愛の専門家
鑑定士・幸粋（コウスイ）です。
はじめましての方は幸粋プロフィール→★★★
宗教の闇と家族愛を描いた映画だった。
芦田愛菜『星の子』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=VQhqC9rMl_A
いま、巷では、宗教バッシングが盛り上がっておりますが。
それに関係なく、いつもどおり、宗教も政治についても
普通に話してシェアしております。
星の子という映画をなぜ観たかというと、
山梨県の八ヶ岳でロケをしている映画だったからです。
時々宿泊してる、ロイヤルホテル八ヶ岳がロケ地でした。
ロイヤルホテル八ヶ岳は、
この家族が信仰しているアヤシイ宗教の
集会場として登場していました。
観たことがあるホテルの様子が各所に映っていて、
ホテルって、ちょっと手を加えるだけで、
宗教施設に見せることもできるんだなーと
感心していました。
でも、この界隈では有名ですが、
山梨県は、様々な宗教団体の本拠地が
数多くある場所です。
有名どころの宗教団体の本拠地が
集まってる地なんです。
かの有名なサティアンも山梨でしたからね。
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（あらすじ）
大好きなお父さんとお母さんから愛情たっぷりに育てられたちひろだが、その両親は、病弱だった幼少期のちひろを治したという、あやしい宗教に深い信仰を抱いていた。中学3年になったちひろは、一目ぼれした新任の先生に、夜の公園で奇妙な儀式をする両親を見られてしまう。そして、そんな彼女の心を大きく揺さぶる事件が起き、ちひろは家族とともに過ごす自分の世界を疑いはじめる
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この映画も、どっちかというと、
映画を見慣れてる人向けですね。
単純なストーリーや、勧善懲悪が好き、
ハッピーエンドじゃないとモヤモヤする、
という条件付けが強い人には、おすすめしません。
善でも悪でもない、どちらでもない終わり方なので、
そこに文句言いたくなるだろうと思うからです。
映画の中で主人公のちひろは、
両親がはまってるアヤシイ宗教が
どうやらおかしいことに気づき始めます。
そして、親戚のおじさん（ちひろの母親の兄）が心配して、
妹（ちひろの母）を脱退させようとするんです。
脱退させるために、
病気が治ると言われてる水が、
いかになんの効果もないものなのかを
証明しようと動きます。
ちひろの両親がいない間に、病気が治る水のペットボトルを
公園の水に入れ替えたんです。
そして、公園の水とも知らず、
両親が戻ってきて、これがすごく効果があるといって
儀式？みたいなのをしだして、
それをおじさんにすすめます。
その儀式は、タオルに水をしみこませて、
頭にのせてるっていう儀式。
ちひろの母（原田知世）が頭にタオルを載せてるシーン。
おじさんはわざと「どうだ？何か効果があるか？」
と聞くと「すごくいいです。気持ちがリラックスしていきます」
みたいなことを、ちひろの父親が言うんです。
そこですかさず、
「こんなのはなんの効果もない。
なぜなら、それはただの公園の水だ！！
俺が入れ替えた」
といって、現実を突きつけるんですね。
これで脱退させられると思ったのだと思います。
ところが、夫婦は怒り狂って、
余計に信じる姿勢を強固にしてしまいます。
逆効果になってしまった。
人を救うってね、そんな簡単じゃないんですよ。
理屈じゃ無理なんです。
何かよからぬものを信じてる人を、
本当に救いたいのだったら、
その人がなぜ、それを信じたのか、
なぜ信じてきたのか。
なぜ、その信仰にすがりたくなったのか。
という、その人の深いところまでを
ともに観ていかないと、無理だと思います。
ただ正しさを突きつけても、無理なんです。
そこに至るまで、並々ならぬ思いがあったから
そうなっているわけで。
そこを観ずじて、表面的に救うなんてことは、
自分が思う正しさの押し付けでしかない。
ちひろの両親は、病弱だったちひろが、
この水でみるみるうちに治った
という経験をしてるんです。
病弱で泣き叫ぶわが子を、
何もしてやれず苦しんでいた両親がいて。
わが子を救いたい一心で頼った水だったんです。
そして、本当にこの水で病気が治ったという
救われた過去があった。
この時の両親の苦しみ、この辛さ、葛藤、を観ようともせず、
自分の正しさだけを振りかざしたところで、
そんなのは通らないです。
人を救うのは、それだけの闇を、
共に観る覚悟がいる。
それがわからない人は、
中途半端に救おうなどと思わない方がいいと思う。
相手は、想像を超えた絶望を観てきてるということ。
そこに敬意や尊重がないまま、
自分の正しさだけを主張して
脱退させようなんて、
本当におこがましいことだと思ってしまう。
中途半端に他人の人生に干渉するのは、
やめておくほうがいいです。
いずれにしても、宗教に限らず、
誰もが、実は何かを信じています。
ある人はマスクを信じていて、
マスクが本当にウイルスを撃退すると信じているんです。
その人に、
「いやいや、ウイルスの大きさは、マスクの穴を通るから（笑）」
と科学的根拠を言っても、聞けないんです。
その人はマスクを信じていたいんです。
信じることで恐怖から逃れられるからです。
安心できるからです。つまりマスク教です。
ある人は、何がなんでも結婚したいと、男性を信じてるんです。
結婚できたら、幸せになれる。今ある不満、不足、不安が
すべて消えて、満たされて生きられると信じているんです。
男性がすべて与えてくれるはず、と信じて疑わないんです。
そう信じていたほうが、心が救われるんでしょう。
男信仰です。
ある人は、お金を信じています。
お金さえあれば、安心だと信じているんです。
お金がもっとあったら、幸福になれると信じているんです。
お金信仰です。
これと宗教の何が違うんでしょうね？
信じてる対象が違うだけで、
信じていることで自分を保ててるし、
信じることで未来に光を見いだせてるわけです。
信じることで、安心を得ている。
逆に言うと、それを信じないと、空っぽなの。
自分一人で保てないから、
何かを信じることで救われてるんです。
神様とか神を信じて救われるのと、
男性やお金を信じて救われてるのと、
現象は同じじゃないですかね。
でも、真実は、どれもこれも、盤石ではないですね。
男を信じてもいいけど、裏切る可能性はありますし、
お金を信じてもいいけど、無くなる可能性は消せません。
むしろ信じ続けても、
期待を裏切られる可能性の方が高いともいえる。
だから、実際に、男を信じて裏切られた女性の多くは、
「もう男はいらない」といって、
今度は、仕事やお金稼ぎに、ほこ先を転換します。
そうなった人は、
「人は裏切るけど、お金は裏切らない。」
とか言ったりします。
あれがダメなら、こっちを信じる。と、
信じる先を変えてるだけで、
やってることはずっと同じです。
つまり、何かを信じないではいられないのが人
ということです。
だとしたらですよ。
どうせ信じるなら何が一番強力なのかと、
私なら考えます。
最強なものを信じるのが、一番効率が良いと思うからです。
では、この世界で、最強なものとは？
どう考えても、この世界を創った存在（創造主）に行き当たる。
この世界を創った存在以上に、
最強な存在なんて思いつかない。
だから、どうせ何かを信じるなら、
一番盤石なものを信じたほうが、得だと思う。
私は、メリットデメリット、合理性を重要視するので、
吹けば飛ぶようなものは、信じても時間のムダだなって思う。
もちろん私が神を信じた理由は、それだけではないですが、
理屈でいえば、信じる対象としては、最強だから。です。
で、実際、最強の物を信じたら、
悩みにも捕らわれなくなったし、朝起きたら、毎日、
エネルギーがハイオク満タンになっている。
枯渇せず、満たされて生きられてるし、
そんなにがんばらなくても、
だいたいのことは叶うようになってます。
こんな満たされた状態は、
人生で初めて体験してるという現実がある。
孤独もとくに感じないので、
結婚とか恋愛に、こだわりも持たなくなって、
あらゆる条件付けから解放されて、
心が自由でのびのび生きれて気持ちが良いです。
この結果が、何よりもの証明です。
本音を言うと、私は、
ほかの人がトリニティの神を信じなくても
どうでも良いと思ってます。
なぜなら、私はすでに結果でていて
ほかの人が信じないことは、
私の人生にはなんら影響ないからです。
でも、辛そうだし、大変そうだし、しんどそうだから、
だったら、一番最強で、すでに結果が出てる
証明されてるものを、一度見てみれば？
と思って、人助け的に伝えてるって感じです。
いずれにしても、どうせ信じるなら、
結果が出てるものを、信じたほうがいい気がしますけどね。
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