今月はスタートは良かったが、採算的にはいっぱいいっぱいで、
今週も忙しければカバーできたのに、
急にバタッと暇になって、リピーターさんが実家に帰る事になって
今月の予約を全部キャンセルしたり…

こういう事は続くものだと思う。

雑誌の反響もピタッと止まった。
出来てなかった雑務が山積みとはいえ
やはり心細くなる。

こういう時はまだやるべき事で出来てない事があるはず
って思うようにしている。
私が気に入っている、ある商品の代理店は
ひとつ向こうの駅にある。
女性が一人で会社を興して輸入業を頑張っている。

年が明けたら、サロンオーナー向けのセミナーを開くらしい。
技術指導には東京から有名な先生を招いて。

その会場に、うちのサロンを使わせてくれないかという。

平日の朝から夕方まで2日間。

私が受講したいなら半額でいいと言われたが
それでも結構高く、前例のないセミナーに大金を払うのは気がひけた。

でも、その女性には頑張って欲しいと思っているし、
出来る事なら協力してあげたい。


会場費として1日1万円くらいいただけたら、
恐らくこっちが損をするという事もないだろう。
少し値切られたけど快くオーケーした。

セミナーに何人集まるか分からないけど、
うちのサロンの事を一人でも多くの人に
知ってもらうきっかけになればと思う。

そして、人との繋がりを求めて。
近所の喫茶店でオーガニックな手作り焼き菓子を
売っている所があって、とっても美味しいので
お客様にお出しするお茶受け用に利用している。

なんでもパリの製菓学校で学んで来られた娘さんが
毎日お店に来て焼いておられるそう。

いつ買いに行ってもお母様が一人でカウンターに立っておられるので
娘さんに会った事はなかったけど、
こんな美味しいお菓子を作れるなんて
素敵な方なんだろうなーなんて興味津々だった。

通い続けていればいつか会える時が来るかなって、
あわよくばうちのサロンにも興味持ってもらえるかなって
薄い期待をしつつ通っていた。

一度、店で取り扱っている石鹸を持って行ってプレゼントした事もある。
「いつも美味しいお菓子をありがとうございます」
という言葉を添えて…

それと毎回領収書を書いていただくという事も、
サロンの名前を覚えて頂こうというさりげないアピールだった。



通う事3ヶ月半、やっと今日、ついに、
憧れの名パティシエさんと対面する事ができた。

うちに来た、新しいお客様がその人だったのだ!

お母様に一度行って来なさいと言われたそうだが、
元々エステ好きという事もあり
お話も盛り上がって、来月の予約まで入れてくださった。

お母様が、「あの人絶対エステの人だと思うわ。
そういう雰囲気だもの。
ちょっとインターネットで検索してみなさいよ。」
とおっしゃったそうだが、それでもし、ホームページが無かったり
blogの雰囲気が悪かったりしたら
いくら得意先とはいえ行く気にはならなかっただろうから
日々コツコツとやっている事が
いろんな所で役に立っているという事だろう。


1年立てば、それまでの1年間やってきた事の成果が
少しずつ見えてくるのかな。
今、上昇中な気がする。
嬉しい。ありがたい事です。

といっても…
来週は少し暇になりそうだけど(-_-;)
近所のマッサージサロンからかなり長文の激励メールが届いた。

なんでもオープン当初からのうちのサロンのファンらしく
ずっと影ながら応援してくださっていたそう。

そのお店は男性一人でされているようで、
他のサロンから今まで嫌がらせをされたり
巷に利益中心のサロンが多いのに嫌気がさしていたそうで、
そんな中「お客様中心のあなたの店は本当に素晴らしい、
あなたになら負けても構わない」、とまで書いてあった。

「あなたのやり方は間違っていない、自信をもって
お客様の為にがんばっていって欲しい」
と結ばれていた。

でも全体的なメールの印象は私への励ましというよりも
ご自身が励まされたい感じが見て取れた。


お返事はできたら丁寧に返して差し上げたかったけど、
親友と母が、2~3行でサラッと返しとき。と言ったので
そのようにした。

私は周りのサロンの事は気にしない、というか
最近は全く気にならなくなっているので、
このメールの主のように心乱されたりはしないんだけど、
競合店の動向がいちいち気になって、
自分のとこと比べてしまう人って多いんじゃないかな。

メールの返事には、
「私は他のサロンの事は気にしないようにしています。
大切なのは自分が楽しむ事ですし
〇〇さんも楽しんでお客様の為にがんばってください」
と書いて送った。


アパレルで店を経営してる友人も、
やたらと他店の動向が気になるらしく、
他店で売れてる商品に似たものを仕入れたり
〇〇のとこは××とのコネクションがあるから…とか
そんな事ばっかり言ってて、全然前向きな気がしない。
実際売れてない時はどうしても前向きになれないそうだが。


そもそも自分が店を出したいって思ったのはなんで?
これを売りたい、とかこの技術なら自信を持って提供出来る
と思ったからじゃないのかな?

そりゃ、競合店の動向を掴んで自分の店に足りないものを
考える材料にするのは必要かもしれないけど、
自分がお客として行った事もない店に
ホームページがすごいからとか雑誌に載ってるからとか
そんな理由で勝ったとか負けたとか絶対分からないと思う。

ラーメン屋さんとかなら行列ができてるかどうかで
分かるかもしれないけど。
しかも1年や2年で結果なんて出ないし。
お客様からほんまの信頼得るには何年もかかる。
そもそも、成功したかどうかなんて数字だけで決まるもんじゃない。
基準は自分自身だと思う。


だから、まずは原点に返って、
自分を信じて
楽しんでいって欲しいと思う。



つっっってあたし人に説教出来るような立場でもないのにね…
だからここに独り言として書いてる。

まあ、こんなメールいただく事なんて普通に生きてたら
絶対ないから、ありがたいし、面白いなー♪
ほんとに独立してからいい事だらけ!
今日のお客様、すごい綺麗な人だったなー。
もしかして有名な人?と思うぐらい。
とても40前には見えないほど若いのに、孫までいるし…。
しかも見た目は完全にセレブ。

トリートメント前に「〇〇のサロンに通ってたんだけど、
あと一歩何か足りなくて…」と言われたから緊張した。
しかも同業者。

でも同業者の方ってこのblog見る確率高いよな。
タイトル、もうちょっと目立たないものに変えた方がいいかなー☆


初めだけ緊張で少し手が冷たくなってしまったけど、
出来る限り丁寧にトリートメントした。

おかげで、「今日来て良かった。また来ます。」と言ってもらえた。

充実。
弟はよきアドバイザー。

だてに毎日「ワールドビジネスサテライト」を見てない。


BBSはどうかと聞くので、
どうしたら盛り上がるやろう、と言うと
BBSは盛り上がらんもんや、と。

名前がBBSやからあかんねん、Q&Aにしろ、と。


確かに…

BBSだと、よっぽどのうちのファンくらいしか見ないだろうが
Q&Aだと、自分の知りたい事が分かるかも、
という感じで見てくれる人が多い気がする。
実際、ネットユーザーの9割はただ見るだけ、
書き込みをするのはわずか1割程度なのだそう。


私も調べものをする時とか企業のHPのQ&Aはよく見る。
自分から書き込みする事なんて一度もなかったけどね☆

それに弟曰く、「教えてgoo!」とか「okウェブ」とか
Q&Aサイトが今ブームなんだそう。


よし!そうしよー♪

(すぐその気になるあたし…)
経営のノウハウって何やろーって最近思う。
誰でも同じようにやって上手くいく訳じゃないし
今は商品もサービスも需要がほんまに多様化してるから
ヲタク産業みたいに全体には受け入れられなくても
細く長く綿々と続いてきた事が次第に日の目を見る事も多い。
伝統工芸も高度経済成長の中で廃れていってたのに
若い感性によって発掘され改めて良さが見直されるっていう時代でもある。
逆に古くからある企業が偽装問題や
ずさんな管理体制を次々暴かれていったりしている。
つまり最後に残るものは、社会に正しい形で貢献出来るものか
コアな専門性をとことん極めたものの2種類だけなのではないか。
つまり、信念のないサービスやもの作りとか
中間マージンだけで儲けているような所は生き残るのが難しいと思う。

例えば百貨店やスーパーなど誰にでも受け入れられなければいけない業界では
管理や経営面をクリアにするだけではなくて
環境問題や貧困、福祉の問題にも熱心にに取り組むべきだし
消費者もそういう所で企業の価値を判断するようになると思う。

では私達個人サロンとか街レベルの事業だったら
ある1点に非常に特化している方がニーズに合う気がする。

だから、他所と比べて自分の所がどうとかではなく、
本当に自分がやりたい事をとことん追究していく事に専念すること。

今はそれが求められる時代だと思う。

取り扱う商品も営業スタイルも経営哲学も
人それぞれ、個性的な方がいいんじゃないかと思う。
肌に何か塗ったり剥がしたり、
筋肉や脂肪をほぐしたりリンパを流したり、
自分に出来る事だけでもかなりの部分で
お客様の役に立てていると思うけど、
どうしても足りないと思う事がある。


「骨」


私はあまりにも骨について勉強不足だ。

でも、ほぐすだけのマッサージには限界がある事を常々感じている。

カイロや整体ができればもっとお客様のお役に立てるはず。
いつもそう思ってきた。


しかし、それらを習得するには長い年月が必要なので
今から学校に通っていう気にはなれない。


そんな時、すごくいい本を発見した。

即効セラピー!骨格ストレッチ―12日間で完全マスター 感動セラピスト養成学校/久永 陽介
¥1,785
Amazon.co.jp



骨盤を整えたり目の疲れを取ったり、デトックスを促す
他動的なストレッチのやり方が写真付きで説明されている。

トップアスリートの筋肉と骨を観てきた先生が
セラピスト向けに、結果の出る骨格矯正ストレッチ法を書いたもの。

この一冊だけで新たなメニューが一つ作れるほどの充実した内容になっている。

だけど。

この手技に熟練した訳でもない私が、本の知識だけで
一メニューとしてお客様に提供するのは失礼だと思う。

あくまでも、今あるメニューの中に取り込んで
お客様に喜んでいただく為のサービスの一つとして
利用していきたい。
無くなったら困るものはそんなに多くはないはず。

だから、お客様に「絶対続けてくださいね」とか
「辞めないでね」とか言われると、とても特別な気がして嬉しい。

それと同時に、信頼され続けなければ…と身が引き締まる思いがする。


寡黙なお客様ももちろん大切だけど、
いっぱい自分の事を話してくれる方に対しては余計に愛情が湧く。

誰にでもは話さないだろうなっていう話だったら尚更。

今日のお客様も若くして亡くなったご両親の事、
みとった時の心の動き、今ご両親に対して思う事など
特に私が促す訳ではないのだけれど、
誇張もなく卑屈でもなく本当に素直に語ってくださった。


淡々と穏やかに語られる物語の中に時折、許されるなら本気で泣きたくなるほど
胸にこみあげてくる場面があり、施術の手が止まるのを避けられないほどだった。

私が人生経験豊富な大人のセラピストだったら、
もっと深く包み込むような聞き方ができたのにって少し思った。
でも今の私には涙をこらえ、動揺をかくしながら
トリートメントを続け、ただ「うん、うん。」
ってうなずく事ができただけ。

もちろんその方はそれ以上の反応や
ある種のアドバイス的なものを望んでいる訳ではないと分かってはいるけど、
まだまだ私は未熟やって実感した。



でもそんなお客様から
「絶対辞めないでね」の一言がいただけたから、より嬉しかったのです…
ご来店くださったお客様に天気の話はだいたいするのですが
初めて来られたお客様にこんな風に話しかけた事があります。

「あら~雨降ってましたか!?」
当然のように「そうなんです」という返事を期待していましたが
お客様はキョトンとした表情で「どうしてですか?」

「髪の毛が濡れてらっしゃるから…」

・・・
「ムースです。」

「あっそうなんですか…」

ヤバいと思ったものの何のフォローもせずに終わった。

上手くフォロー出来る人がいたら
こういう場合どうしたらいいのか教えてください。