鎌倉幕府滅亡と諏訪大社 | 運の良い座敷童子的な生き方

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こんにちは。

今週の日曜日から「鬼滅の刃」の新シリーズが始まりますね✨

わたしは阿蘇山の火山博物館のシアターで、阿蘇神社の神事の風景を見て、「ヒノカミ神楽って阿蘇神社の火降り神事がモチーフなのかあ」と知りました😅

作者のかたは福岡県ですから、そりゃ炭次郎の苗字は「竈門(かまど)」ですよね♪

 

 

 

 

 

さて、2022年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」でしたが、今日はその鎌倉幕府滅亡と諏訪大社の関係についてです。

 


※アニメ「逃げ上手の若君」より

 

 

ジャンプで連載中の「逃げ上手の若君」を知っていらっしゃるかたはいるでしょうか。

なんとアニメ化するそうですよ‼️

今年は信濃の国と諏訪大社が熱い✨✨


※公式サイトより

 

 

 

内容は、北条家の生き残りである北条高時の息子、北条時行(ときゆき)で、なんとコミックス1巻ではまだ8歳😅💦




大河ドラマの主人公「北条義時」から数えると、孫の孫の孫?の子供で、ちょうど鎌倉幕府滅亡の生き残りとなります。

うちの娘と同じ年なんですよね💦

 

 

 

 

これ、なんと史実をもとにけっこう監修がしっかりされているのです。

北条家にクーデターを起こしたのは足利尊氏ですが、その彼に対して復讐を誓う北条の少年と、その背後にいるのが諏訪大社と信濃の国ですね。

 

 

 

 

幼少期から青年期まで描かれるようになるのだろうと思うのですが、ラストが怖いけれど楽しみです。

なんだかヤマトタケルのようだなあ、と感じてしまいました。

ヤマトタケルも、背後に諏訪大社がついていたら、生き延びたのだろうか。←笑



※ジャンプ「逃げ上手の若君」より足利尊氏

 


 

さて、わたしは足利尊氏公がけっこう好きだったのですが、とんでもないダークヒーローのような書き方をされていて、ずいぶん認識が変わりました😅





そう、ラスボスは足利尊氏なのですよ😅💦

歴史って「どこを視点にして物を見るか」によって180度変わるので、とても面白いのですが、残酷なのですよね。



 

鎌倉幕府というのは140年の中でもずっと戦乱が続いていて、元寇以外は、ほとんどが主導権争いなのです😅

前回の風の時代でもあります💦

風の時代〜水の時代は動乱期なのですよね。





ここから室町幕府~戦国時代突入まで、本当に生き抜くことが大変な時代だったのだなあとしみじみと感じますね。

 

 

 

 

 

 

さて、諏訪湖というのは、中央構造線とフォッサ・マグナ(糸魚川静岡構造線)が交差するところにあり、日本列島を東西南北に引き割く大断層のポイントにあります。


縄文時代からの聖地



※諏訪湖


古事記ではオオクニヌシの息子、タケミナカタがこの地まで追いつめられ、国譲りを承諾し、諏訪の地から出ないことを条件に存在を許してもらうシーンがありますが、

諏訪大社はこのタケミナカタを祭神としていますが、この話は日本書紀では出てこずに、古事記のみとなっております。

 

 

 

 

 

「逃げ上手の若君」では、なんとこの諏訪大社の「大祝」(おおほうり)の日常生活が描かれているので、本当にとても貴重なのですよ。

というのも、この長野県諏訪地方というのが、もともとは縄文王国の中心でもあったのですね。


※「逃げ上手の若君」より

 

 

おそらく、国譲りよりも前の時代から、

 

 

 

 

ある種の「諏訪大国」のような、

 

 

 

 

独特な勢力が支配していたのかもしれません。

 

 

 

 

なかなかヤマト朝廷の手が伸びていなかったエリアなのだと思います😅

 

 

 

 

 

それが、「大祝(おおほうり)」と呼ばれる、諏訪明神の現人神(あらひとがみ)の存在なのですね。


※「逃げ上手の若君」より諏訪頼重

 


 

なお、漫画ではこの方です😅

諏訪頼重さんですね。

「あいまいな予知能力」を持って詳細を聞かれるとしどろもどろになるの、めちゃくちゃ面白いです😅





このかたは諏訪大社の宮司なのですが、ミシャクジ神の神降ろしを行っていた童子のことを「大祝」と呼んでいたのです。





おっと、





もちろん史実なんですよ。

「逃げ上手の若君」はけっこう史実に沿っているのですよ。

 

 

 

 

 

大祝というのは、つまり、「生きた子供が諏訪のご神体」というわけです。

 

 

 

 

ミシャクジ神ってなんなの?

というと、おそらくですね、これはわたしの勝手なる想像ですが、わたしの友人に諏訪大社の氏子さんがいるのですが、彼女曰く、

封じ込めているんだと思うわ」

だそうです😅💦





つまり、古事記のタケミナカタが「諏訪から出ないことを条件に」というのは、何らかの史実が基になって、それをタケミナカタに投影されているのかな…と思っております。



 

そもそも諏訪はフォッサ・マグナが走っているところなので、「地震を起こさないように、神として崇めよう」ということなのかもしれませんが、それだけではないような気がするのです。





もっとすごい、地殻エネルギーが充満するマグマ、日本列島を引き割くことができる強烈な神を封じ込めている、のかもしれません。

 




 

この諏訪地方は、昨日のブログでもお伝えしたとおり、日本を東西に引き割くことができる巨大噴火、

それに伴う地震を起こせるような大断層が交差するポイントでもありますが、 

これははっきりしないのですが、

わたしのカンなのですが←しどろもどろ😅

 

 

 

 

 

高千穂と関係があるなあ…

 

 

 

 

 

と感じております😅

この諏訪明神って、「いけにえをちょーだい♪」という神さまなのですよ😅💦

イノシシ肉や鹿肉などのジビエがお好きのようで。

高千穂神社にも同じ祭祀がありますので、おそらく、この天孫降臨にまつわるニニギノミコトを祀る高千穂神社と、タケミナカタを祀る諏訪大社は、部族が同じなのではないか、と思うのです。


富士山とコノハナサクヤヒメ




※高千穂神社⛩

 

 

 

高千穂神社も、諏訪大社も、中央構造線上に建っています。

 

 

 

 

 

タケミナカタの奥さまはヤサカノトメといいます。

 

 

 

 

 

ヤサカ。

 

 

 

 

諏訪大社の下社である春宮と秋宮はヤサカノトメを祀っているのです。



※御許山奥宮 大元八坂神社⛩



宇佐神宮の里宮にも、奥の宮の御許山にも「八坂神社」がありましたが、

ここはどうも、スサノオが関連する地域で、諏訪大社もその勢力圏だったのかもしれません。


御許山




すると、確かになかなかヤマト朝廷が手を出せないエリアだった、

もしくはヤマトの文化圏ではなかった、のかもしれませんね。

 

 

 

 

 

そんな諏訪大社ですが、平安時代から、一気に躍進を遂げることになります😅

の飼育を行い、騎馬戦が得意だった諏訪地方は鎌倉時代には北条家に引き立てられ、中央政権との結びつきを深めていったのです。

今でも引き継がれる「御柱祭」でもわかるように、律令体制以前からの祭祀や統治を諏訪大社が行うことを認められていたようです。

 

 

 

春宮の付近は縄文時代の遺跡がたくさん発見されており、黒曜石の一大産地でもあります。

タケミナカタのお母さんは糸魚川の翡翠の女神です。

出雲大社の柱、諏訪大社の柱など、大きな柱が神さまの「一柱、二柱…」と数を数える単位になるのには、深い関係があるのだろうと思います。


 

 

 

ハシラ。

 

 

 

 

うーん、諏訪はミステリアスですね✨✨

ということで、アニメ化される「逃げ上手の若君」、ぜひ見てくださいね♪




天秤座満月


 

強すぎるパワースポット