心理特性を利用した悪質な説得術にはまらぬよう注意!
自己防衛しないと騙される
先日、知人宅にオレオレ詐欺電話がかかってきて
ギリギリのところで防ぐことができました。
クレーマー・詐欺師や悪質なセールスで
よく使われる説得術は以下の通りです。
基本的な手口をあらかじめ知っておき
騙されて以下の手口にはまらぬように。
覚えておいて損はありません!
1.フットインザドア(段階要請法)
小さなな要請からスタートし大きな要請をしてくる。
例 〇〇救済に署名をお願いします。
と最初小さい要請を求められる。
署名くらいならと応じると、次に
大きな要請(本当の狙い)募金をお願いします
いってくる。
※今なら新宿や渋谷などターミナル駅前などの街頭で
声をかけてくる人物には要注意。相手にするな
2.ドアインザフェイス
最初にわざと大きな要求をし、断られると
本来の目的である要求をしてくる。
例 どうしても明日までに100万円が必要なんだ。
人助けだと思って貸してくれと言われ
さすがに100万は無理だと答えると
じゃあ10万円でいい、後は何とかするから
貸してくれとくる。依頼された方は10万ならと思い
貸してあげてしまう・・・
例 絵の販売展示会を通り沿いでやっていて
ちょっとだけでいいから見ていってと言われ
中に入ると、ものすごく高い絵の購入をすすめられる。
断ると、その5分の1くらいのものをすすめてくる。
しかしその絵は、もともと大した価値のない絵、
コピーの絵を高い価格での購入を迫られる。
※道を歩いていて絵の販売展示会の声をかけてくる
ケースは、まずボッタクリを警戒しておく
3.ローボール
最初に魅力的な条件(ローボール)を提示し
相手が受け入れたら、その後で少しずつ不利な条件を
小出しに付け加えたりしてきて、結局不利な条件を
のませてくる。
例 車・携帯・保険・パソコンやネットwifi関連の
「契約」について、今ならこんなに安く手に入りますよ!
と言われて「契約します」と言うor内諾すると、
実は付随費用(工事費用、手数料など)が
後からどんどん小出しに追加提示され、
結局ものすごい高い買い物を
させられることとなるので注意。
※長期契約で縛りがついて簡単にやめられず
途中解約すると高い違約金がかかるケースが多い。
最初から違約金狙いで儲けている悪徳企業は意外に多い
📚
ロバートチャルディーニ「影響力の武器」
から、注意すべき点は以下の6つ
説得や購入の悪用として利用されうる。
うすっぺらいネット系通販、
怪しい宗教、保険勧誘、マルチ商法まがいの
ビジネスで現在も使われている。
★返報性
★コミットメント
★社会的証明
★好意
★権威
★希少性
詐欺師ほど信用させようと印象操作を行って
綺麗すぎる外見を取り繕ってくると
心得ておこう。
出来過ぎたストーリーには必ず裏がある。
<過去記事>
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