邦楽新曲レビュー -45ページ目

MAY'S『Daydream』

Daydream
TBS系テレビ「恋するハニカミ!」10月度EDテーマ。2008年7月にメジャー・デビューしたR&Bユニット、MAY'Sの2ndシングル。ヴォーカル片桐舞子のルーツでもある民謡をフィーチャーした、和テイストの楽曲。
ヴォーカルの片桐舞子、トラックメイカーの河井純一 a.k.a. NAUGHTY BO-Zという二人からなるR&Bユニット、MAY’S(メイズ)。今作は、和楽器を巧みに取り入れ、和と洋が融合した異色のスタイリッシュでアッパーなR&Bチューンに仕上がってます。遠く離れた友人へ、かつて愛した恋人へ、そっと見守ってくれている家族へ、それぞれの「距離感」をテーマにした儚さを綴ったメッセージソング。尺八の音から始まる斬新なトラックに、伸びやかな歌声が気持ちよく乗ってます。津軽三味線の最高峰・木乃下真市が参加し、ダイナミックな奏法を披露してて、カッコいい。しかも、ヴォーカル片桐舞子のお父さんである片桐会片桐流民謡師範の片桐栄山氏の尺八の生演奏参加により初の親子共演も実現。ちなみに、お母さんの民謡コーラスも入ってて、インストで確認できました(^∇^)
カップリング『Love Song~今なら言えるよ~』は、CLIFF EDGE、SHIKATA、KGらと結成したシャッフルユニット、NATURAL8としてインディーズでリリースされた人気ナンバー『LOVE SONG』を女性視点から描いたリメイク楽曲。「♪君が いればもう大丈夫」が響く、優しくも力強いキラキラしたミッドナンバー。NATURAL8のバージョンも好きなんですが、舞子一人バージョンもいいですね。
さらに、DABO、DJ WATARAI等との共演が記憶に新しいU-ZIPPLAIN (ENBULL)を迎えた、クラブシーンにおいて絶大な支持を得るMAY'Sならではの大人なHip Hopチューン『John Doe feat.U-ZIPPLAIN(ENBULL)』、デビューシングルの全英語詞による完全フロア仕様のハウスリミックス『My Everything(Remix)』と、インスト含む全5曲収録。カップリングも凝ってて、デビューシングルと同じくボリューム感満載のシングルになってます。
GyaO 音楽(~10/29)やYahoo!動画(~未定)でPVフル視聴できます。試聴はコチラです。10/8リリース。

岡野宏典『世界で誰より愛してる』

世界で誰より愛してる
TBSテレビ系ドラマ「キッパリ!!」主題歌。誰の胸にも響いてくる、上質なポップ・ミュージックを奏でる岡野宏典の4thシングル。彼らしい繊細なメロディーラインに女性の視点で描いた詞が涙を誘うRe-告白ソング。
昨年10月リリースのデビューシングル『レモネード』が25を超える全国メディアのパワープレイに選出された浜松市出身のシンガー・ソングライター、岡野宏典(おかの ひろのり)。タイトルからも分かりますが、今作は普段言えないピュアな想いをストレートに言葉にしたラブソング。普遍的な感情や大切な人に改めて届けたい気持ちを表現した、大きい愛を歌ってますね。壮大なストリングスの入った爽やかなサウンドに乗せて、艶やかでエモーショナルな歌声が心地良く響くミディアムナンバーに仕上がってます。ドラマの主題歌として書き下ろしたもので、主人公のキャラクターにインスパイアされ、初めて女性目線で歌詞を綴ったもの。残念ながら、加勢大周が逮捕されドラマは打ち切りになってしまいましたけどね。私も一度だけ、ドラマのOPで聴く事ができたんですが、映像と合ってて、すごく素敵でした。サウンド・プロデュースはYUKI等を手掛ける蔦谷好位置が今回も手腕を発揮してます。PVでは新山千春が、夫の帰りを待つ主婦役で出演。
カップリング『指きり』は軽やかなサウンドに、微笑ましい恋人の様子が浮かんでくるポップナンバー。初の顔合わせとなるaiko等を手掛ける島田昌典プロデュース。サビのメロディで、似てる曲が出てきそうで出てこないのが気になります。キャンバス(初回限定盤)情感溢れる歌声がフレーズによって、スキマスイッチの大橋さんやレミオロメンの藤巻さんやスピッツのマサムネさんに似てますね。11/5に1stアルバム『キャンバス』をリリース予定。これは絶対、買わないと!
You Tube内ユニバーサルミュージックチャンネルのコチラでPVフル視聴ができます。試聴はコチラです。10/8リリース。

orange pekoe『selene』

selene
結成10周年を記念して制作されたシングル。普遍的なテーマである「人を思う」という気持ちを素直に表現したリリックが、美しいメロディとマッチしたバラード・ナンバー。
ジャズやボサノヴァをポップに昇華させたサウンドで幅広い人気を集めるorange pekoe(オレンジ ペコー)。約1年ぶりとなるニューシングル。今秋結成10周年を迎え、アニバーサリーイヤーを飾る記念すべき作品になっています。久しぶりにジャケをインディーズからオレペコではお馴染みのイラストレーター、カンバラクニエさんが担当し、原点回帰した感じがしますね。タイトル曲はギリシャ神話の月の女神「セレーネ」の名を冠したしっとりとしたラブバラード。シンプルで美しいメロディに、ナガシマさんの清らかなヴォーカルが温かく包み込んでくれる秋の夜長にぴったりの1曲。ひたむきな愛を描いたストレートな歌詞や柔らかい藤本さんのアコギの調べが心地良く響きます。バラード曲をシングルとしてリリースするのは初めてらしいです。
カップリングは、アーバンな雰囲気に溢れたジャジーなスローナンバー『Floatin'』、昨年iTS限定配信された前作シングル『キラキラ』の須永辰緒リミックスバージョン『キラキラ (Mode For Minami Senba) Remixed by Sunaga t experience』を収録。10th Anniversary Best Album SUN&MOON(初回生産限定盤)オシャレにまったりしたい時に、paris matchと共にオレペコはぴったり。11/12にベストアルバム『10th Anniversary Best Album SUN & MOON』をリリース予定。ほぼ全てのシングル曲や数々の代表曲を網羅した内容で全曲リマスタリング&初回盤のみ今話題のSHM-CD仕様。
試聴はコチラです。10/8リリース。

倖田來未『TABOO』

TABOO(DVD付)
日本テレビ系「女子レスリング 世界選手権2008」イメージ・ソング/ニンテンドーDS「采配のゆくえ」CMソング。ダンサブルなR&Bチューンを収録した、倖田來未の通算41枚目となるシングル。彼女の魅力満載の歌とパワフルなダンス・パフォーマンスが堪能できる。
前作『MOON』から約4ヶ月ぶりとなるニューシングル。アグレッシブな打ち込みサウンドで展開された、真骨頂といえるR&B色を前面に打ち出したダンサブルなアップチューン。知らず知らずに作ってしまった自分の中の限界(タブー)を恐れずに打ち壊そうというリリックで、前向きな攻めの姿勢が伺えるセクシーで力強い楽曲に仕上がってます。作曲・プロデュースはBoAやCrystal Kay等を手掛けるHIRO(from Digz)で、トラックがカッコいい。力強いサウンドに負けないくらいのドスの効いたヴォーカルが印象的。個人的には下手なバラードより、ずっと合ってると思います。ただ、売れ線かというと微妙かも。
カップリング『Always』は一転、優しく歌った温かいミディアムナンバー。女性らしい「しなやかさ」や「やわらかさ」を表現した可愛いラブソング。タイトル曲とは違う別の一面を表現しています。デビュー当時からお馴染みのD.Iこと今井大介の作曲・プロデュース。松本祥平氏の関わるSunset In Ibizaによる硬派なビートで展開するクールなハウスリミックス『TABOO[HOUSE NATION Sunset In Ibiza Remix]』も収録。
GyaO 音楽(~10/29)やYahoo!動画(~10/31)でPVフル視聴できます。試聴はコチラです。10/8リリース。

JONTE『Dear...』

Dear...(DVD付)
ソン・スンホン、クォン・サンウという、韓国2大トップスターが豪華競演した韓国でも話題の映画「宿命」EDテーマ。映画本編同様の壮大で感動的な展開を聴かせてくれる。
EXILEヴォーカル・オーディションのファイナリストでもある、大阪出身の実力派シンガー、JONTE(ジョンテ)。約7か月ぶりとなる3rdシングル。情感溢れるピアノとストリングスの美しいサウンドに、JONTEの繊細なヴォーカルが静かに響く、切ないバラードナンバー。楽曲が持つ儚い雰囲気を優しく包み込むようなヴォーカルが温かい気持ちにもさせてくれます。甘ーいのに奥深さを感じさせるヴォーカルだけで余韻に酔いしれます。映画のラストで、回想と結末が交差するシーンに合うバラードとして書き下ろしたもの。映画の日本版オリジナルOSTを担当したEXILE他、人気アーティストを手掛ける音楽プロデューサー・DAISこと宮地大輔氏から、映画の為に作詞・作曲した今作をJONTEに唄って欲しいとラブコールがあったそう。ちなみに、映画の主題歌はGLAYの『紅と黒のMATADORA』。
カップリング『逢いたい』も、しっとりと歌い上げた美しいラブバラード。抑えめに歌ったヴォーカルが切なさを盛り上げます。聴いたことあると思ったら、人気韓流ドラマ「天国の階段」の挿入歌だったキム・ボムスさんの楽曲を日本語でカヴァーしたもの。ユンソナことSonaもカヴァーしてましたね。
GyaO 音楽(~10/29)やYahoo!動画(~未定)でPVフル視聴できます。試聴はコチラです。10/8リリース。

上松秀実『Dear My Friends/トラウマ』

Dear My Friends/トラウマ
聴く人の胸をつき動かすような言葉とメロディーを歌う22歳、佐渡島出身のシンガーソングライター、上松秀実のデビューシングル。「ギャル」服を身につけ、等身大の言葉で、等身大の世界観を歌っていながら、どの世代にも響くメッセージソング。
JAPANの編集長、山崎洋一郎が「この子は間違いなく日本のポップ・ミュージック・シーンを変える」「10年に1度の才能」と絶賛するなど、デビュー前から注目が集まっていた、上松秀実(ウエマツヒデミ)。その唯一無二の世界観と脅威のメッセージを携えて、ルーツとも言える2曲を両A面でリリース。『Dear My Friends』は、リズミカルなトラックに、メッセージ性の強い歌詞をパワフルに歌ったポップナンバー。デビュー前にクラブイベントで見たんですが、何よりも歌声のパワーに圧倒されました。歌詞の内容は友人と付き合う極意というか、対人関係で悩む人に贈る応援ソング。メール時代の10代の悩みを歌ったものだと思ってましたが、「♪自分がされて嫌な事 自分がしているもんだ…友は鏡だよ」と誰もが思い当たるけど避けてきたことをストレートに歌ってて、自分を変えることが必要だというメッセージが響きました。R&Bのジャンルに捕われないと言われてた意味が分かります。
『トラウマ』は、しっとしたトラックにリアルで痛々しいぐらいに突き刺ささる歌詞を乗せたミッドナンバー。自身のトラウマや恐ろしいほどの強迫観念を並べて「♪トラウマすら受け止めて生きる」と力強く歌い上げてます。人間の弱さともろさを考えさせられました。民謡っぽい歌い方とフックの「♪だんだん だんだん DumDumDum」が耳に残ります。ブラック・ミュージックに傾倒するも、郷土芸能を受け継ぐ両親の元に育ったこともあり、和を意識した音楽制作を続けてきたそう。シリアスで重い曲だけど、オススメ。彼女の独特の視点とリアリティーのある歌詞、パワフルな歌声に惹かれます。今後に注目。
GyaO 音楽(~10/22)やYahoo!動画(~未定)でPVフル視聴できます。試聴はコチラです。10/8リリース。

Mr.Children『花の匂い』

花の匂い
SMAPの中居正広、仲間由紀恵共演の映画「私は貝になりたい」主題歌。バンド初の配信限定シングル。10/1から着うた、11/1から着うたフルでリリース。
2007年末に公開された映画「恋空」主題歌『旅立ちの唄』以降、2008年4月にはNHKドラマ「バッテリー」主題歌『少年』、8月には「北京オリンピック」NHKテーマソング『GIFT』、そして9月にフジテレビ系ドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」主題歌として『HANABI』と4曲もの新曲を発表し、早くも次のアルバムへの期待が高まるMr.Children。初の配信限定シングルっていうから、Bank Bandと同じ様にiTSでの配信かと思ったら携帯からしかダウンロードできないという不親切ぶり。理髪店の店主が戦犯として罪に問われる作品の世界観を元とした、優しく包み込む希望の光のような壮大なバラード。「♪信じたい 信じたい 誰の命もまた誰かを輝かす為の光」という命の尊さを歌った深い曲です。PVは全編アニメ。ミスチルのバラードがあんまり得意ではないので、イマイチでした(^_^;)SUPERMARKET FANTASY [初回限定盤:CD+DVD]12/10に通算15枚目のオリジナルアルバム『SUPERMARKET FANTASY』をリリース予定。
レーベルGyaO 音楽(~11/12)等でPV45秒視聴できます。10/1着うたリリース。

仲村瑠璃亜『花の首飾り』

花の首飾り
フジテレビ系昼ドラマ「愛讐のロメラ」主題歌。女優としての活動も目覚しい、仲村瑠璃亜の4thシングル。ザ・タイガースの名曲をカヴァー。
ドラマやCM等で活躍するイエローキャブ所属の17歳の現役女子高生、仲村瑠璃亜(なからむ るりあ)。昭和のGSブームを代表するザ・タイガースの名曲をカヴァーしたもので、井上陽水やリュ・シウォンにもカヴァーされてます。私が覚えているのは、井上陽水や土屋アンナがカヴァーしたバージョンで「♪花咲く娘たちは~」のフレーズが印象的なキリンビバレッジ「聞茶」のCMソングになってました。今作は、透明感のある歌声でしっとりと歌い上げてて、大人の香りが漂う仕上がり。仲村瑠璃亜ちゃんは、タオルズのカヴァー『君に幸あれ』も歌ってましたね。
カップリング『晴れ模様』は、可愛いラブソングでアイドルチックなポップチューン。
試聴はコチラです。10/1リリース。

BAReeeeeeeeeeN『足跡』

足跡
テレビ朝日系「コラマーシャル」テーマ・ソング。2008年下半期の話題の中心となること間違いなしの超大型のNEWバンド、BAReeeeeeeeeeNのデビュー・シングル。ハイトーンな男性ヴォーカルを擁するバンド・サウンドは本格的。
謎の覆面ユニットながら、有線や着うたチャートで1位に輝くなど、デビュー前から話題を集めていた、BAReeeeeeeeeeN(バリーン)。正体は、GReeeeN(4名)+BACK-ON(5名)+JIN=10名による新ユニットです。当初は謎のユニットということで、GReeeeNに関係するeが10個から、同じ事務所だったGReeeeN(4名)+キマグレン(2名)+Hi-Fi CAMP(4名)=10名じゃないかとか噂がありましたね。名前から、GReeeeNのリーダーHIDEの実兄で両方のプロデューサーを手掛けるJINの繋がりでBACK-ONだろうと思ってました。GReeeeNのキャッチーでポップなメロディと、海外での評価も高いミクスチャーバンドBACK-ONの重厚なサウンドが結実した、ポジティブなメッセージを乗せたアップナンバー。2組の特徴が高次元で重なりあって、耳馴染みのいい楽曲に仕上がってます。
カップリング『color』は、中盤でエレクトロの要素も取り入れた、バンドサウンドが炸裂したロックチューン。両方共、目新しさはないけど、ロックの重厚さとヒップホップの軽快さが絶妙なバランスで融合されていて、いろんな要素が楽しめますね。
GyaO 音楽(~10/22)やYahoo!動画(~11/17)でPVフル視聴できます。試聴はコチラです。10/1リリース。

faith『I believe』

I believe
クラシカルかつブラック・ミュージックを核としたサウンドを展開しているフィーメール・ユニット、faithのシングル。サビのメロディが印象的な、今後の彼女らの方向性を示唆するかのようなナンバー。
ピアノを弾きながらラップするJamとダンサーだったというヴォーカルのWEEVAからなるユニット、faith(フェイス)。10ヵ月振りとなる今作は、Jamが作詞&作曲し、three NATIONのEIGOと共同でアレンジを手掛けたもの。「大切な人を素直に信じるキモチ」を甘く切ないメロディに乗せた、季節感溢れるメロディアスなバラードナンバー。壮大で心地良い深みを増したサウンド、フック的に使われたポップなピアノ、美しいヴォーカルとクールなラップが絡んで、メロウに聴かせます。新境地である渾身の自信作ということで、気合も感じます。イメチェンしたJamがいい感じ。
カップリングは、バウンシーに躍動する癖のあるトラックに、ラップの掛け合いがカッコいい大胆なパーティーチューン『MUSIC BOOK』、「カメリアダイアモンド」CMソングとして問い合わせ殺到のバダジェフスカ「乙女の祈り」をモチーフとしたナンバーのクラシック・ミックス『恋の天使 ~乙女の祈り~(Child's Angel mix)』も収録。
GyaO 音楽(~10/29)やYahoo!動画(~未定)でPVフル視聴できます。試聴はコチラです。10/1リリース。