邦楽新曲レビュー -46ページ目

エレファントカシマシ『新しい季節へキミと』

新しい季節へキミと(初回盤)(DVD付)
『桜の花、舞い上がる道を』から約7ヵ月ぶりとなる、エレファントカシマシのシングル。彼ららしいメッセージ性あふれるナンバーで、旅立つ勇気を与えてくれる仕上がり。
レコード会社移籍後のシングル第1弾『俺たちの明日』がヒット、年始に出したアルバム『STARTING OVER』やシングル『笑顔の未来へ』『桜の花、舞い上がる道を』のリリースと、勢いに乗っているエレファントカシマシの季節感溢れるニューシングル。今のエレカシの再進撃をさらに押し上げるような前向きな爽快ロックナンバー。プロデュースは、前作に続き、東京事変の亀田誠治が担当。昨秋からハイペースでポップな曲を連発していますが、今作も軽快なサウンドに、上へ昇って行くような飛翔感溢れるメロディで、どこまでも心地いい曲に仕上がってます。ポップなエレカシもいいですね。
カップリング『It's my life』は、深夜の首都高ドライブを痛快に描いたアメリカンロック風味の勢い溢れるナンバー。男臭い宮本節全開で、ライブで盛り上がりそう。カップリングの方が好きかも。初回盤のDVDには、08年6/28に日比谷野音で行われたワンマンライブから8曲も収録されてます。
GyaO 音楽(~10/29)やYahoo!動画(~10/31)でPVフル視聴できます。試聴はコチラです。10/1リリース。

Aqua Timez『夏のかけら』

夏のかけら
ガッキー主演の映画「フレフレ少女」主題歌。ヒット・シングル『虹』に続く、Aqua Timezの7枚目となるシングル。メロディックかつ温かみのあるアコースティック・ナンバーで、子どもの頃の純粋な気持ちを思い出させてくれる。
「♪大丈夫だよ」と歌ったキャッチーなアップチューン『虹』から約5ヶ月振りとなるAqua Timezのニューシングル。過ぎ去りし夏に思いを馳せる、ノスタルジックで切なくも温かいアコースティックなミディアムナンバーに仕上がっています。シンプルなピアノと雑音が入ったイントロとアウトロが印象的で、子供の頃の風景が浮かぶ曲ですね。うーん、やっぱり歌声と歌詞が苦手。
カップリング『秋になるのに』は、三菱自動車「パジェロミニ」CMソング。ラテンテイストが新鮮なトラックに、失恋を想い出にできない切ない想いを綴ったミドルチューン。小気味良いラップがいいですね。『on the run』は、バンドとしての攻めの姿勢が窺えるファンキーなデジタルロックチューン。ノリノリでヘヴィな感じが、RIZEっぽい。個人的には1番良かったです。カップリング2曲を聴くと、Aqua Timezってミクスチャーバンドなんだと再認識。いつもカップリングのミクスチャーな曲の方が気になります。いつかタイトル曲として挑戦して欲しい。
GyaO 音楽(~11/12)やYahoo!動画(~11/19)でPVフル視聴できます。試聴はコチラです。10/1リリース。

KOH+『最愛』

最愛(DVD付)
映画「容疑者Xの献身」主題歌。福山雅治×柴咲コウによるスペシャル・ユニット、KOH+が再びダッグを組んだシングル。大ヒットを予感させる心を打つバラードとなっている。
柴咲コウと福山雅治のコラボレーション・ユニット、KOH+(コウプラス)。フジテレビ系月9ドラマとして高い人気を集めたドラマ「ガリレオ」の劇場版の主題歌として福山雅治がレクイエムをイメージして作詞・作曲・プロデュースした楽曲。ドラマ主題歌だった『KISSして』以来、約1年ぶりの再始動です。アッパーだった前作とは打って変わって、生音の質感を生かした壮大で美しいバラードに仕上がってます。前半はシンプルなサウンドで歌声を前面に出してますね。後半は起伏のあるストリングスが盛り上げます。正直、前作は柴咲コウに合ってないと思ってたので、しっとりしたナンバーの方がしっくりきます。カラオケだけでカップリングがないのは寂しいですね。
GyaO 音楽(~10/29)やYahoo!動画(~11/14)でPV45秒視聴できます。試聴はコチラです。10/1リリース。

ストレイテナー『Black Hole』

Black Hole
元ART-SCHOOLのギタリスト大山純が加入。10/1より配信限定で4人編成になって初音源となる新曲をリリース。
ナカヤマシンペイが参加するTHE PREDATORSの再始動も話題となっている中、今年で始動10周年を迎え、10/1に大山純の正式加入を発表した新生ストレイテナー。あちこちのライブ会場で10/1に重大発表があるというフライヤーが配られたりしてたので、薄々気付いてましたが。10/1に一応ファンとしてオフィシャルをチェックしたら、めちゃくちゃ繋がりにくい状態になるぐらいアクセスが集中してました。今作は、今年の春から4人編成でスタジオ入りしていたという新体制第1弾となる新曲で、加入発表と同時にリリースされたテナー初の配信限定曲。不穏な雰囲気溢れる静かなイントロから始まり、徐々に加速してサビで爆発的なサウンドになる抑揚のあるロックナンバー。全英語詞による非常に重い曲。この暗さが気に入ってます(笑)ベースのひなっちとは、初期のARTでバンドメイトだった大山さん。初期のARTの音源も好きでした。11/26にはニューシングル『Little Miss Weekend』をリリース予定。「4人あわせてストレイテナーです!」とか、ホリエテナーがアー写でサンダルだったとか(^▽^;)ツッコみ所もありますが、期待を必ず上回ると宣言した次作アルバムに期待。ツアーのチケットも確保できたので、今から楽しみです♪
GyaO 音楽でPVフル視聴できます。(~11/5)試聴はコチラです。iTS等で購入できます。10/1配信限定リリース。

flumpool『花になれ』

花になれ
au「LISMO」CMソング。いま最も目が離せないニューカマーが配信限定シングルでメジャーデビュー。
インディーズの登竜門、indiesmusic.comにて週間PVアクセスランキング歴代1位を記録。シングル『labo』がTBS系「CDTV」の8月度EDテーマに起用されるなど、大きな注目を集める大阪発の4ピースバンド、flumpool(フランプール)。インディーズでリリースされたタワレコ&TSUTAYA限定シングル『labo』(記事)に続く、メジャーデビュー配信限定シングル。今作は、アンジェラ・アキ、Superfly、YUI、EXILE、宇多田ヒカル、サザンなど、これまでそうそうたる面々が手がけてきたau「LISMO」CMソングに大抜擢され、大量OA中。新人とは思えない、繊細なアプローチで聴かせる優しくも力強いロックチューン。爽やかなストリングスとバンドサウンドが心地良く響きます。キャッチーなサビも覚え易い。実はオリジナルではなく、原曲である『オーケスタ』を歌っていた百田留衣さんが楽曲提供したもの。ビジュアルもいいし、売れそうですね。もちろん、flumpoolのオリジナル曲もオススメ。
Over the rain~ひかりの橋~三浦春馬・主演のTBS系ドラマ「ブラッディ・マンデイ」の主題歌に起用されてる、2nd配信限定シングル『Over the rain~ひかりの橋~』は11/5にリリース予定。さらに、デビューミニアルバム『Unreal』は、11/19にリリースされることも決定。Mステも見なきゃε≡≡ヘ( ´∀`)ノ
GyaO 音楽(~9/24)やYahoo!動画(~未定)でPVフル視聴できます。オフィシャルからでも。試聴はコチラです。MySpaceあり。mora等で購入できます。10/1配信限定リリース。

加藤ミリヤ『SAYONARAベイベー/恋シテル』

SAYONARAベイベー/恋シテル(初回生産限定盤)(DVD付)
10代最後のアルバム『TOKYO STAR』に続く、加藤ミリヤの20代初となるシングル。「言えないサヨナラ」を歌ったセツナチューンと、誰でも知ってる大ネタサンプリングの両A面シングル。
『SAYONARAベイベー』は、しっとりしたピアノのイントロから新機軸となるドライヴ感溢れる4つ打ちトラックに、別れる決心ができない女性の揺れる気持ちを歌った切なくてダンサブルなナンバー。携帯がいつもロックされ、口先だけ「アイシテル」と言ってる軽い男(←勝手な想像も入ってます…)と都合のいい女との、会話仕立ての斬新な歌詞が面白いですね。「別れたいけど別れられない」大人の苦い恋をリアルに歌ってます。2人の掛け合いがテンポがよくて、思わず聴き入ってしまいます。
『恋シテル』は、大ネタShanice『I Love Your Smile』をサンプリングした恋が始まるウキウキ感を表現した可愛いポップナンバー。カップリング『PERFECT PITCH』は、クールなトラックにパワフルに歌い上げたダンスチューン。テンポがいいコーラスとの掛け合いがカッコいい。毒っ気のある歌詞がいいですね。初回限定盤のDVDには、アルバム『TOKYO STAR』収録曲で、配信限定でリミックスリカットされた『最後のI LOVE YOU Acoustic Ver.』のPVを収録。
GyaO 音楽(~11/12)やYahoo!動画(~10/23)でPVフル視聴できます。試聴はコチラです。9/24リリース。

PhilHarmoUniQue(フィルハーモユニーク)『みちしるべ』

みちしるべ
映画「イキガミ」主題歌。枠にとらわれないスケール感のあるバンド・サウンドと、ヴォーカル五郎川の存在感ある歌声が魅力のフィルハーモユニークの2ndシングル。彼らの音楽性や方向性を示唆するリアルなナンバー。
自由人というバンド名でインディーズで活躍し、Mr.Children、レミオロメンが所属するOORONG-SHAの新レーベル第1弾アーティストとなった、PhilHarmoUniQue(フィルハーモユニーク)。あの小林武史がサウンドプロデュースを担当したことでも話題になりましたね。大人気コミックを原作とした松田翔太・主演の映画主題歌として、劇中でもフォークデュオに歌われています。生きる意味を問いかける、メッセージ性の強いミディアムロックナンバー。『つなわたり』という曲名で、ヴォーカル五郎川さんが約3年前に作詞・作曲し、演奏されてきた楽曲。将来への漠然とした強い不安を歌い上げていて、シンプルなギターとストリングスが心地よく響きます。70年代のフォークソングを彷彿とさせる感じで、歌声とか語りかける歌い方が馬場俊英さんを思い出しました。
カップリングは、よりフォークソングに通じる男臭く歌ったミッドナンバー『つづき』、巻き舌ぶりも発揮したハーモニカが入ったアメリカンロックなナンバー『no blues』を収録。カップリングも懐かしい曲調で、うまくまとまってますよ。
GyaO 音楽(~11/12)やYahoo!動画(~未定)でPVフル視聴できます。PV視聴はコチラMySpaceあり。9/24リリース。

高杉さと美『RELATION 〜あの風を辿って〜』

RELATION~あの風を辿って
家族への感謝の気持ちを自身の作詞で歌ったバラード『ありがとう』に続く、通算6作目のシングル。SOFFet、古内東子、ACOら人気アーティストによるプロデュース楽曲が収録された豪華な一枚。
昨年デビューしたaxexがゴリ押し中の新人、高杉さと美。実力派アーティストを各楽曲のプロデュースに迎え入れたコンセプト・シングルで、「RELATION=関わり合い、結びつき」をテーマにした4曲を収録。『夕街風』は、SOFFetが楽曲提供&参加した哀愁溢れる柔らかなミッドチューン。SOFFetらしい温かい生音のリズミカルなトラックとSOFFetのコーラスが心地いい。彼女の優しい歌声との相性が良くて、心に響きます。
『月が見ている』は、かつてOLの教祖と呼ばれていた古内東子さんが楽曲提供した「♪今夜はあなたに会いたい」と、切なく歌った叙情的なスローナンバー。古内東子さんは、以前にデビューシングル『旅人』のカップリング『ベランダの花』や1stアルバム『garden』収録の『いちばん やさしい風』でも楽曲提供してましたね。
ACOが書き下ろしたエレクトロな浮遊感溢れるサウンドに抑揚のあるメロディが乗った『青い花』、DJとしても活躍する次世代シンガーソングライター、グディングス・リナが書き下ろした、爽やかなアコースティックサウンドに何気ない日常を歌った優しいミディアムナンバー『積み木』を収録。ACOといえば、Dragon Ash最大のヒット曲である『Grateful Days feat. ACO, ZEEBRA』を思い出すなー。そのACOが作詞・作曲した『青い花』が1番気に入ってます。いつもの癒し系の歌い方とは違う、力強く歌ったサビにグッときました。どの曲も良くて、充実度の高いシングルになってます。12/17にニューシングル『Tears in the Sky』をリリース予定。
GyaO 音楽(~10/15)やYahoo!動画(~未定)でPVフル視聴できます。試聴はコチラです。9/24リリース。

SBK(スケボーキング)『elegy train』

elegy train
ブレイク・ビーツ、R&B、テクノ、ロックなど、あらゆるジャンルを取り入れたサウンドを作り出しているSBK。4年の沈黙を経ての再始動第1弾は、坂本龍一のヒット・シングル『energy flow』を大胆に取り入れたナンバー。
2MC+バンド+DJというスタイルでDragon Ashらとともにミクスチャーロックをポピュラーな存在へ知らしめ、2004年に活動を休止していたSBK(スケボーキング)。ダンスミュージックを軸にあらゆるジャンルを消化し、進化し続けたSBKが、満を持して再始動。ついに復活ですか。今作は、1999年に「リゲインEB錠」CMソングとして社会現象を起こし、インストとして初のオリコンチャート1位を記録した教授こと坂本龍一の名曲『energy flow(from ウラBTTB)』を大胆リメイク。切ないメロディとヴォーカル、渋いラップが絶妙に絡むメロウチューン。原曲が持つ映画音楽のような美しさと品が残ってて、その辺のサンプリングとは違いますよ。教授も大絶賛のエレクトロ・ヒップホップに仕上がっています。そういや、2001年に小田和正の『ラブストーリーは突然に』を大胆にサンプリングした『TOKIO LV』がヒットしましたね。
カップリング『what can i say』は、ダークなエレクトロトラックに、畳み掛けるラップや滑らかなヴォーカルが心地いい、しっとりしたミッドナンバー。インストとして聴きごたえのある『elegy train_instrumental mix』も収録。秋らしく哀愁を感じる1枚になってます。今後、ハイテンションなスケボーにも期待したい。11/26にKjとのコラボ曲も収録されるニューアルバム『RETURNS』とベストアルバム『ZOMBIE BEST』を同時リリース予定。
GyaO 音楽(~10/22)やYahoo!動画(~未定)でPVフル視聴できます。試聴はコチラです。9/24リリース。

plane『Airport City 82』

Airport City 82
1 Honey
2 gauze
3 幸せになる君へ
4 明日、君に会える
5 identity
6 僕らの足跡
昨年10月リリースのアルバム『localizer』より約1年ぶりのplaneの3rdミニアルバム。今年になって書き下ろした最新全6曲を収録。悩んだり、苦しだり、迷ったり、人生の岐路に立ち、大切なモノを見失った時、 ふと立ち寄りたくなる場所「空港都市82」。
2005年6月にメジャーデビューした、中学の同級生からなる大阪出身の4人組バンド、plane。リード曲M1は、全国ワンマンツアーのアンコールで未発表曲として披露されていたポップナンバー。恋人を運命の人と歌った甘いラブソングです。打ち込みサウンドも入ったキャッチーなM2、旧友・アンダーグラフのヴォーカル真戸原さんがコーラスで参加している共通の友人へ贈ったウェディングソングM3、ぶっきらぼうに歌った切ないミディアムロックナンバーM4、これまでのplaneらしいタテノリで踊れるロックチューンM5、菊池さんのこれまでの悩みが伺えるメロウチューンM6を収録。今作も引き続きサウンドプロデューサー大野一成氏を迎えてます。ゲスト・ミュージシャンとしてNathalie Wiseから斉藤哲也が参加。これまでより大幅に「歌方面」へと機首を傾けた内容。人を刺すロックより人を優しく包み込む歌を中心にした「優しさ」をテーマにしたミニアルバムになってます。ライブで聴いていたM1やM3からplaneの変化は感じていたけど、メジャーデビューミニアルバム『seat22』のリード曲『sister』からファンになったので、私はやっぱりロックバンドのplaneが好きです。昨年のPock騒動(笑)といい、アー写で引いてんのに、ファンを続けるかちょっと考えさせられました。ポップなメロディセンスは認めるけど、しばらくはM5しか聴かない気がする。ちなみに、エンハンスドCD仕様で、今年1月のSHIBUYA CLUB QUATTROにて行われたワンマンライブで披露された『象の目』『はなればなれ』の2曲の映像を収録してあります。
試聴はコチラです。9/24リリース。