こんにちは。
わたしは3月終わりに鵜戸神宮をはじめとした九州の海岸線にそって旅をしました。
すると、そこにいたのは皇祖神やワダツミの神々だったのです。
先日、津和野にあるとても古い宇佐神宮を勧請している鷲原八幡神社を参拝すると、その祭神はタマヨリヒメだったのですね。
そういえば、福岡の筥崎宮の祭神もタマヨリヒメですし、
関係の深い壱岐の箱崎八幡神社もタマヨリヒメを祀っているのです。
八幡宮の祭神でもある神功皇后は、山口県下関にある忌宮神社で、「すべての願いが叶う宝珠」を住吉神からもらっているのです。
この玉を投げると、潮が引き、もうひとつの玉を投げると、潮が満ちて、戦いに勝ったのですね。
これが竜の玉、「潮満玉と潮干玉」ですね。
つまり、竜の玉は、潮の満ち引きを操れる、ということです。
同じ力を持つのが、月の潮汐力なのですが、すると竜は月のパワーを持っている、ということになります。
※出雲大社宝物殿
さて、この竜のふたつの玉は、お話の中で「海幸彦と山幸彦」にも出てきます。
この山幸彦が現在の皇祖神であり、玉を授けて妻となったのが、竜宮城のトヨタマヒメなのです。
神武天皇を生んだタマヨリヒメのお姉さんで、このトヨタマヒメが、「乙姫」さまのモデルなのです。
そして、山幸彦は竜宮城に向かうときに、シオツチの教えに従って、竹で編んだ籠に乗って竜宮城に向かいますが、
※籠神社
京都の丹後国一宮、籠(この)神社の以前の主祭神は、ヒコホホデミ(山幸彦)だったのです😅
今は「えびす社」に氏神として祀られております。
籠神社の本殿に祀られている「海神」は豊玉姫なのですよ。
※えびす社
丹後国風土記にも浦島太郎伝説が出てきますし、浦島伝説の起源は京都なのではないか、とわたしは思っているのです。
なお、こういった月を信仰する海人族のルートを、「ツクヨミルート」とわたしは勝手に呼んでおります😅
このツクヨミルートは口伝によると、本拠地は山城国(京都の南部)だったそうですよ。
京都の伏見稲荷大社の稲荷山には、古代から食の女神が祀られているのですが、京丹後には日本最古の天女が住んでいたのですね。
これが伊勢神宮の外宮の祭神、豊受大御神(トヨウケノオオミカミ)です。
天照大御神の食事を司る、御饌都神(ミケツガミ)でもありますね。
なお、ツクヨミノミコトの神霊は三種の神器のひとつである勾玉に宿っておりますが、
勾玉の形は、たしかに月に見えますね🌙
地球から見た月と太陽は、まったく同じ大きさに見えるのは、天文学的な宇宙の奇跡なのです😅
ギリシャ神話で、太陽の神アポロンと月の女神アルテミスが双子の兄妹なのは、このせいなのですね。
そして、地球の動植物の生体リズムは、月によって支配されております。
臓器や骨や脈に「月」へんがつきますし、
微生物も活性化するので、お酒を仕込むのも、満月か新月だったのです😅
とすると、外宮は月を司っているのかもしれないですね🌕
内宮は太陽であり、外宮は太陰。
太一は太極と同じで、「陰陽全体」を指すのです。
さて、トヨタマヒメは月の女神であり、こういった、海水を操れる竜の玉を持っていたのです。
だからこそ、竜は水神、なのでしょうか✨
※にょき🐲
そういえば、京都の水神を祀る貴船神社の奥宮も、タマヨリヒメを祀っておりますが、やはり、古代の京都には秘密が隠されているようですね。
※タマヨリヒメ
竜の玉は、舟上の戦いにも有利ですし、事実、山幸彦はこの玉をつかって海幸彦と勢力をひっくり返しているのです。
海幸彦は南九州の隼人の祖であり、代々、天皇に仕えて、今でも祭祀では「おおー」という叫び声をあげるのです。
この叫び声は、滅びた日本狼の遠吠えなのですよ。
古代の眷属は、オオカミだったのですね🐺
これは「山犬」という名称でもあり、「お犬さま」でもあります。
なお、八幡総本宮の宇佐神宮の祭神は「ヒメノオオカミ」となっておりますが、この宇佐神宮こそ、古代豊の国の「月の宮」だったのです。
宇佐神宮の「うさ」はウサギのウサで、因幡の白兎の「うさぎ」として古事記に登場します。
※わたしたち祭祀族なのよ♪
とすると、宇佐神宮の氏神「ヒメノオオカミ」も、月の女神だったのでしょう🌕
古代の海のルートは、陸のルートよりもずっと発達しており、海に囲まれた日本では、漁業や操船航海術が、とても重要でした。
「月を読む」ことは、潮の満ち引きを読むことでもあったのです。
これこそ現在の、
水軍のルーツとなります。
わたしの旦那も同じ職業ですが←笑
古代をさかのぼると、竜宮城に行きつくのかもしれないですね😆✨
ですがそこは、
海の底
ヨミノクニ
ルナティック(狂気)
ということで、古代の日本は竜の国でもあった、というお話でした🐲