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子宮体癌と診断されるまで・前回のお話













退院から1週間以上経った頃のお話です。



あと数日後には、

病理検査の結果を聞きに

大学病院へ行かなければなりません。



自尿が少しでも出たのは嬉しかったけど…


病理検査の結果…

確定診断がどうなるか、

気になって仕方ありませんでした。



A先生には手術後に

転移はなかったとは言われたし、



夫にも

「大丈夫でしょ。

 気にしすぎだって」


と、言われ、


やっぱり自分が気にしすぎなのかな…


とは思ったけど、



1回気になりだすと

ずっと気になっちゃうんです…



1人でいるとマイナスな事ばかり考えて、

ため息ばかりついてました。








さすがに


このままじゃダメだ〜


と思い、



気分転換しようと、

久しぶりに外の空気を吸うため

玄関ドアを開けました。




すると、

外側のドアノブに

紙袋が引っかかっていました。




家に入って紙袋の中を見ると、

保険会社の担当のTさんからで、


入院前のTさんとのやり取り⇩



病院に提出する診断書などの書類、

そして洋菓子店で

購入したと思われるお菓子、

そして封筒が入っていました。




封筒を開けると

Tさんからの

手書きの手紙が入っていたので、

読んでみる事にしました。




「突然のご病気、

 手術のためにご入院されると知った時は

 すごく驚きました。


 それでも気丈にご家族の事、

 色々な手配等で

 本当に頑張ってこられた事と思います。


 予定よりお早く退院されたと聞いて

 とても嬉しかったし、安心しました。

 きっとご回復も早いと思います。


 今はゆっくりご静養くださいね。」


そして2枚目には


「私からの連絡は既読スルーで大丈夫なので、

 なのはさんの体調を優先してくださいね!

 

 逆にご不安な事、

 聞きたい事、

 聞いて欲しい事がございましたら

 いつでも何時でもかまいませんので

 ご連絡ください。


 いつでも応援しております。」




…Tさんからの手紙を読み始めた途端、

涙があふれて止まりませんでした。



泣かないって決めたのに、

体が言う事を聞きません…





何とか気持ちを落ちつけた後…


Tさんがお仕事中だと思い、

私はLINEで

お礼のメッセージを送りました。



「わざわざ遠いところから

 ありがとうございました😭✨


 (中略)


 お手紙とお菓子、

 すごく嬉しかったです!


 インターフォン押してくれたら

 出たのに〜💦」



数分後…

TさんからLINEが来ました。



Tさん

「無事にお手元に届いて安心しました😊

 

 なのはさんがお休みしていたら

 申し訳ないと思って、

 ドアノブにかけさせて頂きました✨


 (中略)


 今はゆっくりご静養くださいね!

 また何かごさいましたら

 いつでも連絡ください🥰」




私は改めて、

Tさんが私の担当で

本当に良かったなと思いました。



たとえお仕事だとしても、

私の事をこんなに心配してくれるなんて…


Tさんには

感謝してもしきれないです…




私はTさんからの手紙を読んで、

どんな結果が待っていようとも

しっかり受け止めようと

心に決めました。





それからさらに数日後…


いよいよ

病理検査の結果を聞きに行く日に。


確定診断が下りる事になります。




私はTさんからの手紙と、

夫と娘が買ってくれたお守りを持って

大学病院に向かったのでした。






つづく…




















最後まで読んでくださり

ありがとうございます♡




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