今日は物語シリーズでそろえてみました。
猫物語 (黒) (講談社BOX)
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悪夢の春休みから一か月。
高校3年のゴールデンウィークに、それは起こる。
妹からアグレッシブに起床を促された暦は、外出中、友人の羽川翼に出会う。
羽川の頬には、痛々しい絆創膏が貼られていた。
戸惑いがちなぎこちない問いかけの後、羽川は語りだした。
自らの複雑すぎる生い立ちを。
そしてその日に、怪異は彼女を捕らえるのだった。
翼ちゃんの生い立ちと、その人となりの異常性の分かる1作。
何の血のつながりもない人と形式上家族として暮らしながら、
その中で異常なまでに「正しく」生き抜き、
家にまったく居場所もなく気配も残さない徹底ぶりは本当に恐ろしい。
痛々しいのをとっくに通り越しているレベルです。
どんな突然変異を起こしたらこんな存在になるんだ…って
全部書いてましたね;;
翼ちゃんは本当に西尾維新らしいキャラと言えるのではないでしょうか。
そんな翼ちゃんの心の凝りをすべて引き受ける「猫」。
翼ちゃんの中にある膨大な知識を借りて急激に成長、
翼ちゃんを助けようとする暦君の前に立ちふさがります・・が。
今回暦君がとった方法…まだ無口なままの忍ちゃんから借り受けた「あれ」を
文字通り体内に……阿良々木さん、そんな方法とれちゃうって
やっぱり主人公、頭いってますね。
結局翼ちゃんを恋愛対象としてみない理由はここでわかりましたが、
うーん、やっぱりそうなのかな。
釈然としないものを残しつつ、猫のお話は「猫物語 白」へと続きます。
こっちもすでに既読です。
でもちょっと間をおいてから感想書くことにします。なんとなくw
【物語シリーズ 過去感想】