今でこそいろんな地域のラーメンが
全国に点在していることは知られていますが、
20年ほど前は、札幌の味噌ラーメン、
九州ラーメン、知っている人で喜多方ラーメン
ぐらいのものでした。
新横浜ラーメン博物館の館長が
ラーメンをテーマとしたアミューズメントパークを
創るきっかけとなったのが、
学生時代に出会った「葉隠」というラーメン店の存在でした。
当時(30年前)としては珍しい九州ラーメンが
白楽(横浜市)の駅前に屋台として営業をしていました。
そのお店が「葉隠」です。
館長曰く「こんなラーメンが世の中にはあるのか?」と
初めて食べた時の印象は今でも忘れられないとのことです。
そんな「葉隠」ですが、現在も店舗として活躍中です。
昨日、館長を含め久しぶりに食べに行きました。
出迎えてくれたのは店主の中島さん。
御年67歳ですが、筋肉モリモリで頑張っておられます。
中島さんは、佐賀県出身の方で、
東京で勤務していたのですが、
幼少のころに食べたラーメンの味を
首都圏でも広めたいと思い、
会社を辞め、佐賀に戻り有名店で2年間修業し、
横浜の白楽に屋台を開業しました。
最近のとんこつラーメンがラード主流なのに対して、
葉隠のとんこつラーメンは
骨の髄の旨みを感じる味です。
中島さん曰く「昔のとんこつはこういう味だった」とのこと。
郷愁を感じる味ですが、今食べても新しさを感じます。
是非皆様も一度お試しください。
ラー博からも近いですよ。
【葉隠 店舗データ】
横浜市神奈川区六角橋2-28-21
045-491-6968
11:30~翌2:00