かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

美容と健康、美髪と美肌にまつわるケミカル裏話を美容に詳しい「化学の先生」が分かりやすいコラム形式で徹底解説!
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「芳香性柔軟剤」

が大変人気を博しています。




家庭に数種類から十数種類の芳香剤を常備して、

そのうちのいくつかをブレンドしてオリジナルの香りを作る人や、

わざわざ柔軟剤の香りを残す洗濯術を研究している主婦までいるそうです。



柔軟剤の香りは従来の香水などに比べて

「わざとらしくない」「さりげない」

といった理由から女性を中心に人気を伸ばしており、


現在、

空前の「香りブーム」が巻き起こっています。


→「香り」柔軟剤のブーム加熱!(日経トレンディ)





確かに芳香性の柔軟剤を用いれば

寒い季節、天気が悪い時に部屋干ししても臭いが気になりませんし、

男性に「良い匂い」と思われることもあるでしょう。


「自分の好きな匂い」を選んで服に染み込ませることができることで

他人への自分の印象をコントロールできる

という一種のファッションとして、

今女性の間ではこの芳香性柔軟剤が大人気、ということですね!




しかし、



実はこの「香りブーム」に対しては多くの「苦情」がよせられていて、


今年の9月17日に国民生活センターが会見を開き、


「柔軟剤のにおいについては、においの強さの感じ方には個人差がある。
使用量が過度にならないよう、配慮する必要性がある。」


というメッセージを発表したのです。

NHK「香り付きの柔軟剤 過度な使用に注意」


上のニュースを見ていると、

なんと「香り」が原因で健康障害を引き起こす人がいるというのです。



これは一体どういうことなのでしょうか。




◎「香り」の感じ方は人それぞれ!



まず、「香り」というものは


自分にとっていい香りでも、

それが他人にとってもいい香りであるとは限らない


というのがとても大きなポイントです。


「匂い」というのは視覚や味覚聴覚や触覚とは異なり、

脳の本能や感情・記憶を司る部分に直接伝わる性質があります。


その為一つの香りが万人にとって「良い匂い」と感じるころはほとんどなく、

嫌なイメージと一緒に感じた匂いは

それからは常に嫌な匂いとして感じてしまう
のです。



このように脳が心地よく受容しない匂いを長時間嗅がされ続けることによる

ストレスやそれに伴うホルモンバランスの乱れが

健康障害につながるというふうに考えられても、

何らおかしくありません。




◎「香り」は揮発した化学物質?


実は各社が使用している「香料」については、

どのような物質が用いられているかは企業秘密となるため

消費者にはほとんど伝わりません。


しかしそもそも

「香料」というのは
化学的に合成もしくは抽出された化学物質であり、

ガス状に揮発したこのような物質が

鼻腔内の嗅覚受容体にキャッチされて匂いを感じるのです。


つまり

その匂いを感じているという事は

化学物質が体内に侵入しているということと同じなのです。



香料の種類にはいくつかの種類があり、


揮発性のアルコール類やアルデヒド類、芳香性のエステル、合成ムスク、天然植物由来のエッセンシャルオイルなど

総合すれば現在化粧品用に用いられる香料は4000種類を超えるとされます。



これらの中にはもちろん安全性がしっかりと確認されているものもありますが、

消費者にその情報を伝える必要のない香料

その全てが十分な安全性試験を行われているとは言えず、

高い確率でアレルギーを引き起こすものもあるとされています。


実際に2010年に発表されている「香料の健康影響」という文書では、

エッセンシャルオイルの「ラベンダーオイル」には高いアレルギー発症率(6.7%)が記録されたなどの報告もあります。
(ラベンダー油は植物由来の精油ですが、これも香料の一種です)


さらにこれらの香料は体内に蓄積してしまうものまであり、

香料に用いられる「合成ムスク」は血液、脂肪、母乳中から検出されるという結果も出ています。


また有名なアルコールとして「エタノール」はお酒の主成分としてよく知られますが、

アルコール類は体内で「アルデヒド」と呼ばれる毒性の高い物質に変化します。

人によってはこのアルデヒドに強い耐性を持っている場合もありますが、

中にはほとんど耐性を持たない人がいます。


お酒の強い人と弱い人がいるのと同じように

匂いの元になる揮発性の化学物質にも同様の耐性の差があると考えるべきです。





上記の文書を見ていれば

その他にも内分泌かく乱作用発がん性など、

香料の健康影響は無視できるレベルのものとは言えず、


実際にこの影響で多くの人が体調不良を訴えていることを考えれば、

国民生活センターが警鐘を鳴らすのは当然の流れと言えましょう。




◎香りを防ぐ術はない!


香りの恐ろしい点は、

もし近くの人の着ている衣料から自分にとっては不快な匂いがしてきても、

同じ空間に居る以上その匂いを100%防御する方法が無いということです。


洗剤や化粧品類の害なんかは

使っている自分にしか影響はありません。

どれだけ危険な洗剤や化粧品を使おうと、

周りの人には一切影響はありません。


しかし「匂い」は違います。

もしとても毒性の強い香料の入った柔軟剤で仕上げた服を着ていれば、

あなたの近くにいる人全てに影響を与えてしまうのです。


これは「香害」とも言われていて、

本当に嫌な人にとってみれば健康障害を起こす危険まである、

非常に深刻な問題なのです。





◎「柔軟剤」は「洗剤」よりはるかに危険!


柔軟剤の主成分となっているカチオン界面活性剤の刺激性やその残留性、

さらに今回問題として取り上げた「香料」の有毒性を考えると、


現在大人気の芳香性柔軟剤は洗剤などよりもはるかに危険なものだと言えます。


インターネット上の情報を集積していると、

国民生活センターがその使用量や用法をしっかりと製品に記載するように、

という勧告をメーカーに周知したにも拘らず、


「匂いが残らないから記載料の倍は入れている」


というような人が思いの他たくさんいることが伺えます。



芳香性柔軟剤のこのような使用は絶対にいけません。



特に最近のものでは

「赤ちゃんの服にも使えます」

のような表記があるものがありますが、


メーカーの謳いなどはただ販売促進の為に行っているのであって、

まったく信ぴょう性はありません。


柔軟剤で芳香性があるというだけで、

それは一種危険なものであることを考えれば、


赤ちゃんの衣類に柔軟剤を使うのは絶対にオススメできません。



洗剤は水に流れるものですが、

柔軟剤は繊維に残留するものです。


しかも香料をできる限り残留させる為に、

各社では増粘剤を配合して残留性をわざわざ上げています。



これによって香料の残留性が上がるばかりか、

皮膚刺激性や毒性の強いカチオン界面活性剤が

繊維に多く残留していしまうことも当然懸念されます。







柔軟剤は確かにふわふわの仕上がりになり、

自分の好みの香りをつけられるという点では洗濯を楽しくしてくれるアイテムです。


しかし実際にはその効能には多くの副作用があり、

しかも自分ばかりではなくて他人にまで影響を与えるというリスクがあります。




消費者間では「洗剤は危険!」

という認識はある程度一般化されつつありますが、


この

柔軟剤の危険性

について、

特に注目しなければいけない時なのかもしれません。







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