BILL EVANSのコレ、よく見るとNIRVANAのnever mindのジャケみたいね。
JAZZのレコードジャケは良いデザインが沢山であります。
僕は、JAZZなんてそもそも、”かったるい”音楽と思い込んでました。
個性溢れる有名なJAZZミュージシャン達の姿形、存在は認識してたけど、インスト中心の音楽に興味持つまではいかなかったのが事実。
マイルス・デイビス、ルイ・アームストロング、チャーリー・パーカー、ジョン・コルトレーンくらいですよ、名前と顔が一致してたのは。
彼らの音楽なんてほぼ知らない。ルイ・アームストロングの”WHAT A WONDERFUL WORLD”くらいですよ、知ってたの。
JAZZってクラシックみたいなもんで、ブラスバンド部な人達がやるもんだと思い込んでたし、パンクやオルタナティヴロックの洗礼に思春期、心撃たれた僕としては、一生触れることないジャンルと位置付けしてました。
ドラムとベースのリズムや音の太さにやられるってことが薄っすらと。
更にEKDが放つインストクンビアで、気付いたら踊らされてたという。
そうなると、いつも聴いてたレゲエもダブもヒップホップもまた違って聴こえてきました。
歌モノに慣れ過ぎると、歌と分かりやすいギター音しか聴かずに判断しちゃいますが、根っこのドラムやベース音があってこそだと気付くと、バンド全体でドッカーンと迫ってくるのです。
レゲエやダブ、ヒップホップなどのブラックミュージックの本当の良さを感じて、改めてパンクやハードコア聴くと、やはり優れたバンドのドラムとベースは凄かったりする。
もうこうなってくると、ジャンルなんてどうでもよくなります。
今春前に行ったキューバで観たSONのバンドや、アフロジャズもバッチリ喰らったし、
そんで有難いことにインターネットやデジタルの時代でありますから、昔では考えられないスピードで一気に沢山の音や情報を得ることが出来ます。
それで調べていくうちに、JAZZがとんでもなく深く広いジャンルだと知らしめられました。
歌、ギター、ピアノ、サックス、トランペット、ドラムなど。
これは一筋縄ではいきません。
更にジャズ名盤で検索し、各名盤と呼ばれるモノのディスクレビュー見ると、軒並み5つ星だらけ。
全部買ってチェックしようもんなら、金がいくらあっても足りません。
その盤本来の音というのは、その当時のオリジナルレコードに勝るものは無いという。
アナログですんで、オリジナルからコピーしてコピーしてを繰り返すうちに音が薄くなるってことみたい。
ほら、昔の回ってきたダビングに次ぐダビングでノイズ入りまくりの裏ビデオみたいなもんですわな。
本当のJAZZ音を求めるならば、やはりオリジナルアメリカ盤のようで、もちろん値段もハンパなかったです。
オーディオ関連にこだわってる金持ちのオッサンが家で掛けるイメージですよね、JAZZやクラシック。目の前で演奏してるかのようなダイナミズムを部屋で味わう贅沢って感じですかね。
そんなのも骨董品と似てるなぁ~と思ってます。
古き良きを味わう深さ。
僕がイマイチ、パッと花咲かせられないのはココが原因。
アレコレいくのを個性として攻めていくしかないですね。
そんな広く浅く攻める興味もインターネットやデジタルと同じくスピーディに進み、とうとう年の瀬にJAZZまで辿り着きました。
JAZZは掘ったら掘っただけドンドン出てきますので、どこで区切りを付けるかがポイントとなってます。
現在、既に30人までピックアップしてあります。それだけ魅力あるミュージシャンだらけです、JAZZ界。
そろそろ打ち止めなきゃいけません。
こんなところ、本気で手を出すべからず。
あっさり破産するぜよ。
バイバイ、またね。