とりあえず忘れないうちに走り書き~第16回文化庁メディア芸術祭
須々木です。
国立新東京美術館で開催中の第16回文化庁メディア芸術祭に行ってきました。
何気に3年連続なので、メディアアートの断面が連なって、なんとなく流れが見えてきたような感じがします。
というわけで、その感想をメモ書きみたいな気分でつらつら記していきたいと思います。
あんまりうまく言えていない部分が多くあると思いますが、そのあたりはうまく行間を読むか、気になるなら質問してください~。
文化庁メディア芸術祭とはなんぞや?という人は、公式サイトの説明を先に読むことをお勧めします。
作品についても、作品概要や講評がしっかり掲載されているので、公式サイトを見ることをお勧めします。
メディア芸術祭は、「アート」「エンターテインメント」「アニメーション」「マンガ」の4部門の作品群がありますが、とりあえず順番に。
【アート部門】
会場に入って一番最初がアート部門です。
どれもわりとじっくり見て回りましたが、その上での第一印象。
それは「不気味」がやや強い、というものです。
やはりモダンアート的な流れなので、「異様」というのはもちろん毎年ありますが、今年はそれよりも「不気味」という印象を受けました。
例年の「異様」という感覚から少し怖い感じに近づいていったというニュアンスの「不気味」です。
その原因は何かと言うと、例年と比べて「生」「生き物」「生きている」を直接感じさせる作品が多かったせいなのかと思います。
今までも、特にアート部門は、動的なもの、絶えず変化しているものの方が多数派で、逆に静止かつ無音のものなどほとんどなかったので、ある意味では以前から「生きている」ことを感じさせようという方向性はあったような気がしますが、それにも関わらず「不気味さ」を感じたのは今回が初です。
その理由の一つは、今回の作品たちが、過去と比べると本当に「生きている」に近づいてきたせいだと思います。
さすがに「生き物」としての複雑な機構をそのまんま表現することはできませんが、それでもあるひとつの側面をより高いクオリティーで抽出することに成功していた印象を受けます。
その中でも、大賞作品である「Pendulum Choir」(ミュージックパフォーマンス)は、9人の声楽家を“パーツ”として取り込んだ大きな楽器のようであり、そして何より、生き物っぽさがないのが「不気味」でした。
正真正銘、人間を構成要素としているにもかかわらず、全体としても部分としてもその質感はなぜか無生物に思えてしまう不思議さがありました。
サイバーパンクにありそうな人間と機械との接続(「マトリックス」的なアレ)、電子制御された動きに従う身体。
人間が機械を使っているなどと考える余地はまったくなく、あらゆる意味で機械の部品としての人間がそこにはいて、にもかかわらず彼らは歌を歌うという異様さ、不気味さ。
人間という“パーツ”を使いながら、そこにはもはや人間的な要素を感じることができない。
じゃあ結局、僕達は人間のどんなところを見て“人間っぽい”と感じていたのか?
そういう深い問いかけを投げかけてくる作品だったように思えました。
優秀賞の一つ「欲望のコード」(インタラクティブアート)も非常に興味深かったです。
インスタレーションなので、その場で体験しないと何ともイメージしづらいとは思いますが、なかなか大がかりな作品です(作品概要は公式サイト参照)。
「見ている」と「見られている」感覚が混在し、さらに壁面の映像は「この場所」と「世界各地の公共空間」を映し出し、「現在(リアルタイム)」と「過去(構築されたデータベースより参照される)」を映し出す。
見ているはずの観客は、その場で作品の構成要素として見るべき対象の作品の一部になってしまう。
あらゆる境界が曖昧になり、相対化されていくポストモダン的な現代の流れに、ある意味ではきわめて忠実な作品という印象を受けました。
ただ、あまりに忠実すぎるが故に、つくりものではなく、圧倒的リアリティーをもって迫ってくるものがありました。
というわけでこれもまた「不気味」でしたが、よくよく考えてみると、「マイノリティー・リポート」を見たときの感覚に似ているような。
ただ、今回は実際に体感しているので、その重みは全く違いますが。
他の作品についてもいろいろ思う所はありますが、順番に書いていると長くなるので、カットして・・・
取り上げた2作品含め、受賞作品はいずれも複数の切り口を持っているので、実際には見る人によって着眼点は全然違ったものになると思います。
逆に、切り口が一つの作品は、このメディア芸術祭では存在しえないような気がします。
そもそもメディアというものは、「つなぐもの」であり、完全な意味での独立はありえないので、異なる何かを結びつけるためにも原理的に複数の切り口を持たざるを得ないのかなと。
一方で、究極的にシンプルな切り口で表現することができるとしたら、いったいどんな作品になるんだろうというのは、一つ気になる所であったりもします。
あらゆるものが入り乱れ、共有されない価値観がそこかしこで散らばりぶつかりあっている歴史文脈の中、どうしても複雑化する一方に見えてしまう現代を端的に表現する方法があるのかというのは、興味深いテーマです。
とりあえず僕が見た過去3回の芸術祭は、現代の世界が持つ複雑性を、別のものにトレースする(つまり複雑性は複雑性として可能な限り保持しようという意思が働いている)タイプの作品が圧倒的多数でした。
逆方向に攻める作品を今後見ることができたら面白いです。
【エンターテインメント部門】
はっきり言うと、「方向性は去年と変わらず、全体的に完成度アップ」という印象でした。
前回の時点ですでに存在感のあったSNSと関連した「つなげる型」の作品は今回も存在感がありました。
ただ、エンターテインメント部門は、新技術によっていた傾向が、少し原点に立ち返ったのかな?というのは感じました(革新的な新技術が台頭しなかったせいとも言えそうですが)。
つまり、エンターテインメントの名の通り、シンプルに理屈抜きに楽しむことを求め、楽しませるところを評価しているようでした。
その点で、この部門はどれもワクワクさせてくれるものでした。
個人的には、思わず考えずにはいられない「アート部門」も、余計なことは考えずにただ感じるままに楽しむ「エンターテインメント部門」も好きです。
この絶妙なバランスが、メディア芸術祭を見た後の高い満足感に繋がっているような気がします。
ちなみに、この部門の大賞は、「Perfume “Global Site Project”」です。
Perfumeの世界デビューを記念したプロジェクトで、視覚的にも聴覚的にも刺激的(楽曲は中田ヤスタカ)ですが、一番はコンセプトでしょう。
二次創作を喚起し、取り込んで雪だるま式に大きなムーブメントを起こすという戦略を、ここまで意図的に利用し成功したことは、古いしがらみが幅を利かせる日本の音楽業界において特筆に値する出来事だと思いました。
リアルの空間を共有していないにもかかわらず、世界規模で昂揚感を共有させるという発想。
そこに連鎖的に発生するライブ感こそが、今後の音楽業界(場合によりもっと拡張した業界)の未来を考えるときのキーワードなのではないかと思いました。
【アニメーション部門】
これはその場で全部を流しているわけではないのでざっくりと。
大賞は、過去2回連続でテレビアニメーション(第14回大賞「四畳半神話大系」、第15回「魔法少女まどか☆マギカ」)でしたが、今回は大友克洋の短編アニメーション「火要鎮」でした。
今回は優秀賞もテレビアニメーションはなくて、やはり前回のまどマギの存在感を改めて思い知りました。
なお、ノイタミナはなんやかんやで審査委員会推薦作品に「坂道のアポロン」と「つり球」が入っていました。
そして、安定の細田守「おおかみこどもの雪と雨」が優秀賞でした。
細田守は、第10回で「時をかける少女」、第13回で「サマーウォーズ」が大賞を受賞しているので、もしかしたらメディア芸術祭で一番受賞しているのかも。
個人的には、優秀賞の「アシュラ」が気になりました。
あと、審査講評で押井守が昨今の「日常系」のアニメを一刀両断しているのが面白い。
「物語の喪失」として嘆いているけれど、このあたりは、どう思っているのか個人的にいろんな人に聞いてみたいテーマの一つだったりします。
個人的にもいろいろ思う所はありますが、これも書き始めるとキリがないので割愛。
【マンガ部門】
マンガ部門最大のトピックは、なんと言っても「はじめて大賞が海外作品」でしょう。
フランス・ベルギーのコミックが大賞に輝きました。
すでに世界的に名の知れた作品とのことですが、それが日本で大賞をとったという意味はかなり大きいのではないかと思います。
ただ、一つだけ言っておきたいのは、日本の漫画とは完全に別なのではないかということ。
大賞作品の他にも海外作品はありましたが、どちらも漫画というよりは、額縁にはめこまれた絵画のような感じでした。
緻密に書き込まれたコマは、互いに完全に独立し、正直どう流れているのか。
日本的漫画において、コマはコマとつながって意味をなすものだと思いますが、海外作品においてこの意識はかなり希薄に思えます。
実際に原稿を前にしても、完全に西洋絵画の流れの傍系に見えました。
日本のアニメーションと海外のアニメーションの違いと同じで、まったく別物と思った方が良いような気がします(当然互いに刺激し合うのは良いことだと思いますが)。
優秀賞は、「岳」「ましろのおと」「GUNSLINGER GIRL」など。
「岳」はいつの間にか終わっていたようだ。。
・・・とりあえず走り書きはこんな感じで。。
sho
国立新東京美術館で開催中の第16回文化庁メディア芸術祭に行ってきました。
何気に3年連続なので、メディアアートの断面が連なって、なんとなく流れが見えてきたような感じがします。
というわけで、その感想をメモ書きみたいな気分でつらつら記していきたいと思います。
あんまりうまく言えていない部分が多くあると思いますが、そのあたりはうまく行間を読むか、気になるなら質問してください~。
文化庁メディア芸術祭とはなんぞや?という人は、公式サイトの説明を先に読むことをお勧めします。
作品についても、作品概要や講評がしっかり掲載されているので、公式サイトを見ることをお勧めします。
メディア芸術祭は、「アート」「エンターテインメント」「アニメーション」「マンガ」の4部門の作品群がありますが、とりあえず順番に。
【アート部門】
会場に入って一番最初がアート部門です。
どれもわりとじっくり見て回りましたが、その上での第一印象。
それは「不気味」がやや強い、というものです。
やはりモダンアート的な流れなので、「異様」というのはもちろん毎年ありますが、今年はそれよりも「不気味」という印象を受けました。
例年の「異様」という感覚から少し怖い感じに近づいていったというニュアンスの「不気味」です。
その原因は何かと言うと、例年と比べて「生」「生き物」「生きている」を直接感じさせる作品が多かったせいなのかと思います。
今までも、特にアート部門は、動的なもの、絶えず変化しているものの方が多数派で、逆に静止かつ無音のものなどほとんどなかったので、ある意味では以前から「生きている」ことを感じさせようという方向性はあったような気がしますが、それにも関わらず「不気味さ」を感じたのは今回が初です。
その理由の一つは、今回の作品たちが、過去と比べると本当に「生きている」に近づいてきたせいだと思います。
さすがに「生き物」としての複雑な機構をそのまんま表現することはできませんが、それでもあるひとつの側面をより高いクオリティーで抽出することに成功していた印象を受けます。
その中でも、大賞作品である「Pendulum Choir」(ミュージックパフォーマンス)は、9人の声楽家を“パーツ”として取り込んだ大きな楽器のようであり、そして何より、生き物っぽさがないのが「不気味」でした。
正真正銘、人間を構成要素としているにもかかわらず、全体としても部分としてもその質感はなぜか無生物に思えてしまう不思議さがありました。
サイバーパンクにありそうな人間と機械との接続(「マトリックス」的なアレ)、電子制御された動きに従う身体。
人間が機械を使っているなどと考える余地はまったくなく、あらゆる意味で機械の部品としての人間がそこにはいて、にもかかわらず彼らは歌を歌うという異様さ、不気味さ。
人間という“パーツ”を使いながら、そこにはもはや人間的な要素を感じることができない。
じゃあ結局、僕達は人間のどんなところを見て“人間っぽい”と感じていたのか?
そういう深い問いかけを投げかけてくる作品だったように思えました。
優秀賞の一つ「欲望のコード」(インタラクティブアート)も非常に興味深かったです。
インスタレーションなので、その場で体験しないと何ともイメージしづらいとは思いますが、なかなか大がかりな作品です(作品概要は公式サイト参照)。
「見ている」と「見られている」感覚が混在し、さらに壁面の映像は「この場所」と「世界各地の公共空間」を映し出し、「現在(リアルタイム)」と「過去(構築されたデータベースより参照される)」を映し出す。
見ているはずの観客は、その場で作品の構成要素として見るべき対象の作品の一部になってしまう。
あらゆる境界が曖昧になり、相対化されていくポストモダン的な現代の流れに、ある意味ではきわめて忠実な作品という印象を受けました。
ただ、あまりに忠実すぎるが故に、つくりものではなく、圧倒的リアリティーをもって迫ってくるものがありました。
というわけでこれもまた「不気味」でしたが、よくよく考えてみると、「マイノリティー・リポート」を見たときの感覚に似ているような。
ただ、今回は実際に体感しているので、その重みは全く違いますが。
他の作品についてもいろいろ思う所はありますが、順番に書いていると長くなるので、カットして・・・
取り上げた2作品含め、受賞作品はいずれも複数の切り口を持っているので、実際には見る人によって着眼点は全然違ったものになると思います。
逆に、切り口が一つの作品は、このメディア芸術祭では存在しえないような気がします。
そもそもメディアというものは、「つなぐもの」であり、完全な意味での独立はありえないので、異なる何かを結びつけるためにも原理的に複数の切り口を持たざるを得ないのかなと。
一方で、究極的にシンプルな切り口で表現することができるとしたら、いったいどんな作品になるんだろうというのは、一つ気になる所であったりもします。
あらゆるものが入り乱れ、共有されない価値観がそこかしこで散らばりぶつかりあっている歴史文脈の中、どうしても複雑化する一方に見えてしまう現代を端的に表現する方法があるのかというのは、興味深いテーマです。
とりあえず僕が見た過去3回の芸術祭は、現代の世界が持つ複雑性を、別のものにトレースする(つまり複雑性は複雑性として可能な限り保持しようという意思が働いている)タイプの作品が圧倒的多数でした。
逆方向に攻める作品を今後見ることができたら面白いです。
【エンターテインメント部門】
はっきり言うと、「方向性は去年と変わらず、全体的に完成度アップ」という印象でした。
前回の時点ですでに存在感のあったSNSと関連した「つなげる型」の作品は今回も存在感がありました。
ただ、エンターテインメント部門は、新技術によっていた傾向が、少し原点に立ち返ったのかな?というのは感じました(革新的な新技術が台頭しなかったせいとも言えそうですが)。
つまり、エンターテインメントの名の通り、シンプルに理屈抜きに楽しむことを求め、楽しませるところを評価しているようでした。
その点で、この部門はどれもワクワクさせてくれるものでした。
個人的には、思わず考えずにはいられない「アート部門」も、余計なことは考えずにただ感じるままに楽しむ「エンターテインメント部門」も好きです。
この絶妙なバランスが、メディア芸術祭を見た後の高い満足感に繋がっているような気がします。
ちなみに、この部門の大賞は、「Perfume “Global Site Project”」です。
Perfumeの世界デビューを記念したプロジェクトで、視覚的にも聴覚的にも刺激的(楽曲は中田ヤスタカ)ですが、一番はコンセプトでしょう。
二次創作を喚起し、取り込んで雪だるま式に大きなムーブメントを起こすという戦略を、ここまで意図的に利用し成功したことは、古いしがらみが幅を利かせる日本の音楽業界において特筆に値する出来事だと思いました。
リアルの空間を共有していないにもかかわらず、世界規模で昂揚感を共有させるという発想。
そこに連鎖的に発生するライブ感こそが、今後の音楽業界(場合によりもっと拡張した業界)の未来を考えるときのキーワードなのではないかと思いました。
【アニメーション部門】
これはその場で全部を流しているわけではないのでざっくりと。
大賞は、過去2回連続でテレビアニメーション(第14回大賞「四畳半神話大系」、第15回「魔法少女まどか☆マギカ」)でしたが、今回は大友克洋の短編アニメーション「火要鎮」でした。
今回は優秀賞もテレビアニメーションはなくて、やはり前回のまどマギの存在感を改めて思い知りました。
なお、ノイタミナはなんやかんやで審査委員会推薦作品に「坂道のアポロン」と「つり球」が入っていました。
そして、安定の細田守「おおかみこどもの雪と雨」が優秀賞でした。
細田守は、第10回で「時をかける少女」、第13回で「サマーウォーズ」が大賞を受賞しているので、もしかしたらメディア芸術祭で一番受賞しているのかも。
個人的には、優秀賞の「アシュラ」が気になりました。
あと、審査講評で押井守が昨今の「日常系」のアニメを一刀両断しているのが面白い。
「物語の喪失」として嘆いているけれど、このあたりは、どう思っているのか個人的にいろんな人に聞いてみたいテーマの一つだったりします。
個人的にもいろいろ思う所はありますが、これも書き始めるとキリがないので割愛。
【マンガ部門】
マンガ部門最大のトピックは、なんと言っても「はじめて大賞が海外作品」でしょう。
フランス・ベルギーのコミックが大賞に輝きました。
すでに世界的に名の知れた作品とのことですが、それが日本で大賞をとったという意味はかなり大きいのではないかと思います。
ただ、一つだけ言っておきたいのは、日本の漫画とは完全に別なのではないかということ。
大賞作品の他にも海外作品はありましたが、どちらも漫画というよりは、額縁にはめこまれた絵画のような感じでした。
緻密に書き込まれたコマは、互いに完全に独立し、正直どう流れているのか。
日本的漫画において、コマはコマとつながって意味をなすものだと思いますが、海外作品においてこの意識はかなり希薄に思えます。
実際に原稿を前にしても、完全に西洋絵画の流れの傍系に見えました。
日本のアニメーションと海外のアニメーションの違いと同じで、まったく別物と思った方が良いような気がします(当然互いに刺激し合うのは良いことだと思いますが)。
優秀賞は、「岳」「ましろのおと」「GUNSLINGER GIRL」など。
「岳」はいつの間にか終わっていたようだ。。
・・・とりあえず走り書きはこんな感じで。。
sho
苗場スキー報告ブログその1
どうも、目覚ましをかけずに寝ることが、ここ最近の願望第1位な遊木です。
さぁ、スキー旅行に行ってから結構時間が経ってきてしまったので、ぼちぼち報告ブログをはじめたいと思います。クロッキー帳にがりがり記録をとってたので(ぇ)それをもとに~。
ではではどうぞ~
※この報告内容は実際に起きたことを記したメモをもとに、遊木の記憶を頼りに書いています。なお、記録者の心情の変化によって、多少の誇張表現、捏造、その他もろもろありますが、野暮なことは華麗にスルーし、用法用量を守って楽しくお読みください。
またどうしようもなく日本語がおかしいところもありますが、それも味がある、味わい深いと思ってそっと見守ってください。
「Random Walk苗場スキー~俺たちはあの雪山を忘れない~」
―これは銀世界の向こうで今もなお語り継がれている、我々の3日間に及ぶ熱き戦いの記録である―
■参加メンバー
遊木秋勇(aki)
須々木正(sho)
魁(kai)
荻野薙(nag)
しらとりさん(shi)
■期間
2/10~2/13
■場所
苗場
2月10日(日)…1日目
さぁ、ついにこの日が来たぞ。
そう意気込んではみたものの、悲しいかな我々は住むところが違うため、最初からみんな一緒のスタートを切ることはできない。ということで、まずは池袋の集合場所に向かうことになる。
池袋に向かうためのシャトルバスに乗るため、aki、sho、kaiは横浜のバス乗り場に向かう。
(nagとshiは別の場所からだった)
20:40 aki&sho、集合場所へ到着。kaiはまだの模様。
20:43 kaiからakiの携帯に電話が。
「私今どこ?」知らん。
20:50 横浜組なんとか合流。この時点で若干息が切れている我々。早すぎる。
そして、ここで一つ見過ごせない問題点が…
明らかにkaiの荷物が少なすぎる。
大丈夫かお前、これからスキーしに行くんだぞ。
なんだその「少し多めに買い物しちゃった☆」程度の荷物は。
21:00 横浜発
aki&kaiはくだらない話をつらつらとし、shoは早速窓側で睡眠モード。
しかし池袋という文字が見えだしたころ、見事に渋滞にはまる。
やや前にnagから受け取っていた到着報告メールに、「めっちゃ渋滞しとるwww」と返信。
nagから「バス頑張れ!」というメールが返ってくる。すると…
…ドルルルルル…バスは渋滞から抜けた。なぎちゃんすげぇ。
22:30 池袋なんとか到着
22:46 第一の事件勃発。
shoがチケットをなくしよった
おい待て、フィナーレにはまだ早ぇよ。早すぎだ。
「…そんなのってないよ…ひどすぎるよ…」地味にテンパる我々。
結果⇒拾われてたので無事帰ってきたしね
23:00 池袋発
aki&nag、何故か目の話で盛り上がる。
くきわかめうまいよね。
shi本読みだす。
23:51 三芳PAに到着
お茶を購入。バス内の乾燥やばし。
00:20 shi本読み終わる。早ぇよ。
ちなみに読んでたのは⇒「僕と彼女がい〇ゃ×4」(MF文庫)
00:30 三芳PA発
00:32 バス内消灯
2:00 赤城PA到着
ここはどこだ。
「煎茶うめぇえぇええ!!」by nag
2:17 運転手が仮眠モードに入るため、バスのドアが閉められる。
ぶっちゃけ暑かった。
そしてここでようやく、窓の外に雪があることに気付く←遅い
3:45 もぞもぞしだす。腰痛い。
隣りのガソリンスタンドの光が眩しかったが、(カーテンはkaiが巻き込んで寝てた)
途中ででっかいトラックが止まって光をさえぎる。もっと早く来い。
4:00 赤城PA発
4:50 バス内の明かりがつく。
5:00 苗場到着
雪がふわふわ~ひゃっほ~い!!
まだ日も出てない時間帯に、道路の端で一同大興奮。
見渡す限り人はいなかった…
この後を書いていくと切るところがないので、ここで一回区切ります~
続きは次の回に。
aki
さぁ、スキー旅行に行ってから結構時間が経ってきてしまったので、ぼちぼち報告ブログをはじめたいと思います。クロッキー帳にがりがり記録をとってたので(ぇ)それをもとに~。
ではではどうぞ~
※この報告内容は実際に起きたことを記したメモをもとに、遊木の記憶を頼りに書いています。なお、記録者の心情の変化によって、多少の誇張表現、捏造、その他もろもろありますが、野暮なことは華麗にスルーし、用法用量を守って楽しくお読みください。
またどうしようもなく日本語がおかしいところもありますが、それも味がある、味わい深いと思ってそっと見守ってください。
「Random Walk苗場スキー~俺たちはあの雪山を忘れない~」
―これは銀世界の向こうで今もなお語り継がれている、我々の3日間に及ぶ熱き戦いの記録である―
■参加メンバー
遊木秋勇(aki)
須々木正(sho)
魁(kai)
荻野薙(nag)
しらとりさん(shi)
■期間
2/10~2/13
■場所
苗場
2月10日(日)…1日目
さぁ、ついにこの日が来たぞ。
そう意気込んではみたものの、悲しいかな我々は住むところが違うため、最初からみんな一緒のスタートを切ることはできない。ということで、まずは池袋の集合場所に向かうことになる。
池袋に向かうためのシャトルバスに乗るため、aki、sho、kaiは横浜のバス乗り場に向かう。
(nagとshiは別の場所からだった)
20:40 aki&sho、集合場所へ到着。kaiはまだの模様。
20:43 kaiからakiの携帯に電話が。
「私今どこ?」知らん。
20:50 横浜組なんとか合流。この時点で若干息が切れている我々。早すぎる。
そして、ここで一つ見過ごせない問題点が…
明らかにkaiの荷物が少なすぎる。
大丈夫かお前、これからスキーしに行くんだぞ。
なんだその「少し多めに買い物しちゃった☆」程度の荷物は。
21:00 横浜発
aki&kaiはくだらない話をつらつらとし、shoは早速窓側で睡眠モード。
しかし池袋という文字が見えだしたころ、見事に渋滞にはまる。
やや前にnagから受け取っていた到着報告メールに、「めっちゃ渋滞しとるwww」と返信。
nagから「バス頑張れ!」というメールが返ってくる。すると…
…ドルルルルル…バスは渋滞から抜けた。なぎちゃんすげぇ。
22:30 池袋なんとか到着
22:46 第一の事件勃発。
shoがチケットをなくしよった
おい待て、フィナーレにはまだ早ぇよ。早すぎだ。
「…そんなのってないよ…ひどすぎるよ…」地味にテンパる我々。
結果⇒拾われてたので無事帰ってきたしね
23:00 池袋発
aki&nag、何故か目の話で盛り上がる。
くきわかめうまいよね。
shi本読みだす。
23:51 三芳PAに到着
お茶を購入。バス内の乾燥やばし。
00:20 shi本読み終わる。早ぇよ。
ちなみに読んでたのは⇒「僕と彼女がい〇ゃ×4」(MF文庫)
00:30 三芳PA発
00:32 バス内消灯
2:00 赤城PA到着
ここはどこだ。
「煎茶うめぇえぇええ!!」by nag
2:17 運転手が仮眠モードに入るため、バスのドアが閉められる。
ぶっちゃけ暑かった。
そしてここでようやく、窓の外に雪があることに気付く←遅い
3:45 もぞもぞしだす。腰痛い。
隣りのガソリンスタンドの光が眩しかったが、(カーテンはkaiが巻き込んで寝てた)
途中ででっかいトラックが止まって光をさえぎる。もっと早く来い。
4:00 赤城PA発
4:50 バス内の明かりがつく。
5:00 苗場到着
雪がふわふわ~ひゃっほ~い!!
まだ日も出てない時間帯に、道路の端で一同大興奮。
見渡す限り人はいなかった…
この後を書いていくと切るところがないので、ここで一回区切ります~
続きは次の回に。
aki
漫画制作ドキュメンタリープロジェクト【複数;ネーム編④】~合宿~
どうも~
現在じりじりとスキーブログを書き溜めている遊木です。
ひとつ前の須々木氏のブログにも書いてありましたが、先日はサイトに、新メンバーの夏野ちゃんを含む10人全員の、TOP絵ならぬTOP写真を更新しました。
質に関しては置いといて、なかなか本人の人間性が濃く出てる一枚のように感じました。
Random Walkは一分野に偏った集団ではないので、もちろんジャンルによって得意不得意がありますが、今後も定期的に全員でできる企画をやっていきたいです。
(各写真のタイトル、コメントはこちらからご覧になれます)
さて、話は変わりますが2/17~18にかけて、若干忘れられかけている「漫画制作ドキュメンタリープロジェクト」のネーム会議第4回を行いました。実は11月に3回目をさらっとやっていたのですが、確かこれはブログに書いていなかったような…。
【複数】 ドキュメンタリー全体のイメージを共有、方向性の決定。
↓
【個人】 各自、漫画の中身を考えプロットに起こす。
↓
【複数】 一度プロットの時点でお互いの内容を検証し合う。
↓
【個人】 プロット完成~ネームを作成。
↓
【複数】 ネームの段階でもお互いに検証。ここでは物語の内容というよりは、コマ割りやセリフの言い回しなど、やや技術的な面においての検証をする。
↓
【個人】 下描き、ペン入れ、トーン、写植など。
↓
【個人】 原稿完成。アナログの人はスキャンして全ページのデータを用意した時点で完成。
↓
【個人~複数】 動画の制作。
↓
【個人~複数】 動画を見ながら、自分の作品について語る。
↓
【個人~複数】 動画に音声を入れる。
↓
動画完成後、メンバーに全体を通しての感想をもらう。
↓
動画にメンバーの感想なども盛り込んで、映像完成。
↑まだここ。ネームは大変…。
11月ぶり、凛ちゃんに限っては10月ぶりのネーム会議です。
今回は合宿形式にして、みんなに意見を貰ったあと、その場で手直しの時間を設けてもう一回、というスタイルで進めました。
そろそろ本描きに入りだす面子もいるので、ここでさらっと、4人それぞれが一体どういう作品を目指しているのか紹介しておきたいと思います。
Q あなたは自分の作品を、読んでくれた人がどういう反応をする、もしくはして欲しい作品にしたいですか?
遊木
読後の爽快感やキャラの魅力より、読んだその人が、この漫画に対してどこかもやっとして、自分の価値観や考え方と一瞬でも向き合う機会を与えられる作品を目指していきたい。
(内容…まさかの学園ラブコメ…というのは嘘ですが、十代のキャラたちを題材に「人が人を好きになる」というテーマを、斜め45度からアプローチしていきます)
霧島
作品の見せ場で、主人公が言う台詞がこの作品の一番のポイント。このメッセージを漫画を通して読者に伝えていきたい。
(内容…イベントで販売した「手のひらの太陽」の世界観を引き継いだ、近未来もの。少年漫画の勢いで学校で起きた事件を解決します)
魁
強いメッセージを伝えるより、読んだ人が「にやっ」と思わず笑ってしまうような、それでもあまり見ない雰囲気の作品にしていきたい。
(内容…言わずもがなBL漫画。個性ある主人公が繰り広げる学園ほのぼの?ギャグ?的な内容で、個人的に主人公の女友達が好きです)
米原
娯楽的な意味で楽しんでほしい。ちょっときゅんとして、「かわいいなコイツら…」と思ってしまうような、そんな作品にしたい。
(内容…ファンタジー系ラブコメ。ネームの時点から描き込み度合いが半端ないので完成が楽しみ。やはりキャラデザなどに持ち味を発揮か)
合わせた訳ではないですが、全員がそれぞれ「愛」をテーマに作品を制作中です。
ありきたりのテーマと思いきや、4人ともまったく違うアプローチの仕方をしているので、4作品とも読み味が違う「ラブストーリー」になると思われます。
5~6月の完成を目指して頑張りますので、お楽しみに!

aki
現在じりじりとスキーブログを書き溜めている遊木です。
ひとつ前の須々木氏のブログにも書いてありましたが、先日はサイトに、新メンバーの夏野ちゃんを含む10人全員の、TOP絵ならぬTOP写真を更新しました。
質に関しては置いといて、なかなか本人の人間性が濃く出てる一枚のように感じました。
Random Walkは一分野に偏った集団ではないので、もちろんジャンルによって得意不得意がありますが、今後も定期的に全員でできる企画をやっていきたいです。
(各写真のタイトル、コメントはこちらからご覧になれます)
さて、話は変わりますが2/17~18にかけて、若干忘れられかけている「漫画制作ドキュメンタリープロジェクト」のネーム会議第4回を行いました。実は11月に3回目をさらっとやっていたのですが、確かこれはブログに書いていなかったような…。
【複数】 ドキュメンタリー全体のイメージを共有、方向性の決定。
↓
【個人】 各自、漫画の中身を考えプロットに起こす。
↓
【複数】 一度プロットの時点でお互いの内容を検証し合う。
↓
【個人】 プロット完成~ネームを作成。
↓
【複数】 ネームの段階でもお互いに検証。ここでは物語の内容というよりは、コマ割りやセリフの言い回しなど、やや技術的な面においての検証をする。
↓
【個人】 下描き、ペン入れ、トーン、写植など。
↓
【個人】 原稿完成。アナログの人はスキャンして全ページのデータを用意した時点で完成。
↓
【個人~複数】 動画の制作。
↓
【個人~複数】 動画を見ながら、自分の作品について語る。
↓
【個人~複数】 動画に音声を入れる。
↓
動画完成後、メンバーに全体を通しての感想をもらう。
↓
動画にメンバーの感想なども盛り込んで、映像完成。
↑まだここ。ネームは大変…。
11月ぶり、凛ちゃんに限っては10月ぶりのネーム会議です。
今回は合宿形式にして、みんなに意見を貰ったあと、その場で手直しの時間を設けてもう一回、というスタイルで進めました。
そろそろ本描きに入りだす面子もいるので、ここでさらっと、4人それぞれが一体どういう作品を目指しているのか紹介しておきたいと思います。
Q あなたは自分の作品を、読んでくれた人がどういう反応をする、もしくはして欲しい作品にしたいですか?
遊木
読後の爽快感やキャラの魅力より、読んだその人が、この漫画に対してどこかもやっとして、自分の価値観や考え方と一瞬でも向き合う機会を与えられる作品を目指していきたい。
(内容…まさかの学園ラブコメ…というのは嘘ですが、十代のキャラたちを題材に「人が人を好きになる」というテーマを、斜め45度からアプローチしていきます)
霧島
作品の見せ場で、主人公が言う台詞がこの作品の一番のポイント。このメッセージを漫画を通して読者に伝えていきたい。
(内容…イベントで販売した「手のひらの太陽」の世界観を引き継いだ、近未来もの。少年漫画の勢いで学校で起きた事件を解決します)
魁
強いメッセージを伝えるより、読んだ人が「にやっ」と思わず笑ってしまうような、それでもあまり見ない雰囲気の作品にしていきたい。
(内容…言わずもがなBL漫画。個性ある主人公が繰り広げる学園ほのぼの?ギャグ?的な内容で、個人的に主人公の女友達が好きです)
米原
娯楽的な意味で楽しんでほしい。ちょっときゅんとして、「かわいいなコイツら…」と思ってしまうような、そんな作品にしたい。
(内容…ファンタジー系ラブコメ。ネームの時点から描き込み度合いが半端ないので完成が楽しみ。やはりキャラデザなどに持ち味を発揮か)
合わせた訳ではないですが、全員がそれぞれ「愛」をテーマに作品を制作中です。
ありきたりのテーマと思いきや、4人ともまったく違うアプローチの仕方をしているので、4作品とも読み味が違う「ラブストーリー」になると思われます。
5~6月の完成を目指して頑張りますので、お楽しみに!

aki
並べてみると案外面白い。
須々木で~す。
1年くらい前から行こう行こうと言ってようやく成立したスキー旅行も、様々なネタを生み出しつつ大盛況のうちに終了し、夏にもちょっと旅したいなあとか、来年はもっとたくさんでスキー旅行したいなあなどと思っています。
なお、今回の旅の模様については、いろいろと残っている記録を代表がまとめている様子。
近々アップされると思うのでお楽しみに~
さて、話は変わり、今月後半はサイトのトップを写真のランダム表示にしています。
いままでは原則としてイラスト担当がトップ絵を描いて表示していましたが、今年は今のところちょっと趣向の違うものが続いています。
1月から掲載していた、“新年”をテーマにして・・・いるんだかなんだかよくわからないやつ(TOP絵ギャラリー参照)も、今回の写真も、メンバー全員参加企画です。
うちのサークルは、イラストを描く人がいれば、音楽をつくる人がいて、シナリオ書く人もいて・・・などと、ジャンルというか、表現スタイルがバラバラなので、統一的にやる機会はあまり持ってこなかったのですが、最近連続で続いている、「全員参加型」は個人的に結構面白かったりします。
何が面白いかと言うと、みんなの性格的な違いがなかなかよく反映されているのが面白いです。
サークルメンバーだからこそ感じる部分が多いと思いますが、このくらいまとまっていて、同時にこのくらいバラバラな集団(良い意味で)なんだなあと。
クオリティーとしてはもちろん色々と難があったりもしますが、それでも「なるほど、そう来たか!」という新鮮な驚きがあるのは、やっぱりいいもんです。

※より大きな画像とコメントはこちらより!
そんなわけで、ほどよく創作意欲を刺激されつつ、作業に戻るか!
あと、デジカメ買わなきゃ!
sho
1年くらい前から行こう行こうと言ってようやく成立したスキー旅行も、様々なネタを生み出しつつ大盛況のうちに終了し、夏にもちょっと旅したいなあとか、来年はもっとたくさんでスキー旅行したいなあなどと思っています。
なお、今回の旅の模様については、いろいろと残っている記録を代表がまとめている様子。
近々アップされると思うのでお楽しみに~
さて、話は変わり、今月後半はサイトのトップを写真のランダム表示にしています。
いままでは原則としてイラスト担当がトップ絵を描いて表示していましたが、今年は今のところちょっと趣向の違うものが続いています。
1月から掲載していた、“新年”をテーマにして・・・いるんだかなんだかよくわからないやつ(TOP絵ギャラリー参照)も、今回の写真も、メンバー全員参加企画です。
うちのサークルは、イラストを描く人がいれば、音楽をつくる人がいて、シナリオ書く人もいて・・・などと、ジャンルというか、表現スタイルがバラバラなので、統一的にやる機会はあまり持ってこなかったのですが、最近連続で続いている、「全員参加型」は個人的に結構面白かったりします。
何が面白いかと言うと、みんなの性格的な違いがなかなかよく反映されているのが面白いです。
サークルメンバーだからこそ感じる部分が多いと思いますが、このくらいまとまっていて、同時にこのくらいバラバラな集団(良い意味で)なんだなあと。
クオリティーとしてはもちろん色々と難があったりもしますが、それでも「なるほど、そう来たか!」という新鮮な驚きがあるのは、やっぱりいいもんです。

※より大きな画像とコメントはこちらより!
そんなわけで、ほどよく創作意欲を刺激されつつ、作業に戻るか!
あと、デジカメ買わなきゃ!
sho
