オオクニヌシを挟んだスセリヒメとヤガミヒメの三角関係 | 運の良い座敷童子的な生き方

運の良い座敷童子的な生き方

運の良い経理事務。 神話ファン。星読みをしています。

こんにちは。

今日は出雲大社のオオクニヌシを挟んだ女神さまたちの三角関係の足跡を追ってみるという、コアな内容です😅

これがまさか実話だとは…





そして舞台はまさかの、





中国地方最高峰、大山だとは😅



※大山まきばみるくの里



出雲大社の祭神であるオオクニヌシはモテモテ神さまでして😅

スサノオの末娘であるスセリヒメを正妻としていますが、因幡国のヤガミヒメと先に恋に落ちていたのですね。

このヤガミヒメとの縁結びが、因幡の白兎ことウサギさんですね✨



※大国主と八上比売♪

 

 

さて、麗しき神話は、なんと実話だったのです😅

しかも、けっこうドロドロとしていたようで…(そりゃもっとだ)

さて、その舞台はどこにあるのかというと、何度も書いておりますが、

 

 

 

鳥取県の大山

 

 

 

でありますよ。

さて、このブログを以前から読んでいたかたは知っていると思いますが、我が家は毎年、必ず家族旅行に訪れているのが大山なのです😅





わたしの旦那はアホなので、この大山の祭神はオオヤマヅミなのだと10年前に言っておりました😅

ですが、この山は出雲族の聖地であり、出雲国風土記に出てくるカンナビ(神の山)なのですね✨

 

 

 

 

さて、オオクニヌシというのは袋をかついだ福の神というイメージが強いのですが、とても苦労人(苦労神?)であります。

兄である八十神にいじめられて、荷物持ちをさせられているのが、あの袋なのです😅💦

ああー、小学生のランドセル持ちみたいな感じですね。

 

 

 

 

ところが、いよいよ兄たちを本気で怒らせます。

それが因幡国のヤガミヒメが「わたしが結婚するのはオオナムチさまです」と宣言したことにより、兄たちの嫉妬を買い、なんと二度も殺されてしまうことになります😅

蘇生させたのは、かのカミムスビの娘、キサカヒメでございます。

出雲国二宮、佐太神社の祭神である佐太大神(サルタヒコ)のお母様だと伝わっております。



 

さて、ヤガミヒメの実家は鳥取県鳥取市です。

ここはもともと「八頭(やず)郡」でありました。

おお、ヤマタノオロチのような名称が出てきましたが😅

この八頭(やず)こそ、ヤガミヒメの聖地であります。

 

 

 

 

ここは山陽道と山陰道を結ぶ、古代の交通網「因幡道」があったのですね。

つまり、オオクニヌシが「大国主」になっていく過程にあるのが、このツキヨミノミコトを祖神とするウサ族という海人族が絡んでいるということです。

なお、ウサ族は現代においても、ワニから助けてくれたオオクニヌシに感謝をしているようですよ✨✨

 

 


 

さて、兄の嫉妬により、二度も殺されたオオクニヌシは「根の国」に逃げこみます。




しかーし❗️




そこにいたのが、スセリヒメだったのです。

スセリヒメはオオクニヌシに、いや当時はオオナムチに一目ぼれをします。

父であるスサノオの目を結んで、ふたりは宝をうばって逃亡、いや駆け落ちいたします😅


 

 

 

スサノオは「オオクニヌシと名乗りやがれ!」と渋々認めますが、この時点で、スセリヒメもまた、大山に向かったようですね。

ここで勃発するのが、

 

 

 

スセリヒメ VS ヤガミヒメ





の正妻争い😅

そりゃそうだ…。






ヤガミヒメは度重なるスセリヒメの嫉妬に嫌気がさして実家に帰ってしまいます😅💦

そんなヤガミヒメの終焉の地は、売沼神社の山にある古墳ですね。

因幡国二宮、大江神社にもヤガミヒメの軌跡がありますので、やはり古代の因幡道と出雲族はなんらかの関係があったようですね。

 

 

 

 

 

そして、このスセリヒメの終焉の地が、唐王神社です。

読みはとうのう、と読みます。

この神社ではスセリヒメは唐からやってきたお姫様として伝わっておりますが、

唐はさすがに7世紀~9世紀ころなので、ちょっと無理があるな…と思います😅

スサノオは新羅から移ってきた神さまなので、よく韓国の王として祀られているので、そういった呼び名になったのかもしれないですね。

 

 


 

この神社はスセリヒメ終焉の地として、まむし除け、虫除けとして名高いご利益がありますよ✨


 

 

 

出雲の国譲りのあとは、何も書かれていませんが、スセリヒメもまた、とても苦労されたのではないか、と思います。

オオクニヌシはその後にミホツヒメというタカギムスビの娘と結婚して、スセリヒメを捨てたという伝承まで残っているからです😭

捨てたというか、別居というのでしょうか…。

なお、スセリヒメの御子神は伝わっておりません。



※むきばんだ史跡公園

 

 

そんな出雲族の集落地として知られているのが、大山のふもとにある鳥取県立むきばんだ史跡公園です。

ここに立つだけで、もはや出雲族です✨✨




なお、このむきばんだ史跡は、なぜかヤマト建国とともに終焉を迎えているので、何らかの事件があったようですね。

考古学では紀元前300年前~紀元300年ころの遺跡とされています。




なお、むきばんだはパンダ🐼ではなく、




妻木晩田




という漢字なのですが、この妻木というのは、シタテルヒメとワカヒコが一緒に暮らした場所が地名として残っておりますよ😍

 

 

 

ほんの数十年前まで、「出雲神話なんて嘘っぱちだ」という風潮だったのですが、近年の発掘調査により、出雲神話は本当にあったのではないか…と大盛り上がりになっております😆✨




ということで、大山のふもとに残る女神さまの軌跡でした❗️