの観点から、作品にアプローチしている感じです。


「色」、「形」は絵に対する直接的な表現で、


「主題」や「効果」は間接的な表現でしょうか。





人間の気持ちの中にある想いを伝える上で、絵や音楽やファッション等といった

言語外の五感を刺激する表現というものが、あると思います。


だからといって、「絵」は表現を100%満たすものではないと思います。

言葉が100%満たすことができないように。


人間の表現方法の内の一つです。


だから、より「絵」を楽しんでいただくために、とりあえず言葉をつかって

できるだけ分かりやすいものにしたいと思っています。



「絵」を一枚完成させるには、結構様々考えています。

私はとりあえず、現代社会で生活している一人の人間です。

一日3度の食事を摂らないと、餓死したり病気になったりします。


生きていくのは結構大変です。


その中で、ゴミになる可能性の高い「絵」を描いているのは、

そのことが、生きる上で何となくプラスになっているような気がするからです。


「絵」は人間にしか描けません。

そういった、人間ならではの行為であるからこそ、

何か意味があるように感じています。


それで、そういった人間独特の行為としての「絵」を見ていただくことで、

見る人にも、何らかの気持ちの動きが生じるのではないか、と期待しています。


「絵」を見ることによって、鑑賞することによって

人間として生きている楽しさや不思議さ等の、命の動きを感じていただければな、

というのが希望です。


色々あっちこっちに飛んだことを書くかと思いますが、

つまらないことも多いと思いますが、(〃∇〃)


それも含めて、楽しんでいただければと思っています。


これからもよろしくお願いします。クラッカー




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