そして
翌日には
ジジちゃんに
届け
ルイちゃんは
わたしと友人が
話している間
ずっと
二人の間を
行ったり来たりし
二人の膝の
どちらかで
ウトウトしていて
わたしたちは
衝撃的だけど
完璧な
出来事に
また
この時のように
唸った
そして
その翌々日の
昼間は
彼女が
購入してくれた
この
息子の絵の
写真を
撮りたかったので
少し
お邪魔したい
と言うと
その日が
ジジちゃんとの
お別れの日で
遠方に住む
家族らも
集まると
言い
わたしは
その家族の時間に
お邪魔するつもりは
全くなかったけれど
ああ
わたしも
やっぱり家族なんだ
と
たまたま
家に遊びに来る
と言った
別の友人らと
賑やかに
お邪魔することに
した
そして
着くと
初めましての人
久しぶりの人も
少し前に会った人
色々だったが
どの出会いも
本当に
嬉しくて
涙が出るくらい
嬉しい
再会もあって
わたしは
ああ
ジジちゃんが
繋いでくれた
と思った
そして
お別れが
始まると
友人の長男さんが
ビデオに
撮らなくていい?
と言い
わたしは
わたしが撮るね
と言い
また
この時を
思い出し
ああ
今回の
出来事も
わたしたちの
発揮されている
と思った
そして
お別れの儀式は
それはそれは
想像以上に
美しく
温かく
豊かで
完璧で
平日の夕方に
6人の大人と
2人の子どもと
1匹の猫が
集まり
涙も
笑いも
感謝も
感動もあり
それは
死か
誕生の瞬間か
わからないような
空間だった
そして
式が
始まると
姉妹猫の
ルイちゃん
だけでなく
野良猫なのか
外からも
鳴き声が
聞こえてきて
お別れが
終わると
鳴き止み
それは
まるで
弔いのようで
鳥肌が
しばらく
止まらなかった
そして
式が終わり
ふと
わたしは
そこにいた
全ての人と
二匹の猫と
深い縁や
大きな喜びで
繋がっていることに
気づいた
それは
まるで
それは
一人一人
一匹一匹との
やりとりが
涙が出るくらい
楽しすぎて
幸せすぎて
絵画展のとき
のように
体が
幾つあっても
足らないくらいで
ああ
還ってきたな
と思った