■ シート高あげ+フラットシート(後席のシート高下げ)
管理人が主に通勤用として運用中のヤマハマジェスティS「ねこうめ」
マジェスティSがターゲットとする乗員の体格とは若干異なると思われる管理人が、無理やり快適な乗車姿勢を作り上げようと、シート下にトランクエクステンションを挿入してみたり、いろいろ試してきたのだが、ここにきてようやく納得の乗車姿勢が実現できたので、ここらで一度状況をまとめてみたりするのだった。
ちなみに前回までの内容は、
今後の方針について考えてみた【運用】マジェスティS「ねこうめ」
シートの改造について考えてみた#02【ツーリングシート】マジェスティS「ねこうめ」
シートの改造について考えてみた#03【ツーリングシート】マジェスティS「ねこうめ」
シートの改造について考えてみた#04【フラット化・ツーリングシート】マジェスティS「ねこうめ」
シートの改造について考えてみた#05【ツーリングシート・試走】マジェスティS「ねこうめ」
あたりに書かれていたりするはず。
本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。
■ 若干改修
前回、試走した結果、シート座面が「前下がり」状態になっていて、乗車しているうちに着座位置が前方にずれてしまう傾向があったので、
シートの前方(標準シートの場合、着座する位置)あたりに、発泡ゴムのクッションを二枚重ねで敷くことにした。
シート前方を持ち上げて、ヘルメットを格納するために残したシート後方の盛り上がり部分と同じ高さになるようにした。
(バイザー付きのヘルメットでもトランクに収納できるよう、ヘルメット収納部分の凸部を全部は削除せず、完全なフラットシート化はしていないので。)
着座面がほぼフラットになるように調整したら、
標準のシートクッション(スポンジ)を被せて、防水用のビニールで包み、
試走の際に気になった、
クッションの隙間部分に、適当なクッション材を持ってきて、
詰め込んでおいた。
ビニールで包んだ後、
本ブログで何度も登場しているシート用の合成皮革を持ってきて、
タッカーで留めておいた。
(今回は標準シート表皮を再利用せず、黒色の合成皮革・縫製無しの一枚ものとしておいた。)
という訳で、シートを車体に取り付けた。
表皮を貼り替えたシート。
凹凸が少なくなったので、一枚ものの表皮でもなんとかなりそう。
シートの前方と後方に若干しわが寄ったが、実用上は問題にならないだろう。
見た目が気になるなら、
前回同様、純正オプションのシートカバーを被せておくことも可能。
以前の標準シートに被せていたときよりは、若干の余裕ができた。
これなら、切れ目があった標準のシート表皮の損傷部分を隠すために縫製しなおして再利用することも出来ただろう。
という訳で、見た目的には以前とそれほど変わっていない。
■ 結果とか
見た目的にはそれほど変化がないのだが、乗車姿勢的には非常に大きく変わった。
腰の窮屈さが解消したのはもちろんだが、自分の意思で腰の位置を動かせるというのは、疲れや傷みを防止するために非常に有効であると感じる。
精神的にも全く腰の位置が変更できない状態よりは、ある程度自由度があって動かせる方が嬉しいのは間違いない。
今回の変更で、足を伸ばして(フロア前方の斜めになった部分に足を乗せて)走行することもできるようになった。
フラットフロアのスクーターでは、(フロアトンネル内のフレームが無い分、ロングホイールベースにすると強度が不足することから)足が伸ばせる乗車姿勢は実現できない・・・などと勝手に思い込んでいたのだが、シート高や収納空間の確保といった条件さえ変更できるなら、簡単に実現できてしまい、完全に単なる思い込みであったことを確認した。
なお、管理人が実際に本車に乗ってみると、上の画像でシートカバーのパイピング(縫合した線)の上に着座することになり、その出っ張りが座り心地的に気になったので、結局オプションのシートカバーを外して運用している。
贅沢を言えば、もう少しシートの表皮が滑りにくいと良いのだが、いまの状態でも標準状態のシートを装着していた場合よりは腰まわりが劇的に楽になっている。
(管理人としては)もう標準状態に戻すことはないだろうな。
今回、乗車姿勢が変わって、以前よりもマジェスティS自体が運転しやすくなったように感じるし、視界もよくなったような気もする。
とりあえず、この状態でしばらく運用していくつもり。