終わらせられた恋

ウィリアムの講義の生徒、ルシアンが無断で姿を消した。

彼は酒場で働く少女フリーダに

熱を上げていたというが、

フリーダは数日前に橋から飛び降り自殺をしていた、

 

今回はただほんとうに身分違いというだけで

間違いなく真剣に愛し合っていた二人が

無意味に引き裂かれるお話。

 

真剣な恋をクズな理屈と最悪の理由で葬る。

書き損じの紙と人の命が同じに見える人間の命は

同じくらい軽い…。

 

依頼人はおらず、ウィリアム自身が首を突っ込んだので

前のエピソードより優しさを感じます。

あとサボった生徒への怒りもw

人間味があってよかったです。

 

そして今回はかのモラン大佐登場。

兄貴タイプの美形ですね~。

フレッド君もいろいろと雑務が上手そう。

「イレギュラーズ」みたいな感じかな?

 

彼らもまた今後さまざまに

ウィリアムの目的のために動いていくんでしょうね。

このチーム感、好きです…。

次回 6話 ノアティック号事件 第一幕

 

次は読書

リース・ボウエン著

「貧乏お嬢さま、メイドになる」の感想です。

 

【憂国のモリアーティ 過去感想】

1話 伯爵の犯罪

2話 緋色の瞳 第一幕

3話 緋色の瞳 第二幕

4話 希少な種