偽物語(下) (講談社BOX)/講談社
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蜂騒動から回復した上の妹・火憐に頼まれ、阿良々木暦は神原駿河を妹に紹介することに。
その途上、なりゆきで妹に肩車をされるはめになった暦は
ある女性に声をかけられる。
影縫余弦と名乗る彼女は、かつて忍野メメが居着いていた塾の場所を聞く。

彼女は不死殺しの名を持つ怪異狩りだった。

今回は下の妹、月火ちゃんのお話。
なんですが、本題に入るまでが非常に長く、いつもより「趣味で書きました♪」感が強かったような。
前巻でつぎはどんな騒動を巻き起こすのかと思った貝木さんもあっさり再登場。
わたしも阿良々木くん同様コーヒー飲んでたら吹いてた;;
そしてちゃっかり金を巻き上げて騒動の元凶やってまた退場。
やや雰囲気が軽くなりましたが、やってる事が迷惑千万なのは変わらないですね;
行動の仕方が若干折原臨也(byデュラララ!!)に似てるような気がします。

そして本題に入っちゃうとグロテスクな戦闘と、わりにあっさりと解決。
戦闘は駿河ちゃんの時以来で、どこぞの殺人鬼一家みたいに血みどろでしたがねー。
阿良々木くんは零﨑さんと違って体以外は一般市民なので、
ストレートに妹を守りたいという熱さがあり、かっこよかったです。

それでも今までの物語シリーズでは薄味でした。
今作のメインヒロイン月火ちゃんはヒロイン中屈指の濃いキャラなのに。
自主的に動かなかったからですね。

月火ちゃんの暴走する正義を見るのは次回ということで。


【物語シリーズ過去感想】
    化物語  
    傷物語
    偽物語 



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