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ADHD(注意欠陥多動性障害)

ボーダー息子の育児日記

 

 

 

息子の行動について

学校の担任の先生との面談

教頭先生にも相談 した所 

やはり 息子はADHDの可能性があると判明。

 

 

しばらくは 息子に対して

教頭先生から教えていただいたように

私(母親)が対応を変えてみることにして

様子を見ていました。

 

 

 

2002年12月6日(金)

 

 

学校から持ち帰った手提げ袋に

上ばきが片方しか入っていなかった。

 

手提げ袋をグルグル振り回しながら

帰ってきたようだ。

 

 

帰ってきた道を戻らせ 

上ばきを探させた。

 

よその畑の中に飛んで落ちていたらしく 

見つかってよかった。

 

 

 

2002年12月9日(月)

 

 

朝起きると雪が積もっていた。

 

息子は大喜び。

 

 

「坂道をすべるんだ!」

 

と張り切って学校に行ったが

ランドセルを背負っての雪道は

やはり大変だったらしく  学校から帰ると

 

「もう 雪はいいや…」

 

と言っていた。

 

 

スノーブーツを履いて行ったが

靴の中までびちょびちょに濡れていた。

 

近所の友達が来て

一緒に宿題をしたり遊んだりして楽しそうだった。

 

 

 

2002年12月16日(月)

 

 

11時頃 学校から「息子さんの具合が悪い」

との連絡があり  迎えに行き早退した。

 

 

その時は平熱だったが

ずっと寝ているうちに熱が上がってきて37.7度になった。

 

 

「どうしてもラーメンが食べたい」

と言うので作ったがほとんど食べられず。

 

イチゴと牛乳だけ食べた。

 

 

いつもは具合が悪くても

よくビデオを見ているのだが

今日はずっと寝ていたので

よほど具合が悪かったのだろう。

 

 

夕方には熱は下がったが

頭痛が取れず 涙ぐんでいた。

 

頭痛薬を飲ませたら夜にはよくなり

ご飯も食べられた。

 

 

実は昨日

息子は「もし明日熱が出たらどうしよう…」

と言っていたのだ。

 

よくこういう予感が当たる。

 

 

「ママ 今日はすごくやさしかったねぇ。

   あしたもまた早退しようかな」

 

と言っていた。

 

 

 

2002年12月17日(火)

 

 

朝 頭痛がひどいので学校は休ませた。

 

病院で検査の結果 

溶連菌の反応がわずかに出ていると言われた。

 

放っておくと肝臓が悪くなるらしく

「薬を必ず飲みきるように」とのことだった。

 

 

病院から帰ってからは

頭痛ものどの痛みもなく元気になり

布団にも入らず起きていた。

 

ここ数日 またおしりがおかしい。

(本人も気づかないうちに便が出てしまう)

 

 

 

2002年12月18日(水)

 

 

今日は登校し

帰ってからも元気に遊んでいた。

 

 

夕方 担任の先生から電話があった。

 

今日の音楽の時間 

息子のピアニカの管に穴があいていて音が出ず

泣き出して かなり取り乱したそうだ。

 

「あんなに取り乱したのは初めて」

と先生も驚かれていた。

 

 

でも 息子は家に帰ってから 

特に何も話していなかったし

後でピアニカのことを聞いても

 

「そう  オレ泣いちゃってさ~」

 

とケロッと言っていた。

 

 

 

 

上ばきが飛んでいったことに気づかなかったり

靴がびちょびちょに濡れてしまうような歩き方をしたり 

 

「どうしてそれ 途中で気づかないの?」

 

と思う出来事が息子はよくありました。

 


 

雨の日は傘を持たせても

裏返しにして遊んで

すぐにホネを折ってしまったり

 

水たまりに夢中になって!?

傘の内側だけ濡れた状態で帰宅

 

もちろん 本人も全身びしょぬれ

 

なんてことは数え切れず…

 

なんのための傘?という感じ。

 

 

1本の傘を5回使えればいい方で

時には新品がその日の内に折れたり

なくなってしまったこともありました。


 

 

この頃 息子は感情の起伏が激しくなり 

体調も日によって

時にはその日の中だけでも

上下に大きく変化するようになりました。

 

 

この頃の

 

頭痛が出たり

身体の具合が悪くなったのは

「ぼくにもっと注意を向けて!」

というサイン

 

だったのではないかと思います。

 

 

というのも

私が看病して優しくしたり

お医者さんに行ったり 薬を飲む

というような特別な行為をする(私が注目する)と

安心したのか すぐに体調が回復したので。

 


 

発達障害の子どもは個人差はありますが

 

身体がとても敏感で過敏で

少しの刺激にも 

大きく反応してしまう

 

という傾向があると思います。

 

 

「耳が敏感で 

   触れるだけで痛がるから耳掃除ができない」

 

というお子さんの話も聞きました。

 

 

息子も  娘よりも耳が敏感で

2人に同じように耳掃除をした時

息子だけ とても痛がりました。

 

 

体に触られるのを異常に嫌がる子もいます。

(肩を軽くポン!とたたく挨拶程度もだめ)

 

 

 

あと 息子はメンタル的なストレスから

よく じんましんが出ました。

 

ハードスケジュールの旅行や環境の変化 

気持ちがひどく落ち込んだ時など

今(17歳)でも時々出ます。


 

 

何かいやな事があった時

日記に書いてあるように

忘れてケロッとしていたり

全く覚えていないことも多々ありました。

 

よく言えば気持ちの切り替えが早い

と言えるのでしょうが…。

 

 

 

息子が悪いことをして

私が息子を叱ったあと

すぐにケロッとして

何事もなかったような態度をされると

 

「わかってないじゃない!」

 

と私の怒りがこみあげる

というパターンも繰り返しました。


 

 

この時はまだわかっていなかったのですが

息子の場合

 

失敗した 

嫌な自分を見ないようにするために

忘れようとしていた

 

ようです。

 

 

その証拠に 

しばらくたって感情が爆発した時 

事の詳細をすべて覚えていました。

 


 

こんな風に

 

身体は敏感過敏でありながら 

見た目の行動は鈍感だったり


まったく気にしていないと思いきや 

詳細をよく覚えていた

 

自分とは全然違う

息子のギャップや感覚

私はなかなか理解できませんでした。

 

 

 

自分とは違う子供の性質や感覚を

理解しようとすること

 

そして

 

本当に忘れているのか 

忘れようとしているのか  

親がわからなくても

 

子供が悲しくて

嫌な体験をしたことが明らかならば 

わかったその時に 子供の立場に立って

 

「それはいやだったねぇ」と

共感してあげること

 

そのまま受けとめてあげることが大切 

 

だと思います。

 

 

 

(6)問題多発


 

 

【追記】

 

 

 

(橙)ソウルメイトカード 21 Responsiveness 敏感

 

自分の感覚を大切にしましょう

 

あなたは繊細で 純粋で 感度が高い人ですね

 

他者の気持ちを敏感に察知し過ぎたり

五感的に居るのが辛い場所があるなど

感覚が過敏て困ることもあるのでしょう

 

もう無理せず   

自分に優しくしてあげましょう

 

他の人は大丈夫でも 自分が辛ければ

感覚の違いを説明して

理解してもらえるよう努めましょう

 

あなたのような感覚を持つ人もいるのだ

と知ってもらい 違いを尊重し合うことで

「優しい社会創り」に貢献することになります

 

 

 

 

 

 

 

 

受容 豊かさ 喜び

 

聖母子像の下方には 

豊かさを表すユリの花と愛のハート

そして周囲はたくさんの喜びの星々に包まれています

 

起こるすべての出来事を大切に抱擁し受け容れる

 

感情的には怒や哀の出来事は受け容れたくないでしょう

 

でも それらを拒否するのではなく 

そっと抱き上げて

 

まずは あなたの心を希望や喜びで満たし 

過去の思いをその温かく優しい心で包んであげましょう

 

 

 

 

 




 

(ぼ)くたちは みんながおもっているいじょうにいきづらい

 

 

 

 

 

 

 

 

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