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子宮体癌と診断されるまで・前回のお話
私は看護師さんと一緒に、
自己導尿の道具を持って
お手洗いに向かいました。
泌尿器科の説明用紙によると、
①必要な道具を取りやすい位置に揃える
②トイレで排尿を済ませる
③ズボンや下着を脱いでから
石鹸で念入りに手を洗う
④陰部を清浄綿で拭く
⑤両膝または片膝を立てて座るか、
壁に背中をもたれて座り、
足を開き尿道口を鏡で確認する
⑥カテーテルをケースから出し、
下から10cmのところを持ち、
反対の手で陰唇を開き
ゆっくりと挿入する
⑦尿を受ける容器（採尿コップ等）を置き、
カテーテルのキャップを外し尿を出す
⑧尿が出なくなったら、カテーテルを抜く
⑨カテーテルを水道水で洗い、
ケースにしまう
と、いうのが一通りの手順です。
私は前日に穴が開くほど（笑）
泌尿器科の説明用紙や
手順が載っているサイトを
スマホで確認していたので、
一連の流れはほとんど頭に入っていた
というのもあったのですが…
遡ること、
私が自己導尿を始める2日前。
同部屋のおばあさんは
私よりひと足早く、
自己導尿を始めていました。
おばあさんは
自己導尿で看護師さんを呼ぶたびに
何度も大きな声で手順を確認していたので、
私のいる病室まで丸聞こえ（笑）
さらにはA先生が
病室に様子を見に来た際に、
そのおばあさんはA先生に
自己導尿の手順を確認していたので
A先生は少し困ってましたが…
真面目で優しい先生なので、
最後までおばあさんの話に付き合ってました😂
私は嫌でも覚えた…
というわけです（汗）
今となってはおばあさんに感謝🙏（笑）
看護師さんの自己導尿指導に
話は戻りますが…
女性によって
尿道口の位置が違うらしいので、
私の場合、
⑤のやり方だと非常にやりにくい（汗）
なので、
ちょうど良い台の上に鏡を寝かせて置いて、
鏡の上をまたぐような感じ？で
尿道口を確認するやり方になったのですが…
その台というのが
採尿コップを捨てるゴミ箱…
自己導尿は尿路感染しやすいため
衛生面には気を遣わなければならないのに、
ゴミ箱の上に鏡やら
清浄綿を置くのは、
かなり抵抗がありました（汗）
せめて椅子とかに置くスタイルにして欲しかった…
かなりツッコミどころ満載だったけど、
とりあえずは看護師さんの指示に従い、
手を洗って左手で陰唇を開き、
右手で清浄綿で拭くところまで済ませました。
（前から後ろに向かって3回に分けて拭きます。
清浄綿は1回目を拭いたら
ひっくり返して2回目を拭き、
3回目は2枚目の清浄綿を使う感じで。
左側→右側→真ん中の順で拭きました。）
あとは右手でカテーテルを持って、
右利きの場合
挿入するのですが…
看護師さん
「初めてだと
カテーテルを入れにくいと思うので、
今回は私がカテーテルを入れてみますね！」
と、看護師さんは慣れた手つきで
カテーテルを挿入しました。
もしカテーテルが尿道口に入らず、
違うところに触れてしまったり
間違えて膣に入れてしまったら、
カテーテルを水洗いし、
手を洗うところからやり直しになります…
カテーテルを挿入したら
あとは便座に座って紙コップを持つか、
手を洗う前に便器にカップを固定して、
こんなの⇩ユーリパンというらしい
キャップを外して尿を出しました。
…
…
…おお〜、
ちゃんと出るんだ！！
と、文明の利器に感動してました←
看護師さんが挿入して
なんとなくの感覚は掴めたので、
次回は自己導尿する際に
お手洗いのブザーで看護師さんを呼んで、
チェックしてもらうという流れになりました。
よし、早く完璧にして
早く退院してやる！
と、私は再び説明の用紙に目を通し、
次の自己導尿の時間まで
病室でイメージトレーニングを
始めたのでした…
つづく…
最後までお読みくださり
ありがとうございましたƬʜᵃℕҡ ყօϋ୨୧ᐝ