刀根 健さんの本を読みました。
『僕は、死なない。
全身末期がんから生還してわかった人生に奇跡を起こすサレンダーの法則』
骨転移のある肺癌(ステージ4)と診断された著者の実話です。
一緒に心の旅をしているような感覚に
読んでいるうちに、まるで著者と一緒に心の旅をしているような気持ちになりました。
「妻」との時間、夫婦の愛情、さまざまな療法家との出会い、お見舞いの方々など、すべての存在が、彼を応援していたのではないかと感じました。
「犠牲者マインド」から「クリエイターマインド」へ
ポジティブ心理学コーチングで学んだ「犠牲者マインドからクリエイターマインドへ」という考え方と、この本には共通するものがあるように思います。
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犠牲者マインド:すべてを病院任せにして、自分でできることをやらず、病院での治療に依存する状態
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クリエイターマインド:自分の命は自分で決めるという覚悟を持ち、できることを全てやる姿勢
著者はこうも語っています。
”医者が言うネガティブな予言めいたことは「絶対に受け入れない」くらいの気力は大切だと思う。”
目に見えない世界とのつながり
本の中では、潜在意識・大いなる存在(神)・サレンダー(明け渡し)・魂・エネルギー・引き寄せ・量子力学など、についても触れられています。
目に見えないけれど大切なもの、説明が難しいことについても、なんとなくそうなんだろうなと思えました。
「薬が効いた」だけでは終わらない話
「分子標的薬が効いて良かった、分子標的薬はスゴイ」という見方をする人(医療者も含め)もいるのではないかな…とも思いますが、そういう話ではないのです。
がんでも、がんでなくても、きっと響く方には大切な、あり方、生き方、ものの見方が伝わると思います。
気になった方は、ぜひ読んでみてくださいね。
「犠牲者マインド」と「クリエイターマインド」については、こちらもご覧くださいね。
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