ハリーポッターとアズカバンの囚人

著者: J.K. ローリング , 松岡 佑子, J.K. Rowling
タイトル: ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (3)
ホグワーツでの生活も2年を経過し、すっかり魔法界に馴染んだハリーポッター。しかし夏休みのため、再びダーズリー家に戻ったハリーは受難の時を迎えていました。ただでさえ魔法嫌いのダーズリー一家と生活を共にせねばならないのに、一家に輪をかけてハリーを目の敵にしているマージ叔母さんがやって来たからです。しかも滞在期間は1週間。必死の思いでマージ叔母さんの嫌味や難癖に耐えてきたハリーですが、両親を罵倒されることには耐え切れずマージ叔母さんに魔法をかけてしまいます。
「未成年魔法使いの制限事項令」未成年の魔法使いはマグルの世界において魔法を使ってはならない、という規定に真っ向から違反してしまったハリーは、もうホグワーツに戻れない、と半ば自暴自棄になります。しかし、彼の前に現れた魔法大臣コーネリウス・ファッジは、なぜか彼を咎めません。困惑するハリーでしたが、今年もホグワーツに戻れることに深い安堵を覚えるのでした。
監獄アズカバンから脱走した「例のあの人」の配下、シリウス・ブラック。迫り来る魔手からいかにハリーは逃れるのか。第3巻は恐怖という点に主眼が置かれたストーリー構成になっています。夢や希望に溢れたファンタジーならではの魅力だけではなく、恐怖を克服しようと葛藤するハリーの姿にもより深い感銘を受けることでしょう。前2作ももちろんですが、オススメの一冊です。
ハリーポッターと秘密の部屋

著者: J.K. ローリング, Joanne Kathleen Rowling, 松岡 佑子
タイトル: ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2)
命の危険にさらされながらも、かつて無いほどの充実した1年間を経たハリーポッター。ホグワーツでの生活に焦がれながらも、両親のいない彼はダーズリー家で夏休みを過ごしていました。相変わらず魔法の類には激越な拒否反応を示すバーノン叔父さん、ペチュニア叔母さん、そしてダドリーとの生活は、ハリーにとって苦痛以外の何物でもありませんでした。唯一つの希望は、9月になればホグワーツに戻れるということ。学校に戻れる日々を指折り数えて待つハリーに、不思議な客が訪れます。それは人間でも魔法使いでもない、屋敷しもべ妖精のドビー。ドビーはハリーに学校に戻ってはいけない、と警告を発します。ホグワーツでの生活を一日千秋の思いで待っていたハリーにとって、そんな警告は受け入れ難いものでした。納得がいかないハリーは理由を問い質しますが、ドビーは答えを曖昧にしたまま姿を消してしまいます。もやもやとした不安を抱えながらも、ハリーは2年目の学生生活に入っていくのでした。
妖精や暴れ柳などの不思議な生物、空飛ぶ車や瞬時に別の場所に移動できる煙突飛行粉など、魔法世界ならではの道具や生き物が今作でも数多く登場します。もちろん登場人物も増え、ハリーポッターの世界により深く嵌まり込むこと請け合いです。「例のあの人」はどう関わってくるのか、サスペンス的な要素も含まれた「ハリーポッターと秘密の部屋」。ハードカバーで高いとか言わず、ぜひ読みましょうw
ハリーポッターと賢者の石

著者: J.K. ローリング, J.K. Rowling, 松岡 佑子
タイトル: ハリー・ポッターと賢者の石 (1)
ハリーポッターは10歳。華奢な体に緑色の瞳、そして額には稲妻形の傷を持つ彼は、この年齢にしてすでに過酷な境遇にさらされていました。両親を早くに亡くし、叔父・叔母であるダーズリー夫婦に育てられたハリー。しかし、二人の愛情は全て従兄弟のダドリーに注がれており、ハリーは常に厄介者扱いされていました。その主な原因となっているのが、ハリーの不思議な力。勝手に服が縮んだり、切ったはずの髪が一夜で元に戻ってしまったり、ハリーは自分にとって不愉快なことを強制されると無意識のうちにこうした力を発現してしまうのでした。不思議な力など存在しない、と完璧に信じているダーズリー一家にとって、ハリーは自分達の生活を脅かす存在に他ならなかったのです。
しかし、11歳の誕生日を迎えたハリーに大きな転換が訪れます。それは「ホグワーツ魔法魔術学校」からの入学許可、という思いも寄らないものでした。訳が分からず困惑するハリーに、手紙の配達人であるハグリッドは、この世には普通の人間が知らない魔法の世界が存在すること、そしてハリーの両親も魔法使いであったことを告げます。かくして、神秘と驚きに満ちた魔法世界への旅立ちが、ハリーに訪れるのでした。
言わずと知れた世界で最も有名なファンタジー”ハリーポッター”シリーズの記念すべき第1巻。魅力的な登場人物と不思議な魔法の数々が、幻想的で驚愕に溢れた世界へと読者を誘ってくれます。大人の方も児童書だからと気取ったりせずに、時には童心に帰って純粋にファンタジックな世界を楽しみましょう!
秘密の窓、秘密の庭
「あんた、俺の小説を盗んだな」昼寝から目覚めたばかりのモートン・レイニーに向かって、訪ねてきた男が唐突に言い放ちます。小説家としてそれなりの成功を収めてきたモートンでしたが、全く身に覚えの無いことに因縁を付けられ次第に激昂してゆきます。しかしジョン・シューターと名乗った男は動じる気配も見せず、盗作されたと称する自分の原稿を置いて立ち去ってゆくのでした。原稿の表題は「秘密の窓、秘密の庭」。中身を読んだモートンは一驚します。なぜなら彼がかつて書いた「種蒔く季節」と、言い回しが異なるだけで内容がほぼ同一だったからです。どちらが本当の原作者なのか?モートンとシューターの骨肉の争いが、始まりの時を告げます。
「秘密の窓、秘密の庭」は、原作では「secret window」と言います。そう、現在公開されているジョニー・デップ主演の映画「シークレットウインドウ」の原作となった小説なんですね。原作の面白さをどこまで表現できているのか、期待と不安が入り混じりますが(特にキングの小説では)、幻滅しないためにも原作を読んだ上で映画を見ることをお勧めします。
※実は本作、「ランゴリアーズ」と併せて1冊として刊行されています。経済的にも嬉しい、一挙両得な作品です。
「秘密の窓、秘密の庭」は、原作では「secret window」と言います。そう、現在公開されているジョニー・デップ主演の映画「シークレットウインドウ」の原作となった小説なんですね。原作の面白さをどこまで表現できているのか、期待と不安が入り混じりますが(特にキングの小説では)、幻滅しないためにも原作を読んだ上で映画を見ることをお勧めします。
※実は本作、「ランゴリアーズ」と併せて1冊として刊行されています。経済的にも嬉しい、一挙両得な作品です。
ランゴリアーズ

著者: スティーヴン キング, Stephen King, 小尾 芙佐
タイトル: ランゴリアーズ―FOUR PAST MIDNIGHT〈1〉
午前0時30分、ロサンゼルス空港を発ったアメリカン・プライド29便。夜間飛行便としてボストンを目指すこのジャンボ機は、定刻通りに何の支障もなく夜空へと飛び立ちます。アメリカン・プライドのパイロットであるブライアン・エングルは、家路につくために客として29便に乗り込んでいました。離陸直後に深い眠りに落ち込んでしまったブライアン。3時間後に目覚めた彼は、不可思議な光景を目の当たりにします。乗客・乗務員の消滅というあり得ない事態、残ったのは自分を含めたたった11人の乗客だけでした。困惑しつつも事態を打開しようとする生残者たち、しかし彼らを待ち受ける悪夢はまだ幕を開け始めたばかりでした…
現実とあまりにもかけ離れた展開が、スリリングな恐怖を感得させてくれます。突拍子も無い話しながら、妙に納得させられてしまうキング小説の魅力に触れられる作品です。
※実は本作、「シークレットウインドウ」と併せて1冊として刊行されています。経済的にも嬉しい、一挙両得な作品です。