こんにちは。
今日は廿日市の宮島の近くで、座敷童子的座談会が行われました。
遠いところを本当に皆さんありがとうございました✨✨
そしてやはり怪奇現象が起きて大盛り上がりでした😅
我が家では起こらないんですよ💦
※お土産をいただきました!
太宰府天満宮から受験生用の鉛筆をいただきました。
うちの長男がまさに今年から受験生なんですよ😅💦
さて、今日は神さまのお下がりについてのお話です。
お下がりというのは、衣服のことではなく、本殿や祖霊社にお供えする食事のお下がり、いわゆる神饌(しんせん)のことですよ。
神饌というのは御饌(みけ)とも呼ばれ、神さまのご飯なのですが、ミケツヒメというのが食物の女神さまの称号となります。
この神饌には霊力が宿るのです。
さて、ご祈祷を受けたあとなどに、何かお米や、食品をいただいたことはありませんか?
これは、神社で売っている斎田のお米とは少し違い、「神さまへのおもてなし」、つまり、本殿や祖霊社などにお供えした食事の「お下がり」であるときがあります。
それをおすそ分けをしてくれるのですが、それをわたしたちが食すと、
人神共食(しんじんきょうしょく)
という、神と同じ食事を召し上がる行為につながり、これこそが古代からのお祭りの特徴だったりします🤩
「共食」というと、ともぐい、と読みそうですが、神さまに食べられることではないのです😅💦
これは「一緒に食事をする」という意味で、本当に神さまと一体化できる霊的な行為でもあるのです。
神さまのお下がりをいただく=霊力が宿る=仲間にしていただく
という仕組みがあるのですが、この効力は相当なものですよ。
なお、古代から伝わる秘儀とされる祭祀にもこの人神共食がありまして、
「だからこそ、戻ってこれなかった神もいる」のですね。
そう、
伊邪那美(イザナミ)です。
※イザナミ
イザナミが葬られたと伝わる比婆山にある比婆山神社です。
これだけ暖冬でどこにも雪がないはずなのに、やはり比婆山周辺は雪で閉ざされているのです😅
そうです、黄泉の国の食べ物を口にしたので、イザナミは地上に戻ってこれなかった、
伊奘諾(イザナギ)だけが黄泉から戻り、禊をすると、次々と神が生まれた…のですね。
これが黄泉がえりで、ここからハライとミソギの概念が生まれました。
※イザナギ
この話はギリシャ神話にも登場しており、冥界の王ハデスに花嫁として誘拐された穀物の女神デメテルの娘ペルセポネは、ずっと飲まず食わずで我慢していたのですが、
ついにのどの渇きに耐え切れず、ザクロの実を4粒食べてしまったのです。
女神デメテルはなんとか娘を取り戻しましたが、冥界の食べ物を口にしたペルセポネは完全に地上に戻ることが許されず、
その後も4か月だけ冥界で暮らさなくてはならなくなったのです。
だから、この世には「冬」ができたのだ、と伝わっておりますが…
このザクロの実のラテン語が、実は「ガーネット」なのですね。
日本でもガーネットの和名は「柘榴石(ざくろいし)」です。
だから、ガーネットは1月の誕生石となっていて、だからこそ、1月は山羊座♑️で土星が支配星でもあるのです。
冬の象徴、
というべきでしょうか。
神さまでもあらがうことができない、この「共食」という行為は、日本の祭祀においても、非常に重要な仲間になる行為なのです。
出雲大社などは、神饌講という仕組みがあって、お下がりを送ってもらえたりできますよ😆✨
ご祈祷の授与としてお下がりをいただけたときは、ぜひ食してくださいね✨✨
土地のパワーをいただけますので、ぜひおすすめします。
そして、アニメ映画「君の名は」に出てくる、
口噛み酒🍶
※君の名は
も同等の効果があり、たきくんがなぜ過去に戻れたのか、
やはりこの霊力を利用したのでは…と密かに思っております😅
そう、このお酒は神に捧げている神饌のお下がりを、たきくんが飲んだのですね。
「すずめの戸締り」もそうなのですが、
どうも、新海誠監督はかなり、祭祀を調べていらっしゃるようですね😅
もしくは、口伝や秘儀を知っているのかも、ですね。
ということで、ぜひご神饌を活用してみてくださいね✨✨