ひなまつりの思い出ある?
実家ではひな祭りに「おこしもん」を作っていました。
木の型に米粉を練ったものを入れて蒸してつくる郷土料理…郷土菓子…?
いろんな型に生地を詰める作業、ピンク、緑、黄色の染め粉をほんのちょっと付ける作業が粘土遊びみたいで楽しいのです。
実家にはやたらいろんな型がありました。
まだあるかな。多分あるんじゃないかな。
出来上がった「おこしもん」は軽く焼いて醤油をつけて食べます。
味は……なんだろ、練った米粉。
感触がモチっと弾力が強いみたらし団子のみたらし抜きみたいな…
甘くはなく、さほどうまくもなく。
焼いて醤油をつけて食べると香ばしくて地味な滋味が感じられます。
おいしいとは思わないけど、なんとなく食べたいようなウマさがあるような気がする……思い出補正なんでしょうけどね。
疫病が流行っているのであんまり実家にも行かなくなっていますが、親が元気なうちに、子どもたちに「おこしもん」作りを体験させてあげたいな。
わたしはイマイチ作り方がわからないし、木の型がどこにしまってあるのかも知らない。
伝統行事や伝統の料理ってこうやって失伝してしまうのかもなあ。
(わたしが覚えたらいいんだけどさ)
ひな祭りのこの時期には既製品がスーパーでも売っています。
ちなみに夫の地元(岐阜県東濃地方)では「からすみ」という郷土菓子がひなまつりの定番らしいです。
カラスミと言っても魚卵ではありません。
ういろうみたいな甘い米粉の蒸し物です。
さらにちなみに。
母方の地元の郷土菓子である「あくまき」もこの時期の思い出の味です。
今は亡き祖母の手作り「あくまき」……
黒くてぶるぶるした食感で独特の匂いがあって、きな粉をたくさんかけて食べたあの味も、懐かしくて慕わしい。
美味じゃないけど食べたい味ですね。
記録の追記
ひな祭りのごはん
ふるさと納税でゲットしたホタテとイクラを豪勢にのせたちらし寿司
サーモンはスーパーで購入
お吸い物は三つ葉がめっちゃ入ってる
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