荒川区立尾久第六小学校にいごいご!に行って参りました。
都電荒川線の荒川車庫前からすぐそばの小学校です。
荒川車庫というのは都電荒川線の車両基地で、終電の後から始発まで、電車がお休みする車庫があります。
都電は三ノ輪橋から早稲田まで(新宿方面の人は、早稲田から三ノ輪橋まで、と言う)一周走った後、荒川車庫前の引き込み線から、車両基地の中へ帰っていきます。
入れ替わりに新しい車両が分岐線から本線に入ってきます。
(たまに町屋駅前行きとか、大塚駅前行き、という変わり者もあります。)
線路から車両基地へ移動する引き込み線は、線路わきの細い一般道を横切っています。
電車がここを通過する時には、ゆっくりゆっくりの速度です。
普通の踏切とはちがう独特の鐘の音が鳴らされます。
普通に歩いている道の目の前を、電車が静かにゆっくりと横切っていくさまは、ちょっと不思議な光景です。
少し前に都電の停留所の掲示板に、夜間に都電の車両清掃をするアルバイト募集のチラシが貼ってありました。
1台きれいにしたら〇〇円、という報酬計算でした。
一晩に大体〇〇台ほど担当します、と書いてありました。
この情報で最も大切であるところの数字の部分をすっぽりと忘れてしまっているところが、なんとも無意味である。
その時の印象は、「え、そんなにもらえるの?」からは程遠いものであったことを記しておきます。
あと、もしこのアルバイトをやったとして、最後の車両をきれいにし終わった後は、どうやって帰ってくればいいんだろう?(終電終わってるから) と考えたことを記しておきます。
都電の車庫の話ばかり書いてしまいましたが、いごいごです。
サッカーが盛んな小学校で、いごいごが済んで校庭の盤端を通って帰る頃には、いつも水色のユニフォームを着た子どもたちが校庭中を走り回っています。
男の子も女の子も、大きい子も小さい子も一緒にプレイしているようです。
サッカーのユニフォームってダボっとしていて、小さい子が来てるとかわいい。
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いごいご! というのは、荒川区立小学校の放課後スクールでやっている
小さな碁盤と色のきれいな碁石を使った囲碁遊びのことです。
これまでの いごいご! の活動の様子は こちら からどうぞ
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にこにこすくーるの玄関に、今日の活動予定が掲示されています。
今日は「敬老の日制作」と「囲碁で遊ぼう●〇●〇」をすることになっていますね。
学校内施設で放課後に遊んだり勉強したりするにこにこすくーるでは、工作や、遊び検定や、運動や、ダンスやと、毎日、子どもたちが楽しく過ごせるように工夫してくれています。
イベントに参加しないで、自分たちで遊ぶこともできるし、宿題をしたり、本を読んでいることもできます。
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なぜなら、前回、こんなことになっちゃったから!(7月のいごいごの時の様子)
だんだんいごいごに来る子が多くなって、にこにこすくーるで保管してもらっているいごいごチャレンジ帖が大量です。
いごいごに参加する時には、まず自分の帳面を見つけなければなりません。
自分の色を覚えていれば探しやすい、はずなんですけど、
「ぼくのがない」
「じゃあ一緒に探そう。何色だったか覚えてる?」
「青か黄色か緑!」
「うっ...」
ということもあります。
最後には必ず見つかります。
にこすくさんによっては、片付けるときに学年ごとにまとめておいてくださるので、この辺りがスムースですが、子どもたちの工夫に任せてくれているところもあります。
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いつものメンバーのほかに、今回は初めて参加の子がふたり来てくれました。
1年生の女の子と、4年生の男子です。
4年生男子は、いごいごにずっと来てくれている同級生が、対局相手にしようと目論んで連れてきてくれたみたいです。
まずは1年生を相手に、ななろのごで石の取り方を教えます。
馬(ななろのごの駒には馬のイラストが描いてあります)は、大好物のにんじんの上に置いてね。
周りを取り囲まれた馬は、捕まっちゃうよ。
斜めのところは逃げる隙間があるみたいだけど、草が生えているから、馬は通り抜けられません。
こ~んなに草が茂っているんだよ、と頭よりも高く手を差し上げて見せます。
草ぼうぼうで馬は通れない。
と、斜めは逃げられないイメージを頭の中で描いてもらうようにします。
そうすれば、まだナナメのところが空いてるから捕まってないよ、とか、ナナメのとこにも置かなくちゃ取れないよ、とかの、覚えたてにありがちな勘違いを減らせるかな、と思います。
碁盤の一番端の線は、石を置くことはできますが、端っこよりも先へは進んでいけないどん詰まりなので、取られてしまいやすいし、役に立ちにくい。
碁盤の端は切り立った崖っぷちで、ここより先に行くと落っこちちゃうんだよ、落ちるとそこは荒海で、馬食いザメが泳いでいます、と、手でサメの動きをして見せます。
恐ろしいサメの話をすると、子どもはすごくよろこびます。
子どもたちに人気があるオセロ(リバーシ)では、盤の端の方に駒があるほど役に立つ(ことが多い)ので、それと混ざらないように誘導します。
4年生男子は、1年生にしている説明と試しの石取りゲームを横で見ていてもらったら、もうほとんどルールは理解できてました。
さすが4年生。
ルールを覚えたら、早速友だちに「覚えた?じゃあやろう!」と引っ張っていかれてました。
ちょっとちょっと、たった今覚えたばかりなんだから、ちょっとは手加減してあげてね!
「むり!」
を~い...
ふたりの碁です。
なるほど、一切手加減はしてないようですね...
だけど初心者四年男子は決して負けっぱなしじゃなかったみたいですよ。
上級者男子がうっかりして、大石を取られて負けた回もあったようです。
横にたくさん置いてある石はアゲハマじゃなくて、これから使う石です。
すみれ碁、さくら碁は碁笥がない(巾着袋)ので、こんな感じになりがちです。
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初めての1年生とにゃんこならべの駒でやってみました。
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りくのら朝学習プリント
今までのりくのら朝学習プリントをダウンロードできます。
No.140 長さを測ろう ( ものさし、帳面、えもんかけ )
No.143 動作の言葉 ( ヴィトゲンシュタインの言葉 )
No.144 定規を使わずに ( しっぽの赤リボン、たてがみの三つ編み )
No.145 いろんな食べ方 ( ハインラインは猫が好き )
No.146 数のイメージ ( 数には色がついている? )
No.147 手を描こう ( 恐怖を知らない人たちが発見された )
No.148 ご飯とパン ( ベジマイトとヌッテラ )
No.150 遊び方を教えて ( 家庭学習はのんびりやろう )
No.151 何をしまっておこうか ( 小学生の机の中には )
No,152 おいしそうなパフェ ( HTML文字数制限との戦い )