こんばんは。

魂響書占 たまゆらしょせん 恵理子です。

 

両親の老いを見て 

思ったこと 感じたことを書いています。

 


 

老いを生きる(1)両親の老い

 

老いを生きる(2)老いの容量

 

老いを生きる(3)母の衰え 認知症

 

老いを生きる(4)認知症の対応

 

老いを生きる(5)延命治療

 

老いを生きる(6)死への向かい方

 

老いを生きる(7)老いとの色々な関わり方

 

老いを生きる(8)そのまま認める

 

老いを生きる(9)死の話合い 末期がん

 

 


今日は書きたいと思っていて

忘れていたことを。

 

 


7月下旬 

父からHELPの電話がありました。

 


「精神的に参ってる…


 ちょっと1人になりたいから

    ばぁばを外に連れ出してほしい。」

 

って。

 

 


母は2年前頃から認知症の症状が出始めて

10年ほど前から糖尿病でもあるのだけれど

血糖値の測定やインシュリンの注射の作業を忘れてしまい

混乱することが多くなってきていました。 

 



病院の先生からも

 

「今後はご主人がやり方を把握して

   奥さんに付いて見ないといけないようになるでしょう」

 

と言われた頃で。

 

 


母は体力も落ちたので

買物はもうすっかり父の役目。


母を病院に連れて行き

先生の指示や薬の管理もすべて父。

 

母の体調によっては 

洗濯物 おかず作りなど

お店の仕事をした上で

家事の補助の負担が大きくなっていました。

 



ゴミの選別も出来なくなって

それも父がやると決めたのに

全然違うゴミの所に勝手に持って行ってしまったり

プラゴミの中に茶殻をそのまま捨てて

後始末を父がしたり

と余計な用まで作る母。

 


おまけに 

容量が小さくなって

気性のコントロールがつかなくなった母の

辛辣な言葉や態度に反応しながらも

 

「でも これは認知症の症状だから」

 

と精神的にかなりの我慢をしている父。


 

詳しい話を聴かずとも

HELPの内容はすぐにわかりました。

 

 

 

あ で当の母ですか?

 


「恵理子が来る~ドキドキ

   どこ行くどこ行く~?

 やっぱり綺麗なお花見たいわねぇ音譜 

 カへ(母お気に入りのカフェ)は行くわよ

    絶対!!

 

てな感じで 自分が原因で

父が参っているなどと気づいてないし 

まったくもってお構いなし。

 


ま いつものことだけど。

 

 

とにかく父に1人でゆっくり過ごしてもらおうと

その日は朝から

母と出かける支度をしていたのだけれど

あることから母が言った理不尽な一言に

私がブチ切れむかっ


 

「もうあったまきたパンチ! 

    ママは連れてかないむかっ 

    パパと行ってくる!!ムキー

 

と 急きょ父と出かけることにしたのでした。



母と私のやりとりを見ていた父も


「少し1人で考えるといい」


と言い残して。

 


 

考えてみると 

父と2人だけで出かけるなんて

それこそ私が小学3,4年生くらいの頃 

夏休みの宿題で秋川に写生に行った時

以来かもしれない。

 

 

そして 

以前母と一緒に行った同じお蕎麦屋さんに入って

父と深大寺そばを食べ 深大寺へ。

 


 

 

 

 

 

 

 

私ね この時すごーく 

ハスが見たかったの。


 

ちょうど直前にOL時代の友人がFBに

「ハスを観に行ったよ」

とアップしていたのにも惹かれてね。

 


そこから深大寺植物園にも足をのばし 

やっぱりまたハスを観て。

 

 

 

 


 

 

バラ園もゆっくり散策

 

 

 

 

 

 

 

温室でもキレイな花々がお出迎えしてくれて。

 

大好きなカトレアもあって。

 

 

 

 

 

 

 

母では歩くのが無理だっただろう長い行程を


父とゆったり楽しむことが出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

道中は まぁ父も 

母に対する思いなんかをぶちまけていたけれど

 

でもね やっぱり自然てすごいよね。

 


こうして空の下を歩き 

美しい色とりどりの花々を観ているだけで

自然と気持ちが穏やかになるんだもの。

 


 

「今日は来てよかった。 

    外に出て  たくさん花を観て

    気持ちがスッキリした。」

 

自然が好きな父もそう言っていて。

 


朝のケンカも結果オーライってことで(o^-')b

 

 

 

 

 

 

 

最後に訪れたダリア園で

 

「この赤くてギンギンに咲いてるの

   ママみたいはなキラキラ

 

と言ったら

 

「本当だ 

   ものスゴイ生命力で

   簡単にはへこたれない感じドンッ

 

と笑っていた父でした。

 

 

 

 

なんだかんだ言っても

根っから優しい父なので

もう行きの途中で

置いてきた母のことを気にしててね。


 

「今回みたいに置いて行かれるなんて初めてで 

 今日は反省もしてるだろうし

 このままじゃかわいそうだから

    また ばぁばを連れて行ってくれるか?」

 

と言っていてね。

 


私も翌日は母と出かけようと思っていたし


「昭和記念公園に行って お花を見て

   帰りにカフェにも寄って来るよ」


と言いました。

 



心の中では


「うーん 

   でも あの母が反省してるだろうか…?」


と思いながら。

 

 


で 帰ったら案の定。

 

「2人が出かけてから 

   お父さんが言うように少しは考えてみたんだけどね


  大判焼きが食べたくなっちゃって

  買ってきて2個食べちゃったてへぺろ

 

だってさ。 

 


糖尿病なのもお構いなしで

その時の欲と自由を取る母。



反省時間はたったの30分だった模様。


 

「だって~ 

   くよくよしたってしょーがないじゃない!

 だったらゆっくりのんびりしよーと思ってねウインク

 

って 聞いた父はズッコケてましたわ。

 

 


結論! 


「ママは心配するだけ こっちのムダ!」

 

 

でも 両親はこの凸凹っぷりでバランスが取れている


とも言えるのよね。

 

 

私からすると

母は認知症の症状をうまーく使って

父のコントロールを無意識でかわしているように思えるの。

 


今まで父に強く言われたりして

言うことを聞いてきたけれど

本当は受け容れたくない父の言葉を


「もうそんなの忘れた すっ飛んじゃった」


として拒否してるように見える。

 


父も「認知症なら仕方がない…」

とそれ以上は言わないし。

 


どう考えても父の言い分の方がまっとうだけど

母は自分のやり方でやりたいんだろうな。

 

たまに大騒ぎなことをしでかして 

でもそれも「なんのコント!?」って感じだし

最後には笑い話になってるし爆  笑

 


なんかもう 勝手に


「2人共元気にバトルしてて!」


って思う。

 

 

 

 

 

 

翌日は母と昭和記念公園に行って

ハスを観てきました。

 

 


父と観たハス 

母と観たハス


どっちもいい思い出蓮

 

 

 

 

仲直りもして

 

カヘにも行って

 

 

 

 

糖尿病なのに まーた甘いのにしちゃったけど

 

母 ご満悦だしね 



まっ いっかウインク

 

 

 

心配しない 反応しない

ようにするのが1番な気がします。


 

母の状態はさほど変わらないけれど

この時のお出かけで 父は

 

「母は母のやり方を貫くから

    いちいち気にして反応する方が疲れる」

 

とよくわかったみたい。

 

 


最近父は ”流す  スルーする”  ようになって

母もお料理を作ったりしてるそう。

 


あれからHELPはないけれど

また実家に行ってこようと思ってますニコニコ

 

 

 

老いを生きる(11)歩み寄り

 

 

 

 

(青)エンジェリックウィスパーカード 

37 Time For Fresh Air 新鮮な空気を吸う時

 

リフレッシュ リラックス 発揮 

 

あなたは自分の持つ力を充分発揮できます

そのためにはリフレッシュとリラックスが大事

 

気持ちが煮詰まったり 

物事が滞っていると感じるなら

まず気分転換をして 力を抜きましょう


キレイな自然の中に行く なども良いでしょう

 

あなたが存分にのびのびと力を発揮できるよう

気持ちの転換は意識して行うようにしてみてくださいね