ご訪問ありがとうございます!

なのは◡̈です



初めましての方はこちらからお願いします⇩



アメトピ掲載ありがとうございます!



子宮体癌と診断されるまで・前回のお話










お手洗いの後、

重い足取りのまま

ナースステーションに向かいました。



ナースステーションに声を掛けると

看護師さんがすぐに対応し、

内診室に案内されました。





看護師さん

「おしっこ出ました?」



気持ちが落ちていたので

あまり言いたくなかったのですが…



「ほんの少ししか出なくて…」



看護師さん

「了解です〜

 それでは残尿測定をしますので、

 下着を脱いで内診台にお願いします」





看護師さんは導尿カテーテルと

紙コップを取り出し、

私は看護師さんの指示に従って

内診台に上がりました。




看護師さん

「では始めますねー」



カーテン越しでしたが、

看護師さんは慣れた手つきで導尿を始め…

あっという間に残尿測定は終了しました。



看護師さん

「測定の結果、

 450mlの残尿がありました。

 

 えーっと…

 次は3時間後に

 またいらしてください。







えっ…


こんなに残尿があったの?



しかも、

また内診台に上がって

残尿測定しないといけないの…?




尿意がなく

自尿が出なかったショックと、

残尿がたくさんあった事の

ショックに加え…


また内診台に上がり

残尿測定をしなければならないという

苦痛がトリプルで襲ってきて、

病室に戻ってしばらくの間、

落ちていました…。








残尿測定が終わって30分後…


この日もA先生が

様子を見に来てくださいました。




A先生

「…どうですか?

 自尿は出ましたか?」



A先生は

私が落ち込んでいる空気を察したのか、

申し訳なさそうな感じで

私に尋ねてきました。



「…実は尿意をまったく感じなくて…

 それと、あまり自尿が出ないんです。


 さっき残尿測定をしたら、

 結構残尿がありました。

 

 排尿障害になるって

 わかっていたつもりなんですが、

 実際なってみると

 結構ショックですね…」




私はA先生に記録した用紙を見せ、

この時の辛い気持ちを

正直にA先生にぶつけました。




A先生

「そうですよね…

 手術後、排尿障害になって

 なのはさんのように

 ショックを受けられる患者さんって

 結構いらっしゃるんです。


 でも…

 個人差はありますが、

 徐々に排尿機能も回復していって、

 1年後ぐらいまでには導尿なしで

 排尿できるようになるケースが多いです。」



A先生はその後も

落ち込んでいる私に、



「大丈夫、大丈夫」


「自尿が少しでも出るのは

 良い感じですよ〜!」

 


と、励まし、

そして褒めてくださり…


色々と気を遣わせてしまい、A先生すみません(泣)



A先生の優しさのおかげで、

さっきまで凹んでいた気持ちが

嘘のように軽くなりました。



泣きそうなぐらい、

本当に本当に嬉しかった…


カッコよくて優しいって、

イケメンにも程がありすぎる…(泣)




A先生

「また顔見に来ますね〜!」



この日も5分程度話をし、

A先生は去っていきました。




今は自尿が

なかなか出なくて辛くても、

諦めずに頑張れば

いつかは回復する…!



私はそう信じて、

排尿障害とうまく付き合っていこうと

決意したのでした。


 

 






つづく…
























最後までお読みくださり

ありがとうございましƬʜᵃℕҡ ყօϋ୨୧ᐝ


イベントバナー