そして
救急車で
この産院に着いて
三時間半
わたしが
写真を撮り始めて
三分後に
無事
男の子が
産まれた
それは
聞いたことも
ないような
素晴らしい
超安産で
奇跡の連続で
わたしたち
三人は
この
夢と現実が
ひっくり返ったような
経験に
ただ
言葉もなく
歓喜の
ため息と
思いだし
笑いを
何度も何度も
繰り返し
そして
三人で何度も
楽しかったね✨✨✨
と発狂した
そして
分娩室で
二時間ほど
安静にし
個室に移った
娘さんは
産まれた
赤ちゃんのことを
思うと
涙が止まらない
と言いながら
普通に
お腹が空き
普通に
眠気もあり
普通に
テレビが見たい
と言い
わたしの
出産後も
一瞬で
世界が輝く
素晴らしい
体験だったが
わたしは
興奮で
食べられず
眠れず
そして
テレビを見たいとも
思わなかったし
テレビを見ることも
禁止されていたが
彼女のお産は
喜びと引き換えに
何かを我慢することも
禁止することも
一切必要なく
ただ
今までの人生に
子どもという喜びが
プラスされただけで
普段も
妊娠中も
彼女の欲求に従い
生きてきたように
産後もこれからも変わらず
本能に従っていく
だけで
わたしたちは
この世に
生まれてきても
パートナーができても
子どもが生まれても
変わっては
いけないのだと
思った