2年ぶりの箏コンサート。
朝のリハーサルから伺いました。
打ち合わせの時に、もう長くお付き合い頂いてますよねぇと話して
考えてみたら20年以上のお付き合いだと確認。
和太鼓の演奏会の司会をしていたら、その日ゲスト出演していたお箏の奏者さんから
「うちの社中の演奏会に来て欲しい」と言われたのが出会いでした。
会主さんを支えるお弟子さん達がしっかり育って、それはそれは立派に運営していらっしゃる。
打ち合わせでは思い出話に耽ってしまったけれど
進行原稿を作る作業は相変わらず大変だった。
何しろ、音楽の事はまるで判っていないから。
そして毎回同じような事を調べる手間を重ねるばかり。
そんな私のことはともかく、
演奏会はとても素晴らしいものになりました。
古曲から現代邦楽の曲まで全部で9曲の演奏は
時間もスムーズに進んで、最後の会主挨拶は涙と笑顔。
スムーズな進行は、楽器や椅子や譜面台をセットする琴屋さんのお陰。
こちらもずっと長いお付き合い。
色んな事を教えてくださる、有難い存在。
終演後の打ち上げで聞く、音楽家ならではの会話がこれ又楽しい。
毎回お越しくださる、特別ゲストの尺八奏者は日本を代表するような方。
気さくなその方の話題は、日頃接する事のない世界の知らないことばかり。
今回は横笛のパートをフルートで演奏したのでフルート奏者の方もいて、
尺八とフルートの談義が本当に興味深くて「へーっ!!」を連発してました。
尺八と同じく、いつも出演してくださる打楽器奏者さんが
「2年ぶりは物足りない、毎年演奏会をやって欲しい」と力説。
そこから又新しい展開になりそうな話が遅くまで続いた夜でした。
楽器が出来なくても、音楽が判らなくても、お仲間に加えて頂ける有難さ。
司会って楽しい仕事だなぁとしみじみ噛み締めて、
だからこそこれからも頑張りたいと思うのです。