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→植物オイルとエッセンシャルオイル① ~その違いと利用例~
化粧品に配合される
植物性原料
として昨今頻繁に活用される
「植物エキス」と「精油(エッセンシャルオイル)」
について、
非業界人の間では混同されることもあったこれらの成分の
その違いと主な利用例
について前回はまとめていきました。
これらの成分は使用の用途にこそ違いがあるものの
化粧品に配合されることでその効果を後押しし
さらに消費者側にも高級感を匂わせることができる
という点で、
どちらともとても活用しがいのある成分だと言えます。
しかしそれらの有効効果の裏には当然リスクもあります。
今回は
植物オイルと精油のリスクや問題点と、
正しい化粧品の選択はどのように考えるのか
についてまとめます!
◎「植物原料」の問題点→「アレルギー」のリスクUP
まず植物エキスについても精油についても、
植物原料という点で共通点があります。
「植物原料の素材」
と言うととても聞こえが良いですね。
植物由来成分配合!
というだけで売上が伸びる時代です。
これはやはり植物自体になんとなくクリーンなイメージがあることと、
「合成物」全般に市民が警戒心を抱いていることが原因かと思われます。
しかし植物というものは天然に存在するものです。
人工的に危険性を排除できる人工物に比べ
植物本来の毒素を排除しきれない天然物は時に様々な点で危険があるのです。
植物の原料としてもヒトにとって
明らかに毒になる成分
は取り除かれるにしても、
人によってはアレルギーを引き起こす成分
が残存している場合はとても多いです。
普通のヒトには大きく問題にはなりませんが、
植物エキスも精油も同様に
入れれば入れるだけアレルギーのリスクが上がってしまう
という問題点があります。
◎「植物エキス」の効果はかなり微妙?
ここで植物エキスだけに限ると、
植物エキスは精油と比較するとリスクは少ないです。
これは上記の「アレルギー」という話にしても同様です。
なぜなら前回解説したように
「植物エキス」は
そもそも抽出した成分をBGやエタノールなどの溶剤で薄めている場合がほとんどで、
そもそもの成分の濃度が非常に薄いのです。
(エキスそのものが1%程度)
このためアレルギーのリスクも大きく低下していて、
比較的安全に利用できるというメリットがあります。
しかしこれを逆手に取れば、
ほとんど効果も期待できない
ということにもなりますよね。
エキスの種類や化粧品の使い方によっては
人によっては大きく効果を実感できる場合もあります。
ですがほとんどのエキス類は「気持ち分」の効果がほとんどで、
大々的に有効効果を謳うには力不足な側面も多いのです。
◎「精油」はリスキー?
植物エキスと比較して、
「精油」単体には大きなリスクが伴います。
そもそも精油は
芳香性のアルコールやエステル、アルデヒドなどの
混じりけ無しの化学物質の濃縮物です。
化学物質そのものが濃縮しているというだけでもどう考えても危険ですが、
さらに「芳香物質」というのも厄介です。
以下には精油のリスクを3つにまとめています。
◎精油のリスク①‐「皮膚刺激」が強い
精油の基本的な成分は、
先程言ったように芳香性の化学物質です。
中でもアルデヒドやアルコールなどの成分は、
皮膚に対して刺激が強く
敏感肌の方が使用すると一気に肌荒れを起こすこともあります。
さらにさまざなま化学物質の混合物であることから、
多くの刺激物が含まれている可能性が高いです。
精油が化粧品に用いられる場合
その有効効果が多くの場合「殺菌」などの作用になるのは、
精油そのものが菌を殺すだけの刺激物として働くからと考えると
なるほど頷けますね(^_^;)
◎精油のリスク②-「感作性」が強い
エッセンシャルオイルには様々な物質が含まれていることから、
中にはアレルゲンとして働くタンパク質や、
生体内のタンパク質と結合してアレルギーを発症する成分も
多く見つかっています。
これは植物エキスも同様ですが、
絶対濃度の薄い植物エキスと比較しても
濃度100%の精油は特にその性質が強いです。
「ラベンダー油」などは化粧品に多く活用されている精油ですが、
ある調査によると
パッチテストで被験者の実に6%に感作したという結果もあります。
これだけでなく、
ほぼほぼのエッセンシャルオイルは
高濃度で使用するとアレルギーを発症するリスクがあります。
◎精油のリスク③‐「匂い」は防げない
エッセンシャルオイルの多くは
「芳香物質」
です。
簡単に言えば常温で気体に変化して、
「匂い成分」として人の体内に侵入することができます。
これはある意味ではメリットです。
大量に摂取するリスク無しに、
匂いとして極微量ずつ体内に摂取することで
精油の生理効果を少しずつ体感することができるからです。
しかし、
もしこれらの精油に対して「アレルギー」を持っている場合、
「匂い」は防御することが非常に難しいと言えます。
中にはその匂いを嗅いだだけで
頭痛や吐き気、めまいなどを発症する人もいます。
→「香りブーム」に潜む危機!? ~香料の有毒性と「香害」について~
香料として精油を利用する場合、
そのような人々にとっては大変危険な状況を作ることになります。
◎精油の配合は厳重に管理されている
これらのリスクから
化粧品に配合できる精油の量や質はかなり限定されており、
業界では厳重に配合量の管理がなされています。
まともなメーカーであれば、
このようなリスキーな原料を積極的に用いることはなく
業界団体の基準より厳しい自社基準を設け、
出来る限り消費者へのリスクが無いように調整しているのです。
そのため、
よほどのことが無い限り
化粧品配合の精油やエキスに怯える必要はなく、
肌の状態が安定している方は安心して使用できます。
しかし
これらのリスクを考慮しておかなければ
「自然派」
のイメージに任せ、
肌の状態が過敏なときにこのような化粧品を使ってしまい、
お肌の状態を更に悪くする危険性もあるのです。
エキスや精油については
その点を十分注意しなければなりません。
※
アロマ用に販売される精油はこういった規制管理がなされていないため、
化粧品で用いられる場合とは安全性の面では別物です。
アロマ用の精油についてはまた別の機会で。
◎安全な化粧品を見分けるコツ
昨今ではきな臭い新興メーカーが多々台頭してきており、
そういった無知なメーカーが
リスクの管理なしに適当に作り上げた化粧品
も多数流通しています。
特にエキスや精油を15種~20種とあれもこれもと混ぜ込んで、
「無添加化粧品!」
などと言いながら主に通販で販売しているようなものです。
上記でも書きましたがエキスや精油にはアレルギーなどのリスクがありますから、
多く入れれば入れるだけそのリスクが大きくなるはずです。
実際の所
本当に優れたメーカーであれば、
化粧品のコンセプトに合わせエキスの種類も数種類に厳選し、
適正な使用量で用いているのです。
逆を言えば、
昨今の自然派思考の流れとしては
植物エキスや精油を入れたら入れただけ消費者受けが良い
(植物エキス大量配合の化粧品にユーザーが流れる)
ので、
そのような時代の流れに逆行してでも
正しく消費者のことを想いエキスなどの種類を絞ることができる
そんなメーカーこそが
本当に優れた化粧品メーカーといえるのではないでしょうか。
そういったメーカーが作っている化粧品は
安全に使用できる化粧品である可能性が高い
と僕は思います。
以上、長くなりましたが
植物エキスと精油についてはここで一旦としておきます(^^ゞ
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