世界の神話に登場するヤタガラス伝説 | 運の良い座敷童子的な生き方

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こんにちは。

さて、最近はヤタガラスに関して書いておりますが、若き王がカラスに導かれて新世界を創造する…というのは日本のみならず、世界の神話でもあります。

今日はそんな世界のヤタガラス伝説のお話です😆✨

かあー!

 

 

 

 

 

さて、八咫烏(ヤタガラス)というのは、初代の神武天皇が熊野山中で出会った三本足のカラスのことです。

当時の近畿地方はナガスネヒコという豪族がとても強く、神武天皇は苦戦しており、大和(奈良県)に入るのに、紀伊半島を南に迂回して熊野に上陸したのですね。

そこで出会った強敵が、大きな熊😅だったのです。

熊野だけにね…。

 

 

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 ※多家神社⛩️ ※わたしの近所です


 

しかし、そこに現れたのが、巨大なカラス🐦‍⬛

かあー❗️

ということで、まばゆい光とともに、カラスが上空を飛ぶと、大熊は森の奥に退散いたします。

そのとき、神武天皇の頭に神々しい声が響いてくるのです。

「天津神の御子よ、そなたにこのカラスを遣わそう。大和に入ってくるんだ」

と告げて、カラスは神武天皇を大和まで道案内をしたのです。

これが、八咫烏伝説ですね😆✨

日本書紀では、金色に輝く鳶が飛んできたとも伝えられておりますよ✨

 

 

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この八咫烏の正体を、京都の賀茂社は、「賀茂建角身(カモタケツノミ)」の化身であると伝わっております。

このタケツノミこそ、賀茂氏の祖であり、陰陽道の始まりでありますよ😆✨✨


 

 

 

 

さて、陰陽道は513年ころには日本に登場しており、いわゆる道教+古神道をもとにした、森羅万象に秘められた世界の意味を解読する思想として、日本の歴史に1400年間も浸透しております。




この陰陽道の秘伝を一大集結させたのが、秘伝書「金烏玉兎集(きんうぎょくとしゅう)」なのですが、

 

 

 

金鳥…三本足の金の鳥☀️(太陽の化身)

 

 

 

玉兎…月に住むウサギ🌙(月の化身)

 

 

 

 

という意味でして、この陰陽道をもとにして、現在の伊勢神宮が整備されております。

始めたのが、「式年遷宮」と「斎宮制度」ですね✨





ということで、内宮は太陽の女神ですが、外宮の豊受大神は月の女神なのではないかな~とわたしは思っておりますよ😆





 

そして、すごいことに❗️

 

 

 

 

この若き王を導いたカラス伝説は世界の神話に登場しているのです。

まさに不思議なシンクロ(共時性)ですね😆✨✨




なお、日本サッカー協会のロゴも三本足のヤタガラスとなっており、日本の守護神として世界に躍進しておりますね😆✨





さて、カラスがここまで神格化されるのは、まず、鳥の中でも知恵が飛びぬけて付いていることと、光ものが好きなことと、姿が真っ黒だからなのです😅

あれは太陽に焼け焦げたからだ…と神代の時代から信じられていたのですね💦




さて、そんな世界の神話で最初に登場するのは、

 

 


 

北欧神話の最高神、オーディンの肩に止まる一対のカラスです🐦‍⬛



※オーディン


 

スウェーデンの人工衛星の名前にもなっております。

フギンとムニンは「思考」と「記憶」を司り、あらゆる世界の情報をオーディンに伝えているのだそうですよ。

カラスに悪いことをしたら、オーディンに告げ口されるかもですね😅




 

お次は、紀元前332年に登場する、エジプトの若き王、アレキサンダー三世を助けたカラスです🐦‍⬛




太陽神との合体のため、戴冠式にのぞむアレキサンダーは突然砂嵐に覆われ、息もできないくらい苦しくなります。

背後を見ると、馬もすでに倒れていて、これは絶体絶命。

その時に上空から現れたのが巨大なカラスでした😅

なんと砂嵐が、切り取られたように遮られ、アメン神殿まで導かれたのでした。

 

 

 

このアレキサンダー大王がのちのファラオなのですが、ファラオというのは太陽神アメンの子、となり、アメンはのちに太陽神ラーと合体して、アメン・ラーとなり、古代エジプトの太陽信仰の重要な神となるのです。

 

 

 

なお、カラスは旧約聖書のノアの箱舟でも登場しております。

最初に放たれた鳥ですが、カラスは遠くまでいかず、次に放たれたハトがオリーブの枝をくわえて戻ってきたので、水が引いてきたのを知ったのですね。

ということで、ハトとオリーブは平和の象徴なのです😆✨

 

 

 

 

なお、もちろん中国🇨🇳でも神のお使いとして、3本足のカラスが霊鳥として太陽に住んでいると伝えられております。

織姫と彦星は朝鮮半島から伝わったお話なのですが、この架け橋となるのも、カラスです。

なお、中国のカラスの正体は、カササギ(カラス科)なのですよ。

 

 

 

 

どの神話も共通するのが、カラスが神の使い手として見られており、日本は日出づる国であり、神武天皇はアマテラスの直系なので、太陽神の御子を導く守護神、ということですね😆✨✨




そして、京都の賀茂社では、ヤタガラスは人間として伝わっている…という事実です😆✨




 

陰陽道の秘伝書にあるように、まさに太陽と月の象徴、カラスとウサギは重要な存在だったのですね。

 

 

 

 

ということで、世界で活躍する太陽を背負ったカラスでした🐦‍⬛

こういった世界の類似性も面白いですよね😆✨✨




あ、神武天皇=アレキサンダー3世ではありませんからね😅

当たり前のことを書いておかないといけないのが、ムーの世界なのですよ😅






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