■カウンセラー生活126日目
人が眠りにつく原理と、スムーズな入眠法はこちら!!
- 深呼吸
- エアコンの除湿をつける
- 睡眠導入BGMをかける
- アイスノン(保冷剤)で手足を冷やす!!
■性格診断で仕事は選べない!?
就職活動の際に、自己診断のために性格診断をする方がほとんどではないでしょうか?
私も就職活動を始める際に、大学のガイダンスで性格診断をした覚えがあります。
性格診断は自分の長所・短所などを客観的に分析し、自分に合った業種・職種を見つける際に役立てることができると言われています。
しかし、以前の記事にて適職を選ぶ際に「業種・職種」の好みや将来性などは関係しないことをお伝えしました。
■仕事の将来性と自分の適職は無関係↓
そして今度お伝えしましますが、自身の適性も適職選びの要素として向きません。
つまり「性格診断」は適職を選ぶ際には何も役に立ちません。
■三つの性格診断を受けてみた!!
世間一般で使われる「性格診断」として「エニアグラム」「MBTI」「RIASEC」の三つが挙げられます。
結論から言いますとそれぞれの性格診断において適職を見つける保証はなく、問題点も抱えています。
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エニアグラム
人を九つのタイプに分類する性格診断で、神秘思想家のオスカー・イチャーソによって開発されました。
根本的にスピリチュアルな背景を持っています。
問題点として、結果をいかようにも解釈できてしまいます。
つまり、分けられたタイプは曖昧で、区別がつかず、受け手によって解釈が異なってしまいます。
例えばタイプ9「平和を好む人」は安定を好んで葛藤を嫌う。
タイプ6「信頼を求める人」は安全を求めて孤独を嫌う。
この両タイプは「安定」と「安全」という似通った概念を持ち、はっきりと区別することができません。
このような曖昧さから科学的検証ができず「エニアグラム」をまともに調べた事例がありません。
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MBTI
1962年にアメリカの教育者が開発した性格診断で人間のパーソナリティを直感、思考、感情などの8つの指標で捉え最終的に16の対応に性格を分類します。
問題点として、テストを受けるたびに違う結果が出てしまいます。2000年代に行われた複数の実験で「MBTI」を行なった被験者のうち及び半数が、5週間後のテストで全く異なるパーソナリティに分類されてしまいます。
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RIASEC
心理学者のジョン・ホランドが考案した「職業選択理論」に基づく適正診断です。人間の性格を「現実的」「研究的」「芸術的」などの6パターンに分けて、それぞれに最適な職業を勧めるというものです。
問題点として、2011年にフロリダ州立大学の分析で「RIASEC」には予測力はほぼないという結論に至っています。そもそも「職業選択理論」はホランド博士が自らのカウンセラー経験の中で「なんとなく性格と職業には関係性があるな」と考えたアイディアが体系化したものです。何らかのデータの上に成り立つものではなく、一個人の思いつきにしか過ぎません。
以上三つの性格診断はもはや「占い」の域を出ておらず、科学的には信憑性が欠けていると言わざる負えません。
「自分は達成する人だから、大きな目標を持てる仕事に就こう!」「私は指揮官タイプだから、リーダー職を探そう!!」「自分は芸術的か社会的な職にしよう!!」
と私の場合はそうなるようですが、これらを試してみて、私自身「確かにリーダーシップはあるかもしれないし、目標を持って達成する人かもしれないし、芸術的か社会的な職に向いているかもしれないと感じました」
しかし、上記の結果を受け止め過ぎて「目標が小さいとこはやめておこう」「リーダーになれない職は避ける」「私は小説家になるんだー!!」となってしまっては・・・
自身の適職からはどんどん遠ざかってしまいます。
以前の記事でも伝えたように、適職・天職はやっていくうちに楽しくなってくるお仕事です。
■自分の天職とは?
性格診断では自分の好きな職業や向いていると考えている職業に促されがちです。
「好きを仕事にすること」「自分の適性で仕事を選ぶこと」は適職を探す上で、視野を狭くしてしまう要因になります!!
■好きを仕事にすると?
適職探しをする際は、自分の性格や好き嫌い、適性といった枠から飛び出し、多くの可能性を見るために、視野を広げることが大切です!!
ー参考書籍ー