乱歩酔歩--Random Walk official blog-- -88ページ目

Random Walk since:2019-12-31 until:2020-12-31

須々木です。

 

気付けば今年も大晦日ですね。

 

 

2020年ラストブログを書こうかなと思い、ふと、ちょうど1年前に自分が書いた記事を読み返してみたら、《結局のところ求められるのは、「予測不可能なものに備える力」》などと偉そうなことを書いていました。

 

この時点で確か、「中国で原因不明の流行り病」みたいな情報はネットで微妙に流れていたように記憶していますが、特にそのことを意識して書いていたわけじゃありません。

 

でも、結局、その「原因不明の流行り病」は、ネットで広がっては消える胡散臭い情報の一つではなく、世界の状況を根本的に書き替えるほどの力をもって誰もが直接的な影響を被ることになってしまいました。

 

1年前のブログでは、2010年代という「10年」が終わるけれど、次の2020年代という「10年」はどんな経緯を辿るのでしょうねー・・・くらいのノリで書きましたが、10年などと言わず、たった1年でコレです。

 

 

 

 

日本における初期の新型コロナ関連トピックは、日常とは近くて遠い、遠くて近い場所で繰り広げられました。

 

2020年1月20日に横浜港を出発し、鹿児島、香港、ベトナム、台湾、沖縄を周遊して2月3日に横浜港に帰港したクルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」。

 

そこから先の話は、連日連夜報道され続けた通りです。

 

船が停泊していたのは、横浜港とは言っても、大黒ふ頭沖。

 

大黒ふ頭は、一般市民の生活圏とは海を隔てた人工島なので、文字通り対岸の話です。

 

横浜駅から海を隔てて5kmくらいのところで、穏やかではない事態が繰り広げられていました。

 

 

 

 

個人的な話をすると、2020年2月1日に、半年に1回のペースで開催してきた横浜創作オフ会の第10回の参加募集を開始しました

 

3月20日開催、記念すべき第10回となるはずでしたが・・・。

 

結局、募集を開始してから2週間ほど経過した、2月15日には、開催中止の発表をしました。

 

国内初の感染者がでたのが1月16日、国内累計感染者数が100人を超えたのが2月21日、安倍総理(当時)が全国小中高校の臨時休校を要請したのが2月27日、国内累計感染者が1000人を超えたのが3月21日、東京五輪延期の発表が3月24日、7都府県に緊急事態発令が4月7日という流れだったわけですが、ギリギリまで様子を見ていたら結構大変だったなと今更ながら思います。

 

 

 

一方で、Random Walkの議事録をさかのぼると、2月後半のミーティングで、急遽、新型コロナ関連の話題が突っ込まれています。

 

このとき扱った主な内容としては・・・

 

 

 

■新型肺炎の影響と今後の対応

※この時点では巷でも呼称が「新型コロナ」で統一されていなかった。

 

●横浜創作オフ会の中止に関して

⇒ 初の中止判断に至った判断の経緯共有と、今後の見込み説明等。

 

●新型肺炎に関する知識共有

▼ウイルスとは何か?

▼過去の疫病を学ぶ。

▼今回の新型コロナウイルスの特徴整理、および傾向と対策。

▼フェイクニュースに注意。

⇒ 普通に勉強。「そもそもウイルスとは何か?」から学ぶ親切カリキュラム。

 

●RWの今後の方針

⇒ 様々なケースを想定し、方針が整理されました。

 

 

 

 

なお、このときの議事録には「現実的には、政府の政策にかかわらず、国内での流行を抑えられる見込みはかなり低い。今後、流行が拡大する前提で備えておくべき。」と記載されています。

 

外れてくれたら良かったのですが、わりと予想通りの展開となってしまいました。

 

 

 

その後、Random Walkは、作品制作(YJ40周年漫画賞etc)や、サークル始動10周年動画制作などを粛々と進め今に至ります。

 

 

その間に・・・

 

4月、霧島の漫画「恋を食む」が第18回マンガMee新人賞の奨励賞受賞

6月、遊木の漫画「Good-bye wolf」がYJシンマン賞#82の佳作受賞!

9月、霧島の漫画「私のオーダーメイド」が第1回マンガMee翌日デビュー漫画賞の準グランプリ受賞!

10月、米原の漫画「トモダチ宇宙人と笑わない少女」がYJ40周年漫画賞の宇宙漫画賞佳作受賞!

11月、遊木の漫画「Undead Love」がYJ40周年漫画賞のゾンビ漫画賞佳作受賞!

 

 

RW漫画3人衆がいろいろやってくれました。

 

花見もオフ会もビアガーデンも、その他のお出かけイベントも今年はナシになりましたが、サークルとしての切替は、それなりにうまくいったのではないかと思います。

 

 

当然、さっさと事態が正常化してくれることを望みますが、何がどうなっても、うまく立ち回って乗りこなしていきたいものです。

 

いま最前線で戦っている方々の努力が報われ、世界中に勝鬨が響き渡る2021年となれば良いのですが、こればっかりは、やっぱり予測不可能です。

 

だからこそ、今できることをやる方向で。

 

 

 

 

 

というわけで、本年も大変お世話になりました。

来年も宜しくお願いします。

それでは良いお年を!!

 

 

 

 

◇おまけ ⇒ Random Walk since:2019-12-31 until:2020-12-31

 

 

 

 

 

sho

 

 

 

 

今年のブログ納め。今年もありがとうございました!

 新年が目前に迫って参りました。年末年始引き籠る為に食料買い込んで準備は万端(多分)な米原です。

 

 今年1年は本当に世界中が大変な年になりました。しかし、個人的にはようやく漫画で賞を頂けたり、嬉しいことも多かった年の様に思います。このご時世で映画はあまり見れないかな?と思っていましたが、対策がしっかり行われた後では遠出しなくて良い分、むしろ娯楽が映画くらいだったような気さえして意外な誤算だったのも印象的でした。

 

 先日も「新解釈・三國志」を見て来ました!「勇者ヨシヒコ」のノリで三国志が見れるとうきうきで見に行きました。いつもよりはお金をかけた悪ふざけというか、出演者たちが楽しそうでなによりですというか、見た映画館では一番大きいホールで見たのですが、絶妙に劇場の大画面で見る甲斐が無いというか、ある意味で滅茶苦茶期待通りのクオリティーとしょうもなさで私は喜びました。はい。

 

 映画に対しては意外と見に行けて良かった~!となってくれたのですが、それでも劇場に足を運ぶ頻度は抑え気味でしたし、やはりどうしても県をまたぐことに抵抗があった1年だったのでいつも以上にブログを書くネタに困った1年でした。

 私は引き籠り耐性がありすぎる人間ですが、ワクチンの云々の話も出始めた希望が見えてきたかな?と思うこの頃。来年の春頃には事態が良い方に向かって行ってくれると良いなと願っております。当面は引き続き「健康は宝」として体調に気を付けて冬を超えて行きたいと思います。

 

 次回作のネタも固まって来たので、来年も創作頑張ります。それではまた!良いお年を!明日は気持ち良く年明けできる様に1日掃除しようと思います。

 

noz

10周年企画も折り返しです。

どうも遊木です。

漫画制作の進捗は一進一退の状況ですが、なんとか出口を目指してじわりじわりと進めております。

 

さて、10月から開始したRW10周年記念企画に関してですが、先日更新した「漫画制作P」の振り返り回で丁度半分となりました。

終了予定の3月にもまとめの記事をあげると思いますが、一応折り返しということで、企画についてさらっと触れたいと思います。

 

サークル内で10周年企画が話題に上がり、実際に動き始めたのは2019年の頭でした。

妙に早い動き出しのように感じますが、これは、2018年の後半から漫画組の活動が先の読めないものになっていたからです。今までの経験から、直前にまとめて準備するのは絶対に危険!と判断し、1年以上かけてゆるりと進める流れになりました。

OPの曲も2019年の5月には完成しており、yokoyamongooseさんとは「表に出るのすっごい先ですみません…」というやり取りをしていました。いや…本当に申し訳ない……。

 

とにかく掲げていたのは、10周年の企画はやるけど、各々の制作に支障が出るような負担の掛かるものにはしない、ということです。おかげで、今のところ予定通りの更新が出来ています。早めの準備大切。

とはいっても、新型コロナの影響で結構予定が狂いましたけど……。本当は、横浜創作オフ会でお世話になっている方にも協力を仰いで、サークル外部の人とコラボ的な収録もしたかったのですが、そういう系の項目はすべて中止にしました。無念。

 

ちなみに収録は本編を先に、冒頭と締めのまとめ部分は後日に別録りしています。なので、項目によっては2019年に本編、1年ぐらい経ってまとめ部分の収録、というふうになっているので、妙なタイムラグが……。

 

あと、OP動画の後半に使用しているメンバーの絵&文字は、RWのマークでもある“影の二人”をテーマに考えたものです。文字媒体も一時停止すると実はテーマに沿った文章になってるんですよ。

(私の素材絵はOP動画内だと全形が映らないので、こことPixivに晒して供養しました)。

 

 

10周年動画企画も、残り7本です。(多分…途中で増えなければ)

最後までぬる~りゆる~い動画だと思いますが、よろしければあと3ヶ月お付き合いください。

 

ではでは。

 

 

aki

破壊の創造者

どうもこんばんは霧島です。
や〜今月も残すところあと僅かですね……早くない?こわい。

まあ年が明ける前にクリスマスですね!
最近また引きこもりに拍車がかかってるので食品買いに出るくらいしか出かけないのですが、

クリスマスソングが流れてるのを聴くとウキウキします。
特にキリスト教徒とかではないんですけど楽しそうな雰囲気が好きなので気分だけでも楽しみたいものです。

さて、今日は最近ハマってる漫画の話でも書こうかなと思います。

「チェーザレ 破壊の創造者」
惣領冬実先生の作品です。
舞台は15世紀、ルネッサンス時代のイタリア。
人類史上最も美しいと言われた英雄、チェーザレ・ボルジアを中心に、架空の人物を織り交ぜつつ当時の権力者や有名人を描いた歴史漫画です。

私は高校時代世界史を取っていたのですが、単語くらいしか覚えてない私でもスラスラ読めます。(世界史とってなくてもストーリー自体がとても面白いのでスラスラ読めると思います)

歴史はやっぱりバックグランドを想像できた方が頭に入ってくるよな〜と思いつつ読んでます。

恥ずかしながら私は今までこの作品を読んだことがありませんでした。

知ったのは先日の浦沢直樹先生の漫勉で、惣領先生がご出演された際に紹介されたからです。
(漫勉は漫画家の制作に密着取材するという浦沢先生の番組です。NHKで放送されてるのですが来年1/21に惣領先生の回は再放送されるようなので興味のある方はぜひ。とても面白いです)

美しい作画を観て、これは読みたい……と思って翌日早速買いに行ったんですが、一巻読んだらめちゃくちゃ面白くてこれは全部読まなきゃとその翌日には全巻揃えました……(今個人的に制作が忙しいので実は今時点でまだ全部読み終わってない)
一冊が結構ずっしりしてるので持ち帰るのが大変でした。(ネットは待ちきれなかった)

さて、話が少しずれましたが、この作品で私が好きなのはまずキャラクターです。いや、そもそもキャラクターを好きにならないと私はハマらないんですが……

主人公のチェーザレは、容姿端麗文武両道加えて貴族…という、天は一体何物与えるんだ……というような人物です。
16歳という若さにして政治的な才能を遺憾なく発揮し、恐ろしく頭がいいのでどこまで計算なんだ…?と勘ぐってしまいますが、そんな彼がごく稀に好奇心旺盛な年相応の少年のようになるんですよね……時代が違ったらまた全然別の人生があったんだろうな……と思うと震えます。

主人公がいいのはもちろんなんですが脇を固めるキャラクターも味があって良いです。
天使よろしく善の化身か?と思うほど優しい心の持ち主、アンジェロ。トラブルメーカー的な役割も担っている感があるのですがとにかく良いやつです。人を利用価値があるかどうかで判断するところのあるチェーザレも、次第に彼には一目置くようになります。

チェーザレの側近、ミゲル。こちらもある意味天使なわけですが、チェーザレとミゲルの関係が主人と従者にも関わらずまるで親友同士のような感じなんですよね。悪さも一緒に色々やってそうな悪友感がたまらないです。
非道なことも結構すんなりやってしまうタイプですが、彼もいいキャラクターです。苦労人タイプかな……

チェーザレは美しく、アンジェロはかわいい、ミゲルはかっこいいって感じです。私の中の区分。

私の激推しはメインのこの3人ですが、若い彼らは政治的な色々に身を投じていきます。悪い奴らも沢山出てきたりいくつも因縁があったりとドラマが盛りだくさんで目が離せません。

そして忘れてはならないのが美しい作画です。先程の漫勉で実際作業されてる姿も観られるのですが絵を見ただけで震えます。
とてつもなく細かい……

キャラの着ている衣装なんかも細かくて私には絶対無理だなと思います。ものすごい覚悟がなければ挑戦できない領域だろうと思います。

そしてなんと言っても建築物です。15世紀、ルネッサンスのイタリア。これはもう資料集めから物凄く大変だろうと思うのですが、それが画面いっぱい惜しみなく披露されています。この漫画自体が資料として使えるのではないか…?というくらいです。

普段自分が漫画を描く時、カットできる背景は割とカットしがちですが(時間短縮のため)もう本当に贅沢に背景を見せてくれます。
しかも惣領先生はアナログの作家さんなので背景も手描き……と思うと震えが止まらないです。アシスタントさんもプロフェッショナルが揃っているんだろうな……

背景だけのページとか普通だったらすっと読み飛ばしがちですが、この漫画はそういうところもじっくり見たいと思わせてくれる作品です。取り敢えず最後まで読んだらもう一度最初から舐めるように見たい……

それから、当たり前ですが偉人がボコボコ出てきます。私はこういうのテンションが上がるタイプなので、お前かー!!!みたいな感じもあわせて楽しんでいます。
チェーザレを読んで取り敢えず君主論と神曲は読み返そうと思いました。

さて、つらつら思いつくままに書きましたが既刊12巻で以下続刊です。刊行ペースはまちまちのようですが、最新12巻は2019年発売でその前は2015年だったようなので……13巻はもうしばらく先でしょうか。取り敢えず早く12巻まで読みたい今日この頃です。

イラストは主人公チェーザレ。スペインの名門貴族で気品のあるキャラクターなのですが私にその気品は出せなかった……のでぜひ原作を読んでください。

ではそろそろ制作に戻ろうと思います。
したらば!

rin

【RW10th】略して乱歩酔歩 第8回配信!

どうも須々木です。

 

 

 

Random Walk結成10周年企画!

 

きも いのきも

 十も巡れば 道となる」 (略して乱歩酔歩)

 

第8回配信のお知らせです!!

 

※バックナンバーはこちら!(ただし、順に見る必要は特にありません)

【RW10th】略して乱歩酔歩 第1回配信! (2020-10-01)

【RW10th】略して乱歩酔歩 第2回配信! (2020-10-10)

【RW10th】略して乱歩酔歩 第3回配信! (2020-10-21)

【RW10th】略して乱歩酔歩 第4回配信! (2020-11-01)

【RW10th】略して乱歩酔歩 第5回配信! (2020-11-03)

【RW10th】略して乱歩酔歩 第6回配信! (2020-11-15)

【RW10th】略して乱歩酔歩 第7回配信! (2020-12-01)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【RW10th】今だから語れる漫画制作ドキュメンタリープロジェクト【略して乱歩酔歩#08】

 

収録; Random Walk

動画編集; 遊木秋勇

OP曲; yokoyamongoose

BGM; 久世康絢

 

 

 

Random Walkは、オリジナルオールジャンル(創作媒体問わず!)というサークル。

その時点での所属メンバーの創作意欲や、諸々の状況を加味して進行していきますが、思えば「漫画」はいつも最低限稼働していたように思います。

 

この「漫画制作ドキュメンタリープロジェクト」は、名前のとおり「漫画」にフォーカスしていますが、実は、広くのちのRandom Walkに影響を及ぼしています。

直接的にも、間接的にも。

 

そんなわけで、10周年を振り返る上では欠かせない重要な話題となっています。

このプロジェクトは、サイトにも特設ページがあるので、動画とあわせてご覧ください。

 

 

 

 

 

⇒ RW始動10周年動画制作プロジェクト

 

 

 

 

sho