荒川区立尾久第六小学校にいごいご!に行って参りました。
囲碁フォーカスの取材を受け入れてくれた小学校です。
番組放映後の最初のいごいご!です。
取材の日は、テレビが来るよ!というお知らせを事前にしていただきました。
どうやら、テレビに映るのは嫌だから行かないよ、という子よりも、テレビに映れるかもしれないから行ってみる!という子の方が多かったみたいで、普段よりも大勢集まりました。
その日に試しに来てみた子が、続けて来てくれるといいんですけど...
たくさん来てくれました!
いごいごいごいご! と叫んでいる子がたくさんいました。
ちょっと興奮しすぎかな。
対局記録ノートのいごいごチャレンジ帖は、にこにこすくーるで保管してあります。
お家に持って帰ってしまうと、次の回に持ってくるのを忘れてしまう恐れがあるからです。
いごいごチャレンジ帖の束を広げて、自分のを探しています。
表紙の色を覚えていれば探しやすいんですけど、数が多いのですごいことになってます。
う~ん、いつもはにこにこすくーるの先生がおひとりくらい付いてくれて、子どもたちが探すのを手伝ってくれるんですが、この日は手が空かなかったみたいです。
かと言って重ねてしまうと見つけにくいしなあ。
学年ごとに仕分けをしたり、いごいごチャレンジ用のテーブルを用意して、並べておいてくれるところもあります。
ちょっと検討した方がいいようです。
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尾久六小学校では、三色碁や四色碁の遊び方を考えた子たちがいます。
「三色碁やろう!」 と声がかかりました。
9路盤一面だけだとすぐに盤面が埋まってしまって勝負が決まらないので、二面連結して使います。
(13路盤があったらちょうどいいと思います。)
三人でじゃんけんして順番を決めます。
りくのらはオレンジ色。
囲めば取れるのは普通の囲碁と同じです。
囲む色は一色じゃなくてもOKです。
ひとつの色で逃げ道がないように囲めれば、二色まとめてでも取れます。
だけど囲みに一か所でも別の色が入っていたら取れません。
自分以外のプレイヤー全員の石をひとつ以上取ったらアガリです。
一色だけ取っても、もう一色が取れなければ上がれません。
つまり単純な石取りゲームじゃなくて、戦略ゲームの側面があります。
誰かが一色取ることに成功したら、残ったふたりはあと一色を取らせないように連合を組むことができます。
自分の石が取られちゃう局面でも、もし、もう先に取られていたら、それ以上いくつ取られても同じこと。
それならもう一人のプレイヤーの石が取られないように協力して、ひとりが上がらないようにと考えます。
結構熱くなりますよ!
やった、シチョウで取れるじゃん! と大人げなくヨロコブりくのら。
りくのらは緑を3つ取りました。
あとは黄色をひとつでも取れればアガリです。
黄色の子がうっかりしたので、りくのらは見事黄色を取って勝ちました。
大人げなく大喜びをしました。
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三色碁はおもしろくて熱くなるけど、一局に時間がかかるので、他の子どもたちをほったらかしておくわけにも参らず、りくのらは一局だけで勝ち逃げしました。
この子は黄色3つを囲んで取ろうと狙っているようですね。
最初のうちはどうしても、盤上で一番数が多いかたまりを取ろうとする子が多いです。
取るんだったらたくさん取りたい! と思うんですね。
だけど石の数が多いかたまりは、人数の多いグループと同じで、捕まえるのは大変です。
仲間が助けに来て、人数が多くなったグループを狙うよりも、助けに来てなくて少ない方を狙う方が取りやすいんです。
ひとりぼっちで取り残されている石や、仲間外れになってる石が狙い目です。
その石(のグループ)を取るためには、あと何ターンかかるかを考えるとうまくいきやすい。
今年入った子たちも、どうやら子ども同士で対局できるようになってきています。
取り寄せたばかりの すみれ碁→ をデビューさせました。
水色と青のガラス碁石で9路盤対局していたら、水色が足りなくなりました。
あとちょっとだったので、隣の席にあった桃色のガラス碁石を拝借して打ち続けました。
三色まざっていて紛らわしいんですけど、子どもはものともしない!
すごいなあ。
先生の石を全部取っちゃえゲームをしています。
一眼の石を作って、数がたくさんでもお部屋がふたつない石は最後に全部取れる、を体験してもらいます。
アタリの場所に置いて取らせるのもやります。
どういうところに置いたら取られちゃうか、や、陣地の中に置いてきた石はがんばれば取れる、を理解するのに良いやり方じゃないかと思います。
たくさん石が取れるので、この遊びは子どもたちのお気に入りです。
覚えたての小さい子と慣れている大きい子で対局してもらうと、小さい子に自分の石を全部取らせるように打ってくれる子がいます。
えらいなあと思います。
うっ!
なんかすごいくつろいでるなあ。
にこにこすくーるの先生が、床に散乱したいごいごチャレンジ帖を見かねて、
「みんな、ちょっとこのノート片付けて~! じゃあ、一番たくさん集めた人が勝ちっ!」
と掛け声をかけました。
こうなりました。
あっと言う間にきれいになりました。
さすが。
いごいごチャレンジ帖の中のお題 「むずかしい算数の問題を作って先生に答えさせよう」。
りくのらの答えにマルつけしてくれています。
「これ合ってるの?」
って、回答者に聞くんか!
合ってますとも!
工作で作ったビー玉迷路を見せてくれました。
ビー玉をうまくジャンプさせるとゴールにワープできるんだって。
区立小学校は週末に参議院選挙の投票所になります。
玄関に投票所を設置する備品が準備されていました。
来週から夏休みが始まります。
夏休み前の小学生が下校しようとしています。
ランドセル、体操着、給食袋、朝顔の鉢植え、リコーダー、傘。
尾久第六小学校の校庭の柵には、子どもたちの手描きのポスターが掲示してあります。
小魚の群れにサメの群れが元気にあいさつしている秀逸なポスター。
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いごいご! というのは、荒川区立小学校の放課後スクールでやっている
小さな碁盤と色のきれいな碁石を使った囲碁遊びのことです。
これまでの いごいご! の活動の様子は こちら からどうぞ
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りくのら朝学習プリント
今までのりくのら朝学習プリントをダウンロードできます。
No.140 長さを測ろう ( ものさし、帳面、えもんかけ )
No.143 動作の言葉 ( ヴィトゲンシュタインの言葉 )
No.144 定規を使わずに ( しっぽの赤リボン、たてがみの三つ編み )
No.145 いろんな食べ方 ( ハインラインは猫が好き )
No.146 数のイメージ ( 数には色がついている? )
No.147 手を描こう ( 恐怖を知らない人たちが発見された )
No.148 ご飯とパン ( ベジマイトとヌッテラ )
No.150 遊び方を教えて ( 家庭学習はのんびりやろう )
No.151 何をしまっておこうか ( 小学生の机の中には )
No,152 おいしそうなパフェ ( HTML文字数制限との戦い )